“おにぎり”に関する調査~購入単価は3年前より上昇! 8割の人が「専門店で購入してみたい」~

「おにぎり専門店」での購入意向を尋ねると8割もの人が興味を持つ結果に。米や具材のおいしさ、バリエーションの豊かさなど、新たな魅力を求めて専門店を訪れる人も増えるのかもしれない。

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目次
Q1・Q2 おにぎりが好きですか、好きな具は何ですか。
Q3・Q4 どれくらいの頻度で、いつおにぎりを食べますか。
Q5 誰が作った、あるいはどこで購入したおにぎりですか。
Q6 おにぎり専門店で購入してみたいと思いますか。
Q7 おにぎり専門店で購入してみたい理由は?
Q8 それぞれ3年前と現在の、購入単価はいくらですか。
Q9 おにぎりを購入する理由は?

 外出時の軽食として便利な「おにぎり」。最近では「専門店」としてこだわりの「おにぎり」を提供する飲食店も話題となっている。そこで、ぐるなび会員を対象に「おにぎり」について調査を実施した。

 今回の調査では、約9割の人がおにぎり好きで、食べる頻度も週1回以上が約4割あった。また、手作り以外の場合おにぎりの購入場所について、現時点ではコンビニ・スーパーが主流のようだが、「おにぎり専門店」での購入意向を尋ねると8割もの人が興味を持っていることがわかった。  

 では、以下より「おにぎり」に関するアンケート結果を詳しく見ていこう。

【調査概要】
■調査期間:2023年6月9日(金)~11日(日)
■調査方法:Webアンケート
■調査対象:全国
■回答者 :20~60代のぐるなび会員1,000名

 まず、Q1ではおにぎりが好きかを尋ねると、「好き」が54%、「まあまあ好き」が34%と、約9割の人が好きと回答した。また、好きなおにぎりの具は何か(Q2)については、「鮭」が58.5%で1位となり、続いて2位「明太子」(49.2%)、3位「ツナマヨ」(45.9%)という結果だった。

 次に、どれくらいの頻度でおにぎりを食べるか(Q3)については、23.5%の人が「週1~2回」、次いで「月2~3回」(19.7%)と回答。週1回以上おにぎりを食べている人で数えると、約4割いることがわかった。そしていつおにぎりを食べることが多いかの問い(Q4)では「昼食」がダントツで71.6%、そして「朝食」が30.1%と、1日の早い時間帯に食べられている傾向が読み取れた。

 Q5で、誰が作った、あるいはどこで購入したおにぎりをよく食べるのかを聞いたところ、全体では「コンビニ」が6割でトップという結果に。この問いでは男女に差が出て、男性は「コンビニで購入」が64%、女性は「自分で作った」が65.7%でトップとなった。

 現時点ではコンビニ・手作り(自分または家族)・スーパーのおにぎりが主流のようだが、「おにぎり専門店」での購入意向(Q6)を尋ねると79.9%もの人が「購入してみたい」「やや購入してみたい」という結果に。多くの人が専門店のおにぎりに関心を持っていることがわかった。

 さらに、専門店で購入してみたい理由(Q7)を尋ねると「米がおいしい」(49.7%)、「具材がおいしい」(46.9%)「具材の豊富さ」(42.5%)と続いた。おにぎり専門店には、おいしいおにぎりが求められている、ということが読み取れる。

 また、3年前と現在の、おにぎり(単品)購入単価(Q8)を尋ねると、3年前は「~120円」が45.6%で最多だったのに対し、現在は30円アップの「~150円」(40.1%)が最多。また「~200円」も9.4%から23.8%へと伸長していた。

 最後に、おにぎりの購入理由(Q9)を見ると「価格が手頃、安価」が53.6%で最多で、次いで「ワンハンドで食べやすい」(41%)、「おにぎりが好きだから」(33.2%)と続いた。

 総務省統計局 小売物価統計調査によると、鮭おにぎりの小売価格は3年前の2020年4月で118円、2023年4月で128円。(「おにぎり(鮭入り・並)」の都市別小売価格から平均値を算出)その値上げ幅が10円であることを考えると、今回の調査に見られるおにぎり購入価格の上昇は物価高による値上げの影響だけでなく、高級具材や特別なお米を使った高級おにぎりの登場、専門店の登場などの選択肢の広がりも理由として考えられる。

 新たな魅力を増している「おにぎり」。外出機会が増えていく中、お米や具材のおいしさ、バリエーションの豊かさを求めて、おにぎり専門店の人気も高まっていきそうだ。  


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