Bistro & bar BRAMARE(東京・六本木)
太陽のドレッシング&松茸塩のセット
(太陽のドレッシング250g×2本、松茸塩30g×1個のセット。5,400円)
すり下ろしたタマネギとニンジンをたっぷり使った、しょうゆベースの「太陽のドレッシング」。あっさりしつつもコクがあり、肉料理などにも合う。松茸の香りが楽しめる「松茸塩」も用途は広い。ともに1本売りにも対応
消費期限を伸ばす工夫をし、手土産商品として改良
厳選した季節の素材を使うフランス料理と、オーナーソムリエの金子広見氏が提案するワインのマリアージュが楽しめる「Bistro & bar BRAMARE」。2011年のオープン以来、50代の男性を中心にアッパー層を集客している。
当初、手土産商品はなかったが、店内メニューのサラダに使っていたドレッシングが好評で、要望があれば瓶詰めして販売していた。「タマネギやニンジンを手作業ですり、ほどよく食感を残したしょうゆベースのドレッシングです。素材の味を感じやすいように、あえて酢は使っていません」と、金子氏は語る。一方で、コクを出すために生卵を使っていることもあり、消費期限が数日しかなく、手土産向きではなかった。そんななか、来店客の声から手土産としてのニーズの高まりを感じた金子氏は、2014年春に商品の改良に着手。「生卵ではなく、ひまわり油でコクを出すなど工夫を重ね、消費期限を30日まで伸ばすことができました(専門業者での検査済)」と金子氏。“ひまわり油”と“太陽の恵みで育った野菜”から「太陽のドレッシング」と命名した。
同じ時期に、店で提供する夏季限定メニュー「枝豆の冷製ポタージュ」用に開発したのが「松茸塩」だ。「カクテルの『ソルティ・ドッグ』のように、カップの縁にのせて味の変化を楽しんでもらうため作った塩です」と金子氏。中国・雲南省で採取した風味豊かな松茸をフリーズドライし、不純物が少ないフランス産の粗めの海塩と混ぜて細かく挽いたもの。味や風味はもちろん、「松茸×塩」の珍しい組み合わせも売りになると考え、これを「太陽のドレッシング」とセットで販売することにした。
こうして、2014年秋ごろから「太陽のドレッシング&松茸塩のセット」(ドレッシング2本、松茸塩1個/5400円)をHPで販売。常連客を中心に好評を得るなか、2017年、さらなる販路拡大を狙って「接待の手土産」にも掲載した。品評会では、秘書に試食をしてもらい、ドレッシングのおいしさや松茸塩の珍しさが高評価を獲得。見事に入賞を果たした。
現在、単品(ドレッシングは972円、松茸塩は2160円)でも販売しており、売上は上々。「お店の集客と違って、ネット販売は天候などに左右されません。今後、手土産事業を売上の軸にしたい」(金子氏)と、期待を寄せている。
東京都港区六本木5-8-2 HEIBONビル B2
https://temiyage.gnavi.co.jp/item/00000833/
■レストラン
https://r.gnavi.co.jp/mhpm45pm0000/
六本木の繁華街に位置する全14席のフランス料理店。契約農家から仕入れる野菜をはじめ、素材にこだわったコース(1万円~)などを提供する。