貸切向きの空間、要望への対応力で二次会を獲得

ぐるなびWEDDING 二次会

cafe bistro Serendipity

埼玉・大宮

通常営業で提供している7種類のコースを活用

大宮駅西口から徒歩２分のビル４階に２０１５年オープン。オーナーシェフの大渕裕太氏は、近年、カジュアルでリーズナブルな結婚式二次会の需要が高まっていると感じ、独立にあたり二次会を獲得できる店を目指した。「使い勝手を考え、『駅近』『30～40名を収容できる、仕切りや柱の少ない空間』を条件に物件を探しました」と大渕氏。料理はカジュアルフレンチで、「オニオングラタンスープ」（６３７円）や「山形牛サーロインのステーキ」（２７８６円）などが売りになっている。

二次会では、通常営業用のコース（３８００～５８００円の７種類。すべて飲み放題付き）を、ビュッフェスタイルで提供。披露宴と二次会の両方に参加する人が多い場合は、品数を抑えたリーズナブルな３８００円のコース、二次会のみ参加する人が多い場合は、ボリュームのある５０００円のコースが人気だ。基本は２時間制だが、１人プラス５００円で30分延長も可能にしている。

下見に来た人には、コース内容などを伝えつつ、“何をやりたいか”を引き出すことに重きを置いている。「どんなカップルも披露宴でできなかったことがあるはず。それを聞き出し、どうやって反映させるかを考えています」と大渕氏。過去には、「不思議の国のアリス」の世界観が好きなカップルのため、天井から椅子を逆さ吊りにしたこともあるなど、要望に合わせた演出や空間づくりにこだわっている。こうしたていねいで柔軟な対応が奏功し、下見からの成約率は７割。オリジナルデザインのウエディングケーキ（１万円～）や似顔絵付きウエルカムボード（１万円）などのオプションも豊富に用意しており、多く利用されている。

これらのサービスをアピールすべく、オープン数カ月後から「ぐるなびウエディング」に加盟。「飲食店での二次会は、ぐるなびを使って探す方が多いのではと考えました。期待どおり、問い合わせも徐々に増えています」と、大渕氏は笑顔を見せる。

現在は、平均で月８件、多い時は15件の二次会を獲得。「二次会で選ばれるための最大のポイントは“店への信頼感や安心感”だと考えています」と語る大渕氏。今後も、ホスピタリティを大切にし、思い出に残る演出を提案して、予約獲得につなげていく。