予約可能日時の開示やネット予約の導入が集客に効果あり!?~外食の予約動機~

ぐるなびでは、「外食の予約動機」をテーマにぐるなび会員にアンケートを実施。外食の予約をする理由として、「並んだり待ったりしたくない」「確実にその店で、その日時に外食したい」をあげる人が多かった。

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目次
「家族」「友人・知人」「仕事関係」「恋人」との外食に行った人の7割以上が事前に予約
希望条件に合わなかったとき、他店に行く割合は7割超。空席状況の開示が引き止めのカギに

 ぐるなびでは、「外食の予約動機」をテーマにぐるなび会員にアンケートを実施。外食の予約をする理由として、家族や友人・知人、仕事関係の人らとの外食で「並んだり待ったりしたくない」「確実にその店で、その日時に外食したい」をあげる人が多かった。

 また、予約しようとした店が希望条件に合わなかった経験を持つ人は約7割。そのうち7割超が、「希望条件に合う別の店を探して行った」と回答した。譲れなかった条件としては「希望日時に空席がなかった」「希望日時に予約を受け付けていなかった」「ネット予約ができなかった(他の方法なら予約できた)」との声も多く、ネット予約の導入、および希望日時の空席状況がスムーズにわかることが確実な予約獲得につながると考えられる。

 それでは以下より、ユーザーの予約動機や予約前の行動について、アンケート結果から見ていこう。

今回、紹介するデータは「外食の予約動機」(ぐるなび調べ)
回答者数 20~69歳の男女1126人
調査時期 2023年3月7日(火)~9日(木)
※アンケート結果は、「ぐるなびPRO for 飲食店(管理画面)」にログインした後、下記からダウンロードできます(ぐるなび加盟店のみ)。
アンケート結果レポート「外食の予約動機
※未加盟の場合は、下記をご覧いただき、お問合せください。

「家族」「友人・知人」「仕事関係」「恋人」との外食に行った人の7割以上が事前に予約

予約をしてから行った外食シーンとして、最も多かったのは「家族との外食」(50.7%)で、「友人・知人との外食」(41.9%)、「職場の人・仕事関係の人との外食」(23.9%)と続く。これら3つのシーンと「恋人との外食」(10.7%)は、予約をしてから行く人の割合が7割以上だった

 この1年の外食のうち「予約をしてから行った外食」のシーンをグラフにした(図1)。最も多いのは「家族との外食」(50.7%)で、続いて「友人・知人との外食」(41.9%)、「職場の人・仕事関係の人との外食」(23.9%)と続く。これら3つのシーンと「恋人との外食」(10.7%)では、それぞれのシーンで外食をした人の7割以上が予約をしてから行ったことがわかった。

予約してから行く割合が多かった4つのシーンの予約をした理由。いずれも「確実にその店で外食したい」「確実にその日時に外食したい」「並んだり待ったりしたくない」がトップ3になった

 予約してから行く割合の高かった図1の4つのシーンについて、予約をした理由を聞いた(図2)。すると、どのシーンにおいても「確実にその店で外食したい」「確実にその日時に外食したい」「並んだり待ったりしたくない」がトップ3に。

 シーン別に見ると、家族との外食では「並んだり待ったりしたくない」(54.8%)が最も多く、職場・仕事関係の人との外食では「確実にその日時に外食したい」(57.6%)、友人・知人、および恋人との外食では「確実にその店で外食したい」(53.2%/54.2%)がトップに。誰と外食に行くかによって、優先するポイントが微妙に異なることが浮き彫りになった。

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希望条件に合わなかったとき、他店に行く割合は7割超。空席状況の開示が引き止めのカギに

予約をしようとした店やプランが希望条件に合わなかったことがある人の割合は約7割。条件が合わなかった場合、「別の店を探して行った」が7割以上に達した

 また、予約をしようとした店が希望条件に合わなかった経験の有無と、その後の行動について調査した(図3)。予約をしようとした店やプランが希望条件に合わなかった経験をした人の割合は約7割。条件が合わなかった場合の行動として「別の店を探して行った」が7割以上に達し、条件と合わない場合は別の店に行ってしまう可能性が高いことがわかる。

図3で「別の店に行った」と回答した人に対して、譲れなかった条件を聞いた。トップが「希望する日時に空き席がなかった」(51.7%)のほか、「ネット予約ができなかった(他の方法なら予約できた)」(15.7%)も上位に

 次に、図3で「別の店に行った」と回答した人に対して、何の条件が譲れなくて店を変更したのかを聞いた(図4)。すると、トップが「希望する日時に空き席がなかった」(51.7%)で、「希望する日時に予約を受け付けていなかった」(17.5%)、「ネット予約ができなかった(他の方法なら予約できた)」(15.7%)と続く。

 これらのことから、実際に空席が無い場合はしかたがないが、空席があるのにそれが正確に消費者に伝わっていないと機会損失につながりやすいことがわかる。ネット予約を導入したり、予約できる日時を開示しておくことが予約獲得において重要と言えそうだ。

今後、外食で予約をする意向がある人に「予約前に確認する情報」を聞いた。「希望する日時に予約を受け付けているか」(57.5%)がトップで、予算や席種、席数なども重視していることがわかった

 最後に、今後、外食で予約をする意向がある人に「予約前にどんな情報をチェックするか」を聞いた(図5)。「希望する日時に予約を受け付けているか」(57.5%)を筆頭に、「希望する予算で食事ができるか」(44%)、「希望するタイプの席(個室など)があるか」(43.4%)、「希望する人数に合った席数があるか」(39.3%)が多かった。

 図2で見たように「確実にその日時に外食したい」というニーズはシーンを問わず高いため、希望する日時の空席状況や予約の可否がスムーズに分かるようにしておくことが、予約獲得においては非常に重要になりそうだ。

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 「外食の予約動機」をまとめたこの調査では、上記のほか「体調不良による外食予定のキャンセル経験」や「予約に関するトラブルの経験」なども掲載。ぜひ、下記からダウンロードして、参考にしていただきたい。

アンケート結果レポート「外食の予約動機

※「アンケート結果レポート」は、ぐるなび加盟店のみ閲覧・ダウンロード可能です
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