夏に食べたい！繁盛店で売れる肉が主役のスタミナメニュー6選

食欲が落ちやすい夏はスタミナ系メニューで勝負！

夏場になると人気が高まるスタミナ系メニューやスパイス系メニューに注目。食欲が落ちがちな季節でも食べたくなる名物料理を6つピックアップ。開発の背景やこだわりポイント、人気の理由などを紹介します。

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目次
１ 絶品！石焼ガーリックライス「焼肉ホルモン ボンズ」（東京・赤坂）
２ 爆弾肉「炭火焼肉くぐ琉（くぐる）」（愛知・名古屋）
３ 毛沢東の手羽先「中華酒場 ジャッキー飯店」（名古屋・伏見）
４ ドライリブ「とんかつGEN」（横浜市・石川町）
５ 豚の角煮定食「土鍋ご飯 いくしか」（東京・渋谷）
６ ハンバーグ定食 1.5人前「挽肉屋 神徳（じんとく）」（東京・東銀座）

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１　絶品！石焼ガーリックライス

焼肉ホルモン ボンズ（東京・赤坂）

2021年8月、東京・赤坂にオープンした「焼肉ホルモン ボンズ」で締めの逸品として人気を集めているのが、「絶品！石焼ガーリックライス」（1,419円）です。創業時から提供しているメニューで、焼き肉店らしいガーリックライスを提供したいと開発したメニュー。

コショウやしょうゆなどで下味をつけたご飯（200g）を土台にして、黒毛和牛のリブロースを包むように重ねて熱々の石焼鍋に入れて提供。一見すると“肉の塊”といったビジュアルです。客席でスタッフがニンニクや卵などの特製ダレをかけて豪快にかき混ぜて完成させます。

「音」「香り」「ビジュアル」の相乗効果で食欲を刺激するスタミナメニューで、注文率も高く、特に外国人はほぼ全員がオーダー。多くの人が調理の様子を写真や動画に収め、SNSでも拡散されています。

２　爆弾肉

炭火焼肉くぐ琉（くぐる）（愛知・名古屋）

愛知・名古屋で2023年8月、約15年運営してきた焼肉店（旧「源’s 栄町支店」）を大幅リニューアルしてオープンした「炭火焼肉くぐ琉」。京丹波のブランド黒毛和牛「平井牛」を一頭買いして、高品質の牛肉をリーズナブルに提供しています。そんな「くぐ琉」の代名詞とも言える名物が「爆弾肉」。中にホルモンを詰めた「爆弾ホルモン」（1,480円）と、スライス肉を詰めた「爆弾ミート」（1,980円）の2種類を用意。いずれも大量のタマネギとニンニクもプラスしたスタミナ満点のメニューです。

「くぐ琉」では、肉のうま味を引き出すために京都の焼肉スタイル「洗いダレ」を採用しています。「洗いダレ」とは、濃厚なタレに絡めた肉を専用の七輪で焼き、その後はダシを利かせた2種類のタレにくぐらせ、余分な脂を洗い流して肉本来のうま味を引き出すスタイル。「爆弾肉」もこのスタイルで食すことで、一層肉のうま味を堪能することができます。

「爆弾肉」は、コースメニューにも組み込み、1日平均30食が売れる看板メニューとなっています。また、スタッフが客の前で肉をカットしながら焼き上げることで、ライブ感を演出。来店客とスタッフのコミュニケーションのきっかけにもなっています。

３　毛沢東の手羽先

中華酒場 ジャッキー飯店（名古屋・伏見）

名古屋の伏見エリアに、2024年1月オープンした中華バル「中華酒場 ジャッキー飯店」の人気メニューが「毛沢東の手羽先」。中国湖南省出身の毛沢東がこよなく愛した湖南の郷土料理「豚の角煮と唐辛子」がルーツとのことです。豚の角煮を名古屋にゆかりの深い手羽先でアレンジし、フライドガーリックや唐辛子、花椒、クミンなどをミックスしたオリジナル毛沢東スパイスを贅沢（ぜいたく）に振りかけた一品です。

食した瞬間の食感とジューシー感を最大限に引き出すため、2本の骨（尺骨・とう骨）を丁寧に除去。ソミュール液へ約1日漬け込んで隅々まで味を行き渡らせ、引き上げたら1昼夜干して熟成・乾燥させます。水あめでコーティングしてから皮目をパリッと揚げたところへ、オリジナルブレンドの毛沢東スパイスをたっぷり振りかけて完成。毛沢東スパイスは見た目ほど辛くなく、複雑な味わいと、フライドガーリックがもたらす小気味よい食感がアクセントになっています。

４　ドライリブ

とんかつGEN　（横浜市・石川町）

2024年4月、横浜・石川町にオープンしたとんかつ専門店「とんかつGEN」で、主役のとんかつに引けをとらないほど人気を集めているのが、骨付き肉を使った「ドライリブ」（1本330円）です。夜のコース料理やランチ定食の最初に提供され、とんかつが揚がるまでの時間に食べてもらう“スターター”の役割を果たしています。

北米産銘柄豚「ハイライフポーク」で、国産豚では流通されない希少価値の高いバックリブ（背中側の骨付き肉）という部位を使用。低温の油で2～3時間かけて加熱し、注文が入ってからもう一度上げて、カリッと仕上げています。味付けは、一番人気の「ソルト＆ペッパー」（写真）のほか、タバスコ・ケチャップ・バターを合わせた「バッファロー」「チリマヨ」「メープルマスタード」、しょうゆの風味を活かしとんかつGEN限定「和風」の全5種類。

軽くかぶりついただけで、肉がホロホロと骨からはがれていき、表面が香ばしくカリカリで、中がやわらかく、ジューシー。肉のきめが細かく、脂もあっさりしていて食べやすく、食べた後も口にうま味の余韻が残る逸品です。

５　豚の角煮定食

土鍋ご飯 いくしか（東京・渋谷）

2022年11月、東京・渋谷にオープンした「土鍋ご飯 いくしか」で一番人気なのが「豚の角煮定食」（1,600円）です。豚の角煮とおひつに入った炊き立てご飯、ひじき煮、だし巻き卵、みそ汁がセットになっており、特に目を引くのが塊のまま供される角煮。

箸で切り分けることができるほど、ホロホロに柔らかく、白米に乗せると甘辛い肉のうま味がしみて、箸が止まらないおいしさです。さらに、味が染みた煮卵が添えられ、角煮の下には白だしで煮た厚切りの大根があります。大根をあっさり味にすることで角煮と味のメリハリをつけており、飽きずに食べ進めることができます。

おひつには白米（福島県産ひとめぼれ）が1合入っていて、お代わり自由。白米を炊くとき、浸水からだし昆布を入れ、米の吸水時に昆布からのうま味を吸うようにするなど、徹底的にこだわっており、若い女性でもお代わりする人が続出しているそうです。

６　ハンバーグ定食 1.5人前

挽肉屋 神徳（じんとく）（東京・東銀座）

2022年に東京・東銀座にオープンした「挽肉屋 神徳」。牛や豚だけではなく、羊や鯛、マグロなども使った6種類のハンバーグを用意していて、好きなものを選べるスタイルが話題になっています。一番人気は「ハンバーグ定食」で、特に1.5人前（2,380円）は、ハンバーグが3種類6個、ソース2種類に、ポテトサラダ、ごはん、赤だし、小鉢、漬物が付くボリューム満点の内容です。

選べるハンバーグの種類は牛、豚、羊、三合挽（牛、豚、羊）、マグロ、鯛の6種類。ほとんどの人が牛と他の種類という組み合わせにするそうで、マグロと鯛は数量限定のためランチの早い時間帯で無くなってしまうとのこと。ハンバーグは、ギュギュッとした硬めタイプで、羊のハンバーグだけ、特有の風味を和らげるために少しだけタマネギとリンゴが入っていますが、基本的につなぎは卵だけでシンプルなハンバーグです。

2種類のソースは、しょうゆベースにタマネギとリンゴを合わせた和テイストの「自家製オニオンおろしソース」と、自家製ソースに味噌とリンゴをブレンドした洋テイストの「特製ブレンドソース」。これに、テーブルにセットされた自家製辛みそ、ヒマラヤ岩塩、和からし、しょうゆの4種類の調味料も組み合わせながら、味の変化を楽しめるのも人気の理由の一つです。

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