初回公開日:2024.2.19
自店に合う、自店でできる「リピーター獲得施策」
自店の「リピート率」や「リピーター率」を具体的に把握できていますか?飲食店経営において、リピーターの存在は売上の安定や集客コストの最適化に直結する重要指標です。何度も来店してくれる顧客の割合や来店頻度を可視化することで、店舗の課題や強みが明確になります。今回は、飲食店のリピーター割合の考え方から、リピート率の調べ方、リピーターを増やす方法までを整理して解説します。
何度も通ってくれるリピーターの獲得は、飲食店の売上安定と経営効率の向上に欠かせません。新規顧客の集客には広告費や販促コストがかかりますが、既存顧客のリピート来店は比較的低コストで実現できます。
「また来たい」と思ってもらうには、まず自店のリピート率・リピーター率を把握することが第一歩。現状の顧客層や来店動機に合った施策を打ち出すことが、リピーターを増やす方法の基本です。
料理の魅力向上、料金設定の最適化、割引券やポイントカードの導入、SNS活用など、すぐ実践できる方法も多くあります。以下では、飲食店のリピート率の調べ方と指標の見方を整理します。
リピーター獲得施策を考えている方はぜひ最後までご覧ください。
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飲食店の集客アップツール&方法18選!新規客&リピーター獲得のポイント解説
目次
・「リピート率」と「リピーター率」を可視化する
└「リピート率」の計算方法
└「リピーター率」の計算方法
└リピート率を把握するメリット
・リピート率・リピーター率の平均値と目安
└飲食店のリピート率平均と理想ライン
└リピーター率の平均目安
└リピート率の理想はどれくらい?
・複数回利用される飲食店の立地とリピート理由(アンケート調査)
└「自宅の近く」がトップ
└決め手は「料理」と「料金」
・自店に合う・自店ができる5つのリピーターを増やす方法
└(1)食べたい料理があるか
└(2)料金設定と客層が合っているか
└(3)接客・雰囲気でファン化を促進
└(4)割引券・ポイントカード活用
└(5)ウェブ(ホームページ・SNS)で情報発信
・まとめ|飲食店にリピーターが必要な理由
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「リピート率」と「リピーター率」を可視化する
■「リピート率」の計算方法
リピート率とは、新規来店した顧客のうち、どれだけが再来店したかを示す指標です。飲食店のリピート施策の効果測定に用いられます。
計算式
リピート率(%)=2回目以降の来店客数 ÷ これまでの初回来店客数 ×100
例:新規顧客100人のうち20人が再来店した場合
20 ÷ 100 ×100=20%
→ リピート率20%
一般的に飲食店のリピート率平均は業態や立地により異なりますが、30%前後が一つの目安とされ、50%以上で高水準といわれます。自店の立ち位置を把握することが重要です。
■「リピーター率」の計算方法
リピーター率は、特定期間の来店客に占める既存顧客の割合を示します。店舗の売上安定度を見るうえで重要な指標です。
計算式
リピーター率(%)=特定期間の既存顧客数 ÷ 特定期間の来店客数 ×100
例:11月の来店客数200人のうち50人が既存顧客の場合
50 ÷ 200 ×100=25%
→ リピーター率25%
リピート率を把握するメリット
リピーターの来店状況を可視化することで、顧客構成や来店サイクルの変化を把握できます。
例えば、1,000円のランチを週1回来店する顧客が50人いれば、週5万円の売上が見込めます。このように時間帯別のリピート来店を把握することで、売上予測や人員配置にも役立ちます。
また、リピーター集客にかかるコストは、新規顧客獲得の約5分の1といわれています。さらに「5:25の法則(離脱率を5%改善すると利益が25%改善)」の観点からも、既存顧客の維持は飲食店経営において極めて重要です。
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リピート率・リピーター率の平均値と目安
自店の数値を評価するうえで気になるのが、「飲食店のリピート率平均」や理想値です。リピート率は業態や立地、客単価、利用シーンによって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りとされています。
■飲食店のリピート率平均と理想ライン
【業態別 リピート率平均の目安】
カフェ、喫茶店:40〜60%
ラーメン、定食など日常食業態:35〜50%
居酒屋:30〜40%
レストラン(中価格帯):25〜35%
高単価レストラン:20〜30%
日常利用頻度が高い業態ほどリピート率は高く、記念日利用や目的来店型の店舗ほど低くなる傾向があります。
■リピーター率の平均目安
繁盛店:50%以上
一般的な飲食店:30〜50%
新規集客依存型:30%未満
リピーター率は「特定期間の来店客に占める既存顧客割合」を示すため、売上の安定度を測る指標になります。リピーター率が高いほど、売上が安定しやすく、集客コストの圧縮にもつながります。
■リピート率の理想はどれくらい?
理想的なリピート率は店舗モデルによって異なりますが、経営安定ラインの目安は以下です。
30%未満:改善余地大
30〜50%:標準ライン
50%以上:優良店
70%以上:常連化成功モデル
特に住宅街やオフィス街の店舗では、50%以上を一つの目標に設定するとよいでしょう。
複数回利用される飲食店の立地とリピート理由(アンケート調査)
「自宅の近く」がトップ
消費者調査の結果から、飲食店選びの傾向を見てみましょう。
ぐるなび会員を対象とした「リピートした飲食店の特徴」についてのアンケート(2022年3月実施)では、「半年で複数回来店した飲食店」の立地は「自宅の近く」が最多。次いで「繁華街」「職場・学校の近く」と続きました。
来店しやすい立地は、リピーター獲得に直結します。店舗周辺の導線、施設、人口動態を把握することがリピート施策の前提です。
決め手は「料理」と「料金」
また、2024年に同内容で実施した比較調査では、リピート理由は以下が上位でした。
・食べたい料理がある(49.4%)
・料金がリーズナブル(45.0%)
・行きやすい立地(36.2%)
・とにかくおいしい(31.6%)
料理価値と価格バランスが、リピーター割合を左右する大きな要因です。割引やポイントなどの「お得感」も再来店の後押しになります。
「リピート来店」について、ぐるなび会員を対象に調査を実施。2022年に実施した同様の調査の数字と比較をし、どのようなリピート行動の変化があるか、を検証
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自店に合う・自店ができる5つのリピーターを増やす方法
リピート率向上は「立地×客層×来店動機」で考えることが重要です。併せて実際の繁盛店の事例もご紹介します。
(1)食べたい料理があるか
立地別施策
オフィス街:回転率の高いランチ、会食コース
住宅街:ファミリー向け料理、中食需要対応
観光地:写真映え・地域性メニュー
「また来店したい」と思わせる最大要因は料理です。オリジナリティのある名物や季節メニューは、リピート動機を強化します。
(2)料金設定と客層が合っているか
目安例
オフィス街ランチ:1,000〜1,500円
住宅街:日常使い価格
観光地:客層に応じて変動
価格はリピート率に直結します。顧客が「コスパが良い」と感じるかが重要です。競合店舗調査も不可欠です。
(3)接客・雰囲気でファン化を促進
客層別対応
若者:楽しさ・体験価値
ビジネス層:スピード・利便性
富裕層:特別感・丁寧さ
出迎え・見送りの声かけ、料理説明、会話の距離感など、接客対応や店舗の空気感も、リピーター獲得施策の柱です。
(4)割引券・ポイントカード活用
客層別
若者~シニア向け:次回利用できる(ドリンク無料券、一品無料、友だち紹介クーポン)
ビジネス層:ランチ利用時にもお得(来店回数特典)
割引券やポイントカードは、飲食店のリピーター施策の定番です。LINE公式アカウントを活用すれば、クーポン配信や再来店促進も低コストで実施できます。
(5)ウェブ(ホームページ・SNS)で情報発信
ウェブページ
公式(ホームページ)
グルメサイト
Googleビジネスプロフィール
Instagram
X
Facebook
LINE
ウェブページは、リピート来店と新規集客の両方に有効です。営業時間変更や新メニュー情報を継続発信することで、来店機会を創出できます。口コミ投稿の増加もリピーター獲得に寄与します。
客層別チェックポイント
圧倒的な利用数はLINEで、10~60代まで幅広くユーザーがいます。InstagramとXは10〜30代の若者中心、Facebookは30〜50代のビジネス層中心など、SNSごとにメインのユーザー層は異なります。店舗のターゲット層に適した情報発信を。
まとめ|飲食店にリピーターが必要な理由
最後に、飲食店がファンを獲得する必要性を、改めてまとめます。
安定した売上につながる
新規集客は景気や季節の影響を受けますが、リピーターは来店が安定し、店舗経営の基盤になります。
紹介で顧客が広がる
常連客が新規顧客を連れて来店することで、低コストで顧客獲得が可能です。
SNS口コミが拡散する
ファン化した顧客はSNS投稿や口コミを発信し、さらなる集客効果を生みます。
飲食店の成功において、リピート率・リピーター率の向上は不可欠です。料理、価格、接客、販促施策、SNS発信を総合的に磨き込み、来店した顧客を確実にファンへ育てていきましょう。
まずは自店のリピート率の調べ方を整理し、現状把握から着手することが第一歩です。
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