飲食店の集客アップツール&方法18選!新規客&リピーター獲得のポイント解説

飲食店にとって「お店を知ってもらう」ことが集客の第一歩。どのような戦略で広報活動を行えばいいのでしょうか。集客アップに必要な基礎知識を紹介するとともに、SNS・GBPなどの情報戦略やチラシ・看板など、12の集客ツールを具体的に挙げ、強みや弱み、特徴、活用ポイント、事例などを紹介していきます。

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今日からできる!飲食店の集客アップ術

飲食店にとって一番の関心事「集客」について、効果的な手順や方法を解説します。集客力を高めるための4つの手順とそれぞれのポイント、集客につながる8つのアイデアのほか、新規客とリピーターそれぞれを獲得するために効果的な118種類の手法・ツールについても紹介します。

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目次
・集客の手順とポイント
・集客アップのアイデア
・集客ツール(新規客向け)12選
・集客ツール(リピーター向け)6選
【まとめ】複数施策の相乗効果を狙おう!

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集客の手順とポイント

飲食店の集客における手順は大きく分けて以下の4ステップです。

(1)現状把握と磨き込み
(2)新規客の獲得
(3)リピーターの獲得
(4)店づくりの軌道修正

それぞれ、効果的に進めるためのポイントを解説します。

(1)現状把握と磨き込み

まず最初にすべきなのが己を知り、実力を磨くこと。そのために行うべきことは、

①コンセプトやターゲットの明確化
②現状分析とQSCの磨き込み
③競合分析と優位性の磨き込み

です。

①コンセプトやターゲットの明確化
飲食店の集客における第1歩は“自分を知ること”、つまり、コンセプトを明確にすることです。もし、コンセプトの決め方がわからないという場合は、以下の質問に答えてみてください。

1.Why?(なぜ?)
何を目的に飲食店を開業しますか?

2.Who?(誰が?)
どんな人が何人で調理やサービスをする店ですか?

3.Whom?(誰に?)
どんなお客様をターゲットにしますか?

4.When?(いつ?)
どんなシーンで利用してもらいますか?

5.Where?(どこで?)
どういう立地・物件・空間で営業しますか?

6.What?(何を?)
どんな料理・ドリンク・コースを提供しますか?

7.How?(どのように?)
どんな接客スタイル・演出・サービスを行いますか?

8.How much?(いくらで?)
客単価はいくらくらいですか?

上記は、コンセプトの根幹をなす「6W2H」の8つの問いです。これらの問いへの答えをまとめたものが、あなたのお店のコンセプトといえます。

ポイントは、8つの問いの中で一番重要だと思っているものや、最初に決まっているものを起点に、それ以外の問いへの答えを考えることです。例えば、ある物件での出店が決まっている場合や、店を任せたい料理人がいる場合など、8つの中で変えられない(変えたくない)事項を最初に埋め、それがビジネスモデルとして成立するために、ほかの問いにどんな答えを入れるべきかを考えましょう。

コンセプトを決める上で、注意すべきことは、“独りよがりのコンセプト”になっていないか、です。8つの問いの答えには整合性があって、一見するとしっかりしたコンセプトに見えても、それが消費者目線でニーズがなければ集客は期待できません。「自分がいいと思う店づくり」だけでなく「消費者(社会)が求める店づくり」という視点を必ず持つようにして、第3者の意見なども聞きながらコンセプト設計や業態開発を進めましょう。

②現状分析とQSCの磨き込み
次に、明確にしたコンセプトとお店の現状が合っているかをチェックします。すでに営業している店でも、これからオープンする店でも考え方は一緒です。

チェック項目は以下の8つです。

1:出店エリア
2:物件
3:店舗内外のデザイン
4:扱う食材
5:メニュー(料理・ドリンク・コース)の内容
6:価格設定
7:接客・サービス
8:クレンリネス


上記が、コンセプトに合っているか、もし合っていないなら、何が原因かを分析し、改善策を実行し、また分析するというPDCAサイクル(Plan→Do→Check→Action)を回します。

もし、1や2がコンセプトに合っていない場合は、業態変更や店舗移転を含めた抜本的な見直しが必要です。また3~8については、コンセプトに合っていることも重要ですが、それだけで満足してはいけません。なぜなら、これらは、飲食店の集客力の屋台骨となる「QSC」(Quality・商品力、Service・サービス、Cleanliness・クレンリネス)に直結する要素だからです。それぞれを磨き込み、お客様の期待を上回ることが、集客力アップにつながるはずです。

この「QSCを磨くPDCAサイクル」を回す上で、経営者に必要な視点が2つあります。

・しっかり売上・利益が出る構造になっているか
・現場に負担がかかりすぎていないか

です。たとえ繁盛していても、利益がほとんど出ていなかったり、現場のオペレーション負荷が高すぎてスタッフが疲弊し、モチベーションが下がるような運営スタイルになっている場合、一時は集客できても長期的かつ安定した経営は難しくなります。「集客」だけに目を向けるのではなく、全体のバランスを見ながら店づくりを進めましょう。

③競合分析と優位性の磨き込み
もう一つ、集客に大きな影響を与えるのが競合店の存在です。周辺エリアにはどんな競合店が何店舗くらいあるか、競合の「6W2H」は何か、自店の優位性はどこにあるかを分析することも重要。優位性が明確であれば、それを維持・向上させるPDCAサイクルを回し、明確な強みがなかったとしても、複数の「少しだけ他店より優れた面」を積み重ねることで優位性をとることはできます。

もちろん、「優位性が見つけられない」と思うような強い競合店もあるかもしれません。それでも、競合が取り逃している客層や、あなたのお店のファンになって通ってくれる人もいるはず。そういうお客様との何気ない会話などから、競合ではなく自店が選ばれた理由、つまり優位性を見つけ出し、それを磨いていきましょう。

ここまでご紹介した「現状分析」「QSCの磨き込み」「優位性の磨き込み」ができていれば、自信をもってお客様を呼べる状態、つまり安定した集客の土台づくりはできたといえます。

(2)新規客の獲得

ここからが集客アップ施策の本番です。いくらいい店を作ったとしても、効果的な情報発信ができなければ、お店の存在を知ってもらうことはできません。

情報発信は、新規客向けとリピーターに分けて施策を考えることが重要です。新規客の主脚施策に使う手法・ツールについては、店のターゲットに情報を届けるためには何がよいのか、という視点で考えるとよいでしょう。ただ、ターゲットに関係なく、全方位に効果を発揮するツールも重要。なぜなら、コンセプト設計時は想定していなかった客層が興味を持ってくれる可能性があるからです。

情報発信の方法には、以下の通りさまざまな方法・ツールがあります。

・グルメサイト(楽天ぐるなびなど)
・SNS(Instagram、TikTok、X、Facebook、YouTubeなど)
・Google(Googleビジネスプロフィール)
・ホームページ
・外国人向けサイト(トリップアドバイザーなど)
・チラシ(ポスティング、折り込みなど)
・デジタル広告
・アナログ広告
・店頭でのアピール
・プレオープンイベント(メディア試食会など)
・来店客への情報拡散促進
・店外での活動(祭やフェスなどへの屋台出店、百貨店の催事出店など)
・周囲のホテルや飲食店などと連携した相互送客施策


それぞれにメリットや特性がありますので「 集客ツール(新規客向け) 」の章で紹介します。

(3)リピーターの獲得

効果的な情報発信で新規客を獲得したら、それをリピーターに変えていくことが重要です。そのために必要なのが、

①来店時の顧客満足度の最大化
②顧客情報の取得
③顧客情報を使ったリピート促進


です。

①来店時の顧客満足度の最大化
リピーターを作る最大のポイントが、顧客満足度の最大化です。つまり、多くの飲食店の中から自店を選んでくれたお客様に対して最高のおもてなしをして「また来たい」と思ってもらうことです。

そのために、最も重要な役割を果たすのが現場のスタッフたちです。料理のレシピや接客マニュアルは会社が用意できますが、実際に料理を作り、お客様にサービスするのはスタッフです。だからこそ、経営者ができることは、スタッフたちが、最高のパフォーマンスをできるような環境を整えてあげることです。

現場スタッフが最大出力で活躍できるような人材採用・育成・マネジメント・チーム作り・生産性の向上などが重要です。

②顧客情報の取得
顧客満足度を最大化した上で行いたいのが、顧客情報の獲得です。ここでいう顧客情報とは、再アプローチを行うための連絡手段になりえるものです。

具体的には、

・メールアドレス
・LINE(友だち登録)
・電話番号
・住所
・自社アプリへの登録


などがあげられます。また、直接連絡する手段ではないですが、間接的に情報を届ける手段になりえるのが、

・SNSのフォロー
・YouTubeのチャンネル登録


です。

こうした情報を取得する方法として、

・ネット予約/顧客台帳システムの活用(電話番号、メールアドレス)
・モバイルオーダーやLINE会員(LINE)
・自社アプリ会員登録
・会員カード(住所、電話番号)
・SNSフォローやチャンネル登録の特典サービス


などがあげられます。

③顧客情報を使ったリピート促進
顧客情報を取得したら、リピート促進に活用しましょう。顧客情報ごとに活用方法やメリット・注意点があるので、「 集客ツール(リピーター向け) 」で紹介します。ただ、どのツールを活用する場合も、頻繁なアプローチは不快感につながり逆効果なので注意が必要です。

(4)店づくりの軌道修正

「QSC磨き」「新規客獲得」「リピーター獲得」の施策を続けながら、定期的に行いたいのが、店づくり全体の見直し・軌道修正です。

経営が軌道に乗ったとしても、時の流れとともに顧客ニーズと店のコンセプトにずれが生じて集客力が下がることがあります。その兆候がわかりやすく出るのが

・メニューやドリンクごとの注文率

です。メニューのABC分析を行って入れ替えを行うなど、軌道修正を行いましょう。

注文率以外にも、

・客層
・利用シーン
・ピークタイム
・回転率(滞在時間)
・予約率
・客単価

などは、お客様のニーズや行動の変化をキャッチできる指標です。また、お客様との会話から出た要望やアンケートの回答なども参考になるはず。名物メニューなど変えてはいけない要素もありますが、顧客ニーズに合わせて変化していく姿勢も重要です。

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集客アップのアイデア

ここでは、集客をできるだけ高めるための工夫やアイデアを8つ紹介します。

①ピークタイム分散施策
ハッピーアワー、深夜割、二次会コース、混雑する時間帯以外での特別サービスなど。ピークタイムを分散させることで集客数の全体量を上げることができます。

②集客ダウン補てん策
雨の日や月曜日など、集客が落ちやすい日の限定サービス。来店したくなる動機づけをすることで集客力をカバーします。

③営業中の活気で入店促進
全面ガラス張りにすることで店内の活気を外に伝えたり、調理場を入り口付近にすることで、調理の様子や音、匂いなどの“シズル感”をアピール。ただし、お客が入っていない場合に逆効果だったり、路面店でしかできなかったり、フリー客が少ない立地では効果が出にくいなどの注意点があります。

④情報拡散施策
情報拡散されそうなトレンドメニューや盛り付け、ビジュアルにこだわったメニューを用意。口コミやSNSへの投稿を促すような取り組みを並行して実施する。

⑤食材などの希少性での集客
希少な食材や部位、お酒の銘柄など、「この店でないとなかなか味わえない」という特別感を演出することで集客する。

⑥働く人の魅力をフックに集客
店長やスタッフなどのファンになってもらうよう、スタッフとお客様の接点を増やす施策や、スタッフが積極的にお客様と会話するように促す施策を行う。属人的な店づくりになるのが注意点。スタッフの入れ替えなどにより、集客力が下がるリスクがあります。

⑦外販による認知度アップ施策
テイクアウトやデリバリー、EC、外部出店などにより、認知度を高めてお店の集客力を高ま素。外販向きの商品があり、外販事業単体で採算が立つことが重要。あくまで、外販の売上の副産物として実店舗の集客力アップがある、と考えた方がよいでしょう。

⑧コラボレーション企画
他業種の企業などとコラボレーションすることで、別のマーケットの客層にお店を知ってもらうことができます。それぞれの顧客が潜在的に抱えているニーズに親和性があって、シナジーを生めるかが成功のポイントです。

集客ツール(新規客向け)12選

新規客に自店の情報を届ける主な手段・ツールについて、それぞれのメリットや注意点、どういうターゲットに向いているかを紹介します。

①グルメサイト(楽天ぐるなびなど)への掲載

【メリット】
・関連キーワードで検索した場合、上位に表示されやすい
・ネット予約やクーポンなどさまざまな機能が使える
・専任の担当者がサポートにつく
【デメリット】
・一定のコストがかかる
・口コミの内容や点数などが集客に悪影響を及ぼす場合がある

グルメサイトを活用すると、関連キーワードで検索した場合に上位に表示されやすく、ネット予約、クーポンなどの機能を活用することも可能です。掲載料は、だいたい月額1~5万が相場ですが、サイトによっては10万円を超えるプランもあります。「楽天ぐるなび」の場合は、専任の担当者が付き、運用面でのサポートがあるのも特徴。料金体系は、「スタートプラン」(無料)、「ライトプラン」(月額11,000円)、「ベーシックプラン」(月額33,000円)の3種類で、それぞれで集客につながるさまざまなツールを使うことができます。詳細は→「ぐるなび加盟プラン」

②SNS(Instagram、TikTok、X、Facebook、YouTubeなど)での発信・配信

【メリット】
・低コストで運用できる
・情報が拡散されやすい
・リピート促進ツールとしても使える
・ターゲットを絞った広告(有料)の打ち出しが可能
【デメリット】
・継続的に運用しないと効果が出にくい
・悪い情報も拡散されやすい

近年、飲食店の集客において成功させるために活用度が高まっているのがSNS。利用者が増加していることや、無料、もしくは低コストで情報発信でき、飲食店のSNSに登録やフォローしてもらうことでリピート促進ツールとしても活用できることが利用増加の理由です。また、地域、年齢、性別などターゲットを絞り込んで広告(有料)を打ち出すことができるのも特徴といえます。一方で、短期的に集客力を高めるツールではなく、継続的に運用していく中でフォロワーが増え、集客効果が高まっていく傾向が強いので、定期的に情報を発信して、フォロワーを獲得していくことが成功のポイントといえます。

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主なSNSツールの特徴は以下の通り。

★主なSNSの特徴
■Instagram
コスト:
無料(広告は除く)
運用のポイント:写真投稿がメインのSNSなので、メニューやお店の雰囲気などビジュアル的に魅力のある情報を伝えるのに効果的。投稿内容と関連の高いワードをハッシュタグに付けることで、飲食店を探しているユーザーに見つけてもらいやすくなる。来店客が撮影した写真が拡散され、集客につながる可能性もあるため、撮影を促すような取り組みとセットでフォローを促すのもアイデアとして有効。

■Facebook
コスト:
無料(広告は除く)
運用のポイント:基本情報を掲載しつつ、最新ニュースを配信できるため、飲食店のホームページの代わりになるツール。ほかのSNSと比べて若年層の利用率が低く、拡散力は弱め。実名で登録するため、情報の信頼性が高いと認識されやすいのが特徴。

■X(旧:Twitter)
コスト:
無料(広告は除く)
運用のポイント:リツイート機能による拡散力が高い。手軽に発信できるため、リアルタイムで当日のお得な情報や空席情報などを配信するのに適している。情報を拡散しやすいため、不用意な投稿が評価を落とすきっかけにもなる点は注意が必要。

③Google(Googleビジネスプロフィール)のMEO対策による露出強化

【メリット】
・無料で活用できる
・Google検索やGoogleマップへの表示による訴求効果
・レビューや口コミ機能がある
【デメリット】
・掲載情報のカスタマイズの自由度が高くない
・継続して情報を更新する必要がある

Google検索やGoogleマップに店舗の情報を表示させる無料サービス。写真や動画などの掲載も可能で、ユーザーに地図上から店を見つけてもらえるのが特徴です。レビューや口コミ機能のほか、ホームページや飲食店検索サイトと連携して集客につなげることもできます。一方で、店が投稿した写真のうち、「これをトップ画面に表示させたい」といったカスタマイズができなかったり、情報をこまめに更新していないと、Googleマップ上で目立つように表示されなくなってくるので、利用の際は注意しましょう。

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④ホームページでの発信

【メリット】
・ユーザーに信頼感を与えられる
・自由にコンテンツを作成でき、差別化できる
・店のブランドを強化できる
【デメリット】
・集客の即効性には欠ける
・SNSや飲食店検索サイトと連動しないと認知されにくい
・サイト運営のためのコストや労力がかかる

ホームページは、細かな構成まで店舗側で設定できるので、店をブランディングしたり、グルメサイトなどと差別化することができます。さらに、SNSやグルメサイトとリンクさせることで相乗効果も狙えます。一方で、他の集客方法と比較すると、ややコストがかかる傾向にあり、初期費用が数十万~数百万円かかり、毎月の運用コストも数万円かかるケースも。コストを抑えたい場合はブログから始めるのも効果的です。

⑤外国人向けサイト(トリップアドバイザーなど)への掲載

【メリット】
・全世界に向けた拡散力
・主要機能は無料で利用できる
・「信頼」の証になる
【デメリット】
・口コミの削除などが自由にできない
・情報の更新が都度必要

⑥デジタル広告

【メリット】
・ターゲットを絞りやすい
・訴求効果が高く、範囲も広い
・即効性が高い
【デメリット】
・コストがかかる
・長期的な効果は薄い

広告は、大きくデジタルとアナログに分けられます。デジタル広告には、検索エンジンで特定のキーワードを検索したユーザーに、関連する広告を検索結果の画面に表示する「リスティング広告」のほか、テレビ、ラジオにおけるCM、各種SNSやYouTubeなどを使った広告があり、それぞれターゲットを絞って情報発信ができるのが特徴。アナログ広告には、雑誌や新聞、コミュニティーペーパー、駅の看板広告などがあります。費用はメディアによってさまざまだが、継続して広告を出し続けるとコストが増大していくため、短期的な集客戦略に向いています。

⑦アナログ広告

【メリット】
・インターネットに慣れていない層への訴求効果が高い
・紙媒体のため、手元に保管してもらうことができる
・飲食店の周辺エリアでの集客戦略に向いている
【デメリット】
・デジタル広告のように、ターゲットを絞れないため、無関心層にもアプローチすることになる
・クレームにつながる可能性がある
・ほかのチラシに埋もれないためのデザインやキャッチコピーの工夫が必要

チラシは、近隣住民への認知やWebを使わない層へのアプローチ手段として有効です。チラシのデザインや印刷などにコストがかかりますが、ホームページの運営や広告などに比べるとコストは抑えられます。ホームページ、グルメサイト、SNSのアドレスなどを掲載して相互連携することで集客力アップが狙えます。周辺の他店にチラシを置いてもらうことも効果的。一方で、無関心層にとっては望んでいない情報を強制的に届けられる不快感や、配布する相手との接触を想起させるなどして、クレームにつながる可能性があることを考慮しましょう。このほか、新聞などへの折り込みチラシは高齢者層へのリーチ率が高いですが、購読者数が年々減少していることなどは考慮する必要がありそうです。

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⑧店頭でのアピール

【メリット】
・視認性向上による、フリー客の獲得
・訴求が成功すれば、そのまま入店につながる
【デメリット】
・店の前の通りの人通りの多さによって効果が変わる

フリー客獲得に効果的なのが店頭でのアピール(声掛け、看板、ファサード、店頭でのテイクアウト販売など)です。ファサードについては、清潔にしておくことは大前提として、視認性を高めたり、店の業態や売りを象徴するオブジェなどを配置することで、印象を残すアイデアも有効。看板は約5,000円から購入することができますが、電飾の付いたものやデザイン性が高いものは安くても数万円はかかります。店の前を通る人に飲食店だと認識させて、業態や看板料理、価格帯、利用シーンなどの情報がイメージできるようにすることが成功のポイントといえます。

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⑨プレオープンイベント(メディア試食会など)の開催

【メリット】
・認知の拡大
・信頼の獲得
・オペレーションの最終確認ができる
・メディアが撮影した画像など良質なコンテンツ(素材)の確保
【デメリット】
・PR会社への依頼料などのコスト
・負の情報拡散のリスク
・ターゲットのミスマッチによる効果ダウン
・現場への負荷増大

「ただ無料で食べてもらう」のではなく、「誰に(どの媒体に)、何を伝えてほしいか」という意図を明確にしておくことが重要です。例えば、メディア向けであれば、お店のコンセプトや「背景にあるストーリー」を資料で渡したり、インフルエンサー向けであれば、写真が撮りやすい照明や、盛り付けの演出を工夫するとよいでしょう。イベントを行わないまでもメディア向けにプレスリリースを配信する、という手もあります。

⑩来店客への情報拡散(投稿、口コミなど)の促進

【メリット】
・ユーザーが感じる情報への信頼度が高い
・知り合いとの来店やリピートにつながりやすい
【デメリット】
・情報が拡散するかどうか不確定要素が高い
・悪評も広がりやすい

現在の来店客が新規客を連れてくる、もしくは知り合いなどに来店をすすめてもらうように促す取り組みは効果的。知り合いを連れてくると割引にするサービスや、口コミにつながりそうなインパクトのあるサービスや料理を用意するのも一案です。紹介された人は、知人の紹介なので来店へのハードルが下がります。一方で、来店客が口コミを広げてくれるかどうかがについては不確定要素が強いことや、口コミの誘導に力を入れると良い評判と同様に悪い評判も広がりやすいことは気を付けましょう。

⑪店外での活動(祭やフェスなどへの屋台出店、百貨店の催事出店など)

【メリット】
・新規客の増加
・ブランド力の向上
【デメリット】
・利益率の圧迫
・店舗運営のクオリティーの低下

⑫周囲のホテルや飲食店などと連携した相互送客施策

【メリット】
・コストがあまりかからない
・信頼性の確保
【デメリット】
・紹介の不均衡が発生する
・お礼(紹介料など)の設計が難しい

集客ツール(リピーター向け)6選

次に、リピーターを獲得するための情報を発信する主な手段・ツールについて、それぞれのメリットや注意点、どういうターゲットに向いているかを紹介します。

①メールによる来店促進

【メリット】
・定期的に配信することで顧客の囲い込みができる
・SNSでは発信しきれない詳細な情報などを伝えられる
【デメリット】
・メールアドレスを取得する必要がある。
・SNSの普及により、プライベートシーンでのメール活用度が年々下がっている
・配信する内容や頻度によっては、迷惑メールに登録される可能性がある

リピーター向けに、より詳細な情報を発信するツールとして有効。ただ、来店客のメールアドレスを獲得し、メールマガジンの配信の許諾をもらう必要があります。ぐるなびの「レストランメール」のように、性別や年齢などの条件で送信先を絞り込んで配信するサービスを活用するのも効果的です。

②特典付き会員カードやクーポンの発行スタンプカード

【メリット】
・コストがあまりかからない
・特典目当てにリピートを増やすことができる
【デメリット】
・入会してもらうための工夫が必要
・無くしたり、忘れられる可能性がある

飲食店のリピーター向け施策として有効なのが、ポイントカードやスタンプカードなどの店の会員カード。「料理1品サービス」「特別割引」などの特典を付けることで、ポイントやスタンプを貯めることが来店動機の一つとなり、リピートを促進できます。費用もあまりかけずに導入できるのもメリット。逆に、会員になってもらうための工夫や特典のアピールが必要で、会員になっても特典が魅力的ではなかったり、特典を獲得するまでに必要な来店回数や利用金額の設定が高すぎるとリピートにはつながりません。

③DM(はがき)による来店促進

【メリット】
・クーポンなど、来店を促進するアイテムを同封できる
・既存顧客の囲い込みに有効
【デメリット】
・顧客情報(住所)の獲得が必要
・郵便物と同等の費用がかかる

郵送で届けるダイレクトメールもリピーター向けの施策。顧客の住所を獲得する必要があり、定期的に新しいコースやテイクアウト・デリバリーの情報などを送ることで利用につなげることができます。スマートフォンで情報収集をあまりしないシニアなどに対してのリピート促進ツールとして効果があります。ただ、1通60円前後なので、ターゲットの範囲を広げるとコストも増えていくことや、引っ越しなどによって関係性が切れてしまう可能性もあります。

④LINEによる来店促進

LINE公式アカウントの特徴は以下の通りです。

コスト:無料~月額1万5,000円(広告は除く)
国内利用者数:約9,600万人※2023年9月現在
利用者の年齢層:若年層~シニア層

運用のポイント:SNSの中ではリピーター集客向きのツール。アプリ内でポイントカード作成やクーポン発行などが可能で、登録したLINE会員に一斉に情報の発信が可能で、集客効果が期待できます。登録数を増やすための工夫や、ブロックを防ぐための工夫が重要です。

⑤店独自のアプリによる来店促進

【メリット】
・若い層に効果的
・さまざまな機能を付けられる
・ユーザーにとって利用のハードルが低い
【デメリット】
・シニア層には効果が低め
・メリットが感じてもらえないと簡単に削除(アンインストール)される
・顧客情報(名前、住所、メールアドレス)の獲得にはつながりにくい

店独自のアプリを開発して、会員カード替わりに活用する店舗も増えています。クーポンを配信したり、スタンプカードとしても使えるなど、多機能を装備させることで、より強く顧客の囲い込みができます。アプリを入れることに抵抗がない若い層に効果的。逆に、シニア層などのスマートフォンに慣れていない層には訴求効果が低く、抵抗感を示す人も少なくありません。若い層も、簡単にアプリを入れてくれる反面、簡単に削除(アンインストール)されてしまう可能性もあるので要注意。いかに機能を充実させて、顧客にメリットを感じさせるかが重要です。

⑥イベントの開催

【メリット】
・特別な来店動機の創出
・ファンの形成
【デメリット】
・通常営業のお客様への影響
・準備と運営の工数の増大

「料理教室」「解体ショー」「じゃんけん大会」「生産者との交流会」「曜日や月、周年などの特別イベント」などによる集客。こうした企画にはスタッフのアイデアや協力なしには成立しません。全員が前向きに取り組めて、顧客ニーズに合っていて、しっかりイベント単体で利益が出せるものが理想です。かつ、通常営業をしながら企画や準備を進めることになるので、現場のモチベーションを維持しながら負荷がかかりすぎないように考慮する必要もあります。

飲食店の集客成功事例

■グルメサイトの集客事例
東京・神田のワインバルでは、グルメサイトの「楽天ぐるなび」で効果的に集客しています。ぐるなびのプランナーからのアドバイスを基にコース設計を行い、ぐるなびページやGoogleビジネスプロフィールで効果的に情報を発信して、宴会シーズンの早期予約獲得に成功しました。
詳しくはこちら→早期の忘年会予約獲得に成功!神田のワインバル「BACCHUS」の情報発信術

■LINEの集客事例
東京・銀座の飲食店では、LINE公式アカウントでの配信でリピーター獲得に成功しています。友だち登録特典として「マッコリ1杯無料サービス」のクーポンを配信するほか、新メニューの情報や会員限定のクーポンなどを月1回ほどのペースで配信。友だち限定のフェアを行うなどしてリピート率アップにつなげています。
詳しくはこちら→飲食店のLINE公式アカウント、友だちを増やすには? 成功事例に学ぶリピーター獲得のコツ

■ファサードの集客事例
東京・神保町の居酒屋は、照明を生かしてファサード全体を立体的に浮かび上がらせるデザインで注目を集め、人気を呼んでいます。また、宮城・仙台の天ぷら酒場は、ファサード全体を覆うような大きなのれんを掲げ、インパクトある外観にすると同時に、店内の目隠しとしても機能させています。
詳しくはこちら→「店の“顔”を磨いて人を呼び込む! 魅せるファサードで集客UP!」

【まとめ】複数施策の相乗効果を狙おう!

これまでご紹介したように、飲食店の集客に必要なことは、
「現状把握」
「QSCの磨き込み」
「新規客への情報発信」
「リピーター獲得のための情報発信」
「店づくりの軌道修正」
です。

最後に、集客効果を最大化するためのポイントとリスクマネジメントについてご紹介します。

まず、集客力を最大化するためのポイントは、

・複数の施策・ツールによる相乗効果を狙う

です。

情報発信についてさまざまな手法・ツールを活用すると思いますが、それぞれを単独で動かすより、連動させたほうがより効果が出やすいです。例えば、LINE公式アカウントを活用して友だち限定の店内イベントを開催し、その様子を撮影した動画や写真をSNSで拡散させる、といった手法です。

そして、集客のリスクマネジメントについては、

・キャパシティオーバー対策
・キャンセル対策


が挙げられます。

「キャパシティオーバー」のリスクとは、集客しすぎて現場の処理能力を超えてしまい、オペレーションが崩壊してQSCのレベルが落ちたり、長時間のウエイティング、入店機会損失などで店の評判が下がってしまうことです。対策としては、グルメサイトの予約枠を時間帯ごとに細かく制限して、フリー客にも対応できるようにしたり、ピークタイムを分散する施策が有効です。

「キャンセル」のリスクは、飲食店にとって切り離せないテーマです。事前の連絡やキャンセルポリシーの提示、事前の一時金の支払いのほか、万が一キャンセルが出てしまった場合に、食材ロスや席稼働率の低下を食い止めるリカバー策を講じましょう。

飲食店の集客に必勝法はなく、店ごとに正解が異なります。QDCの磨き込みという大原則を守りつつ、自店に合った方法・ツールを効果的に活用して、集客アップを目指してください。

ぐるなびでは、グルメサイト「楽天ぐるなび」をはじめ、GoogleビジネスプロフィールやLINEの運用サポートサービスを用意するほか、インバウンド向けの「ぐるなび外国語版」などで、飲食店様の集客・認知度アップを強力にサポートいたします。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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