“SNS映え”するスイーツとドリンクのペアリングで話題に!
SWEETS BAR ASHIOTO[兵庫・神戸]
動画に撮ってもらえるよう動きのあるメニューを開発
神戸・三宮の繁華街にある「SWEETS BAR ASHIOTO」。2019年4月にオープンし、同じエリアにある「SWEETS BAR 足跡」の姉妹店にあたる。「遅い時間でもスイーツが食べられ、お酒が飲める人、飲めない人どちらも楽しめるバーがコンセプトです」と店長の小池宏幸氏は話す。「ASHIOTO」はオープン当初、ランチ営業も行っていたが、スイーツバーというコンセプトをより明確にするため、2019年8月から夜の営業のみに。誕生日などの記念日や二次会利用を多く獲得している。客層は女性が8割を占め、女性グループやカップルでの来店が中心。最近は、男性の来店も増えている。
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提供時に温かいチョコレートソースを客席でかける。ソースはフルーツによって甘さを変え、冬はピンクの色で華やかなルビーチョコレートを使うこともある -
みるみるうちにチョコレートが溶け、中のアイスクリームとフルーツが現れる。この瞬間をスマホで撮影し、SNSにアップする人が多い
一番人気は「ドーム・オ・ショコラ」(1200円)。ドーム型のチョコレートに、来店客の前で温かいチョコレートソースをかける演出をして提供する。「動画に撮ってもらえるような、動きのあるスイーツを店の目玉にしたいと考えて開発しました」と小池氏。狙いは当たり、撮影してInstagramにアップする人が続出。投稿された動画を見て来店する人も多く、1グループ1皿限定ながら、ほぼ全テーブルが注文するヒットメニューとなった。ドーム型のチョコレートはカカオ65%のものを使用。中には季節のフルーツとアイスクリームを入れており、チョコレートソースは使用するフルーツに合わせて甘さを微調整している。「冬はイチゴ、夏はマンゴーやパイナップルといったフルーツを使い、季節感を大切にしています。フルーツの上にのせるアイスクリームも冬はフランボワーズを使うなど、こちらも季節によって変えています」と小池氏は話す。
そのほか、「様々なチョコレートのバリエーション」(1200円)は、チョコレートムース、チョコレート細工、チョコレートを砕いて混ぜたバニラアイスクリームを一皿に盛り合わせたもの。ココアパウダーを使ったほろ苦いソースを添えており、チョコレートを存分に楽しめるメニュー。チョコレート好きな人に好評だ。
メニューブックには、スイーツにおすすめのペアリングのドリンクを記載。普段はあまりお酒を飲まない人も注文しやすいよう、カクテルの内容も明記している
また、これらのスイーツに合わせたドリンクのペアリングを提案し、好評を得ている。「普段あまりお酒を飲まない方にもわかりやすいように、メジャーなカクテルをペアリング。約半数の方が注文されています」と小池氏。「ドーム・オ・ショコラ」にはカカオの風味と合うバニラフレーバーのリキュールを使った「ベイリーズミルク」(1000円)を、「様々なチョコレートのバリエーション」には赤ワインとジンジャーエールのカクテル「キティ」(900円)を提案。「『様々なチョコレートのバリエーション』には、もともと赤ワインをペアリングしていましたが、苦手な人もいるため変更。ジンジャーエールの炭酸の泡でチョコレートの甘さを流すイメージです」(小池氏)。
12月からは、飲まない人にもより楽しんでもらえるよう、ノンアルコールドリンクのペアリングも提案。また、姉妹店の「足跡」はスイーツをパフェのみに絞り、2店舗の差別化を進め、一層の集客アップを図る考えだ。
兵庫県神戸市中央区加納町356 3F
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