飲食店の「お米選び」種類と特徴を活かす、売上向上メニュー戦略!

料理の味わいを深め、お客様の満足度を向上させるために「お米の選択」は重要です。提供するメニューとの相性やお米自体の特徴を理解し、戦略的に品種を選ぶことで、お店の価値をさらに高めることが可能になります。本記事では、主要な米の種類とそれぞれの特徴、そして飲食店における賢いお米選びの具体的な方法を解説します。

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お客様の満足度を高める!料理を格上げするお米選びの極意

お米は日本の食文化において主食であり、料理の味を左右する基本要素です。どんなにメインのおかずが優れていても、ごはんの炊き加減や味が期待に沿わないと、お客様の満足度は低下してしまいます。ごはんに強いこだわりを持ち、料理との相性を追求することで、店の個性が際立ち、他店との差別化につながります。主食の品質への配慮は、お客様の再来店率を高め、お店の評判を確固たるものにするための重要な一歩となります。

目次
主食の品質が店の評価を左右する理由
知っておきたい!主要な米の種類と、特徴の比較
業務用における米の選択肢
料理別・用途別のお米選び
信頼できる仕入れ先選びの重要性
まとめ

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主食の品質が店の評価を左右する理由

お米は料理全体の印象を決定づける「縁の下の力持ち」です。お客様は料理全体の質を評価するため、お米の選択は、メニューのコンセプトを支える重要な要素となります。

ごはんのおいしさが、メイン料理の味をさらに引き立て、総合的な食体験の満足度を向上させます。お米の品質にこだわることは、お客様に対する真摯な姿勢を示すことにも繋がり、店の評価と信頼度を高めることになります。

知っておきたい!主要な米の種類と、特徴の比較

日本には多数の米の品種がありますが、飲食店で特に多く流通し、様々な料理に使用されている主要な品種には明確な特徴があります。ここでは、代表的な品種の食味と用途の特徴を解説します。

【コシヒカリ】バランスの取れた王道の味
・特徴:
味・香り・粘り・食感のバランスに優れ、日本のおいしいお米の代名詞的存在です。強い粘り気と甘みが特徴で、和食から洋食まで幅広い料理に合います。
・留意点:粘りが強いため、米粒同士がくっつきやすく、酢が馴染みにくいため、握り寿司にはやや不向きとされています。

【ひとめぼれ】柔らかさとさっぱり感の調和
・特徴:
コシヒカリを親に持つ品種で、コシヒカリよりもさっぱりとしていながらも、柔らかさと適度な粘りを持っています。ふっくらとした炊き上がりで、和・洋・中の幅広い料理に使いやすい万能型です。

【ヒノヒカリ】モチモチした弾力と穏やかな粘り
・特徴:
モチモチとした弾力と食感が特徴です。粘りはコシヒカリよりも穏やかで、和・洋・中のいずれの料理にも合い、粘りすぎないため握り寿司にも向くと評価されています。

【あきたこまち】あっさりとした食感と粒立ち
・特徴:
やや小粒で柔らかくなりすぎず、あっさりとした食感が特徴です。粘りが穏やかで、しっかりと炊き上がるため、丼ものや寿司飯などにも使いやすい品種です。冷めてもおいしさが持続すると評判です。

【はえぬき】冷めてもおいしい粒立ちの良さ
・特徴:山形県産の特Aランク米。炊き上がりの粒立ちが良く、冷めてもおいしいと高い評価を受けている品種です。この特性から、寿司、おにぎり、お弁当など、テイクアウトや時間の経過した提供にも適しています。

【キヌヒカリ】和食との相性が良い上品な光沢
・特徴:
絹のような光沢があり、さっぱりした食感とほんのりとした甘みが特徴です。おかずの味を邪魔しない控えめな風味のため、特に和食に適しています。口当たりが柔らかく、寿司屋での使用実績も多くあります。

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業務用における米の選択肢

外食産業の現場では、上記のような単一品種だけでなく、費用対効果や作業効率を考慮した選択肢も多く用いられています。

ブレンド米の活用
業務用では、複数の品種を組み合わせて使用するブレンド米が広く利用されています。ブレンド米は、味や粘り、硬さなどの特徴を調整し、年間を通して安定した食味を保つことができるのが大きな利点です。また、予算や用途に合わせて、特定の料理に最適な食感や味を作り出すことも可能です。専門の業者は、単価と食味のバランスを考慮したブレンド米を提案しています。これは、産地品種を単品で使用する際につきまとう、収穫後の味の劣化を他の品種で補うという目的でも有効に機能します。

外食産業でよく使われる品種
外食産業においては、食味だけでなく、経済性や炊飯後の取り扱いやすさも重要な要素となります。「きらら397」(丼ものに適している)、「みずほの輝き」、「あきだわら」、「ほしじるし」などの品種が、コストと品質のバランスからよく利用される傾向にあります。これらの品種は、食味だけでなく、業務用として大量に炊飯する際の安定性も考慮されているのが特徴です。

料理別・用途別のお米選び

お米選びで差別化を図るためには、提供する料理との相性を突き詰めることが肝心です。お米が持つ「外観・香り・味・粘り・硬さ」の要素を理解し、メイン料理の味を最大限に引き立てる品種を選択します。

料理の系統 適したお米の特徴 代表的な品種例
濃い味付けの料理(肉料理など) 粘りや甘みが強い、
しっかりとした存在感のあるお米
・コシヒカリ
・ゆめぴりか
あっさりした料理(魚料理など) 粘りが穏やかで、おかずの味を
邪魔しないさっぱりしたお米
・キヌヒカリ
・ササニシキ
丼もの 粘りが少なく、つゆの染み込みが良い、
粒立ちのしっかりしたお米
・あきたこまち
・きらら397
・ふくまる
寿司・おにぎり 粘りが穏やかで、冷めてもおいしい、
粒立ちの良いお米
・はえぬき
・あきたこまち
・キヌヒカリ
・ササニシキ

このように、料理の特徴に合わせてお米を選び分けることで、全体の料理の完成度を高めることができます。例えば、粘りの強いお米は味が濃いおかずと相性が良く、粘りの穏やかなお米は繊細な和食の味を引き立てます。

信頼できる仕入れ先選びの重要性

お米の仕入れにおいては、品種や産地を選ぶだけでなく、信頼できる仕入れ業者を見つけることが成功への鍵となります。お米の専門知識を持つ業者は、その年の出来栄えや品種ごとの特性を熟知しており、自店の予算や要望に合わせた最適な品種やブレンド米を提案してくれます。

自店の「ごはん」へのこだわりを業者に共有し、密なコミュニケーションを取ることで、常に最高の状態のお米を提供することが可能になります。仕入れ業者はお米のプロであり、その目利き力や提案力は飲食店の品質維持に不可欠です。

まとめ

飲食店におけるお米の選択は、料理の脇役にとどまらず、お客様の満足度と店の評価を決定づける重要な経営戦略の一部です。主要な米の種類ごとの特徴を理解し、提供する料理との最適な相性を追求することで、お客様に感動を与える食事体験を提供できます。お米のプロである仕入れ業者と連携し、自店のコンセプトに合った最良の一粒を見つけることが、お店のさらなる発展に繋がる要素となります。

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