2021/10/26 特集

カフェメニューでプラスの売上づくり SNSでの拡散で認知度もアップ!

食後に楽しめるスイーツやカフェメニューがあれば、売上アップにもつながる可能性が高い。そこで、カフェメニューを充実させて売上アップやSNSで情報が拡散されるなど、効果を出している事例を紹介する。

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セットにできる名物のふわふわスフレで、客単価アップ!

グランピング肉バル FUN SPACE DINER なんば(大阪・なんば)

SNSやメディアでも話題になり、知名度向上にもつながる

 住宅・店舗のリノベーションを手掛ける株式会社美想空間が経営する「グランピング肉バル FUN SPACE DINER なんば」。大阪・難波の南に位置する築70年の集合住宅を自社で改築し、2017年11月にオープン。肉バルとして20~30代前半の女性やカップルを中心に集客している。

熱々のスフレに生クリームをのせた「チーズスフレ」(800円)。デンマーク産のクリームチーズを使用し、チーズの風味がしっかりと感じられる味わいと軽い食感が特徴

 オープン当初より提供している「スフレ」(800円~)は、以前営業していた系列のカフェで人気だったメニューを受け継いだもの。一番人気の「チーズスフレ」(800円)のほか、「チョコレートスフレ」(850円)や「キャラメルスフレ」(850円)など全5種類をラインナップ。チーズスフレは+500円、そのほかのスフレは+600円でランチに追加注文できるスフレセットも用意し、ランチタイムの単価アップにつなげている。「ふわふわな食感で、肉料理の後でも軽く食べられることから食後のデザートでオーダーするお客様が多く、約4割の方が注文されています」と料理長兼店長の前田博輝氏は話す。またディナータイム(現在は予約制で営業)では、スフレを目当てに2軒目使いで来店する人もおり、夜カフェ需要も獲得している。

スフレを3段重ねた「びっぐなスフレ」(1,800円)はSNS映えを意識し、ソース8種とアイスクリーム3種をセットにして提供。レギュラーサイズのスフレは全6種用意

 スフレはオーダーが入るごとにメレンゲを立て、きれいに膨らませるために生地やココットの温度にも気を配る。「スフレは調理に手間がかかるため競合が少ないアイテム。流行の波がなく、安定した人気を得られるところも利点です」と前田氏。さらに2018年7月には、スフレを3段重ねた「びっぐなスフレ」(1,800円)の提供も始め、SNSで話題になったり、メディアに取り上げられることもあり、店の知名度アップにつながっている。「SNS映えを狙ってウエディングケーキをイメージして開発しました。特に若い女性に人気で、通常のスフレ3個分のボリュームですが、1人で注文する人もいるほどです」と前田氏は話す。

  • ランチメニューの横にスフレセットを記載し、追加オーダーを促進。単品注文より300円程度お得になるよう値段設定をしている
  • ランチメニューはドリンクバー付き。アイスコーヒーやオレンジジュースなどをそろえ、スフレを追加注文して一緒に楽しむ人も多い
自家製レモンシロップを使った「レモンスカッシュ」(540円)と、かわいらしいラテアートが好評の「カフェラテ」(440円)

 また、ソフトドリンクで人気なのが自家製の「レモンスカッシュ」(540円)と「カフェラテ」(440円)。レモンスカッシュはレモンのシロップ漬けを炭酸水で割り、売りの肉料理にも合うよう甘さ控えめに。カフェラテはスフレと一緒に注文される率が高く、ホットはラテアートを施して提供。絵柄のリクエストにも応じ、好評を得ている。

 今後は「スフレに代わる名物スイーツを生み出したい」と前田氏。デザートのバリエーションを増やすべく、メニュー開発に取り組んでいる。

グランピング肉バル FUN SPACE DINER なんば(大阪・難波)
大阪府大阪市浪速区日本橋西1-3-26
https://r.gnavi.co.jp/du14ygbs0000/
南海電鉄なんば駅から徒歩4分の路地に位置するバル。1階40席、2階140席という広い空間を生かし、ウエディングや撮影・イベント用のレンタルスタジオ事業も行っている。
料理長 兼 店長 前田 博輝 氏
フレンチのシェフとして東京やフランスで修業後、「グランピング肉バル FUN SPACE DINER なんば」の立ち上げに参画。料理長としてメニュー開発を行うほか、ウエディングプランナーとしても活躍する。

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