SDGsやエシカルを意識した食品を外食で取り入れたい人が過半数に。社会や環境への意識が高まる

ぐるなびではぐるなびユーザーに、「SDGs」や「エシカル(倫理的な)消費」など、環境や健康に配慮された食品や消費に関してアンケートを実施。関心度のほか、どんな食品を食生活に取り入れたいかなどを聞いた。

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 環境や健康など、さまざまな問題に配慮する国際的な社会共通目標「SDGs(エスディージーズ/持続可能な開発目標)」や、人や社会・環境に配慮した消費行動「エシカル(倫理的な)消費」が社会に浸透しつつあり、これらに取り組む外食企業も増えている。ぐるなびでは、全国のぐるなびユーザーへこれらへの関心や行動などについてアンケートを実施。「SDGs」や「エシカル消費」への意識やこれらに配慮された外食への関心などについて紹介する。

今回、紹介するデータは「SDGs・エシカル食材の“今”と“これから”」(ぐるなび調べ)
回答者数 20~69歳の男女1266人(男性652人、女性614人)
調査時期 2021年7月5日(月)~8日(木)
※アンケート結果は、「ぐるなびPRO for 飲食店(管理画面)」にログインした後、こちらからダウンロードできます(ぐるなび加盟店のみ)。
※未加盟の場合は、下記をご覧いただき、お問合せください。

関心が高い層では「環境を守る食品」へのこだわりが強い結果に

(※)調査では選択肢に含まれていた「これまでに言葉として聞いたことがない」人を除いた、(少なくとも)聞いたことはある人の割合

 図1は、「SDGs」や「エシカル消費」についてどの程度関心があるのかを聞いた結果。SDGsに「とても関心がある」「まあ関心がある」と回答した人は54.6%と過半数に達し、エシカル消費では35.8%となった。中でも「とても関心がある」と答えた人はSDGsで13%、エシカル消費で7.6%。こうした環境や健康などの問題に敏感な層にどのような特徴があるかも含めて、あわせて見ていく。

 図2は、SDGs・エシカル消費を意識して実践している食に関する行動(食行動)を表した。「外食時に食べ残さないように注文する・食べ残しを持ち帰る」(45.9%)のほか、「プラスチック製品の使用量を減らす・使わない」「ゴミや汚水の排出量を減らす・適切に処理する」(共に44.5%)が上位に並んだ。

 SDGs・エシカル消費にとても関心がある層は、上位の項目のほかに「食材を余らせないように必要な分だけ買う」(47.5%)、「簡易包装やラベルのない食品を選ぶ」(36.1%)など、環境に配慮した行動を実践する人が多かった。また、グラフにはないが全体に比べて「森林・海洋資源保護や環境保全に配慮した食品を選ぶ」(19.8%/全体6.8%)、「資源を有効活用して作られた食品を選ぶ」(17.8%/全体7.7%)を選んだ人の割合が高く、環境を守る食品へのこだわりが見受けられた。

 図3は、SDGs・エシカル消費を意識した食品の認知度や経験についてまとめたもの。「知っている」「食べたことがある」ものは「地産地消食品」がトップ(知っている51.8%/食べたことがある41.9%)。続いて「オーガニック(有機栽培)や無農薬・減農薬の野菜・果物」(知っている49.3%/食べたことがある33.9%)、「豆タンパクで作られた肉(ベジミート・代替肉)」(知っている46.3%/食べたことがある23.9%)と続く。

 SDGs・エシカル消費にとても関心がある層の認知度では、「豆タンパクで作られた肉以外のチーズ・クリームなどの食品」(47.5%)、「売上の一部が社会的な活動などに寄付される寄付付き食品」(41.1%)も特に高かった。また、グラフにはないが「資源管理や海の環境保全に配慮して漁獲・養殖された魚介類(海のエコラベル、ASC認証マーク付きなどの食品)」(25.2%)の認知度の高さも目立った。

外食でもSDGs・エシカルを意識したメニューへの関心が高い

 図4では、今後、SDGs・エシカル消費を意識した食品を外食(飲食店)で食べたいか(取り入れたいか)を聞いた結果。「積極的に取り入れたい」「ある程度取り入れたい」と回答した人は、全体で過半数(66.4%)を占めた。とても関心がある層では「積極的に取り入れたい」「ある程度取り入れたい」が86.1%と非常に高く、積極的に求める姿勢が明らかになった。

 図5は、SDGs・エシカル消費を意識した食品のうち、今後外食で食べたい食品についてまとめたもの。「地産地消食品」(43.5%)を筆頭に、「オーガニックや無農薬・減農薬の野菜・果物」(36.7%)、「より自然に近い環境で育てられた畜産品(放牧牛・放牧豚や平飼い卵など)」(29.8%)と続く。

 とても関心がある層では、そのほか「森林・農作物への有害鳥獣を駆除して得られたジビエの肉」(35.1%)、「資源管理や海の環境保全に配慮して漁獲・養殖された魚介類」(28.7%)などもあがった。環境にやさしい食品を使っていることをアピールすれば、店の印象アップにつながるかもしれない。

 「SDGs・エシカル食材の“今”と“これから”」をまとめたこの調査では、上記のほか「家で食べたいSDGs・エシカル消費を意識した食品」や「ベジミート・代替肉のイメージ」、「外食で食べたいベジミート、代替肉のメニューとその許容価格」なども掲載している。ぜひ、下記からダウンロードして、参考にしていただきたい。

アンケート結果レポート「SDGs・エシカル食材の“今”と“これから”

※「アンケート結果レポート」は、ぐるなび加盟店のみ閲覧・ダウンロード可能です
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