小籠包(ショウロンポウ)
家庭料理としてもすっかり定着した餃子に比べ、外食メニューとして人気が高まっている小籠包。そんな中、中国の屋台料理に魅せられたオーナーが、自ら現地を巡って足で探し当てた小籠包の味を日本で再現し、人気を集めている店があります。
今回は、週末の酒場巡りが趣味のフードライター・桑原 恵美子さんが、「小籠包マニア 中目黒本店」を訪問。中国に古くから伝わる技法で作る”特別な小籠包”の魅力を紹介します。
訪れた飲食店を紹介している個人ブログ:
https://ameblo.jp/amaguri0111/theme-10066247104.html
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小籠包マニア 中目黒本店(東京・中目黒)
小籠包マニア 中目黒本店
業態: 小籠包専門店・居酒屋
席数: 全60席(カウンター・テーブル・個室)
客単価:4,000~5,000円
客層:20~40代 男女比2:8 近隣のファミリーが増加傾向
アクセス:東急東横線中目黒駅東口から徒歩1分
営業時間:17:00~23:00
定休日 :月曜日
https://r.gnavi.co.jp/gfewddz00000/
https://xiaolongbaomania-nakameguro.com/
目次
・中国にありそうで、実は無い? キッチュでカラフルな空間!
・目の前で蒸しあがった瞬間に食べられる至福
・異次元の薄さの理由は「老面」と、点心師の技にあり
中国にありそうで、実は無い? キッチュでカラフルな空間!
「小籠包マニア 中目黒本店」は、2024年12月に中目黒駅東口から徒歩1分の場所にオープン。食の激戦区・中目黒にあって、早くも大人気のお店です。
運営は、「餃子マニア」など中国ソウルフードを中心としたマニアックな業態を32店舗(2025年1月現在)展開する、マニアプロデュース株式会社(以下「マニアプロデュース」)。2018年にオープンした「ギョウザマニア 品川はなれ店」(移転し、現在は「餃子マニア 品川本店」として営業)がミシュランガイド東京2019でビブグルマンに掲載されるなど、日本の中国料理業界に新風を吹き込み続けています。
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まるで中国の路地にいるかのような錯覚を覚える店内。スタッフが明るく出迎えてくれる -
カラフルな看板や置き物で装飾された、独創的な空間
神田、横浜、中目黒と3カ所ある「小籠包マニア」の中でも、中目黒本店は女性に飛びぬけて人気が高いそうですが、その理由は店内に一歩足を踏み入れると納得。マニアプロデュースの社長、天野 裕人さんが中国・北京の路地で見かけた光景の中から好みのテイストを集め、実在する街並みを写したのではなく、”イメージとして再構築”した独特の空間で、店内全体がキッチュでキュート。どこを見ても気分がアガります。
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フロア奥のソファ席は、目黒川ビュー。桜の季節には特等席になりそう -
店の奥には、小グループ向けの個室もある
目の前で蒸しあがった瞬間に食べられる至福
「小籠包マニア」というだけあって、看板メニューはもちろん「小籠包」。でもこのお店で食べられるのは、厨房で蒸してから運ばれてくる一般的な小籠包とは一味も二味も違います。最大の特徴は、テーブルに置いたミニコンロとミニ蒸篭(せいろ)を使い、目の前で蒸しあげて、できた瞬間に食べられること。
しかもその小籠包は、すべて注文後に皮をのばすところから始め、一つ一つ具を包んだもの。「打ちたて」「包みたて」「蒸したて」で食べられる、まさに“究極の三たて”小籠包なのです。
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目の前で蒸しあがる「小籠包」。写真は椎茸筍(シイタケノコ)(4個730円) -
小籠包は常時8~9種類で、4個から注文できる。その他のメニューも魅力的なものばかり
私が「小籠包マニア」の小籠包に惚れ込んでいる理由は、皮だけでなく、具材がまるで和食のように食材そのものの風味を際立たせている点。調理されているのに、生で食べる以上に味が立つ——そんな和食的な感覚を、この小籠包にも感じるのです。
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皮は、中のスープが透けて見えるほどの薄さ -
口に入れた瞬間の皮が破れ、驚くほどたっぷりのスープがあふれる
小籠包「椎茸筍」では「シイタケってこんなにおいしかったっけ?」とその凝縮された風味に驚き、「春菊」ではこれまで味わったことのない繊細なほろ苦さに驚愕。「トリュフ」に至っては、これほどまでにトリュフそのものの風味を感じる料理はなかったと思えるほど。そのせいでしょうか、全種類食べ終えた後でも「もっと食べたい」「もう一度味わいたい」と思ってしまうのです。
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貝柱のみで作ったXO醤「おつまみ貝柱」(500円)。お通しのザーサイ、小籠包などすべてにトッピングしたくなる -
「塩味や辛味の奥にかすかに甘みが入っている中国料理の味つけが好き」という天野社長の好みを反映した「胡瓜の甘辛和え」(450円)と、「家に持ち帰りたい」という要望が多い「【社長が大好き】くるみの飴炊き」(450円)
異次元の薄さの理由は「老面」と、点心師の技にあり
「小籠包マニア 中目黒本店」の特徴は、社長の天野さんがその腕にほれ込み、この店のために中国から迎えた点心師のサイさんが小籠包を皮から作っていること。
「実は、この皮は中国由来の天然酵母種酵母を使用し、長時間発酵させて作る『老面(ろうめん)』という生地。何代にもわたってタネを継ぎ足して作り続けるので、熟成を繰り返すことで独特の風味とキメ細かさ、しっとり感が生まれ、弾力も強くなるため、薄くのばしても破れにくくなるのです」と教えてくれたのは、部長の飯塚 雄大さん。
点心師のサイさんは、オーダー後に包みを開始。細い綿棒を巧みに使い、あっという間に薄い皮に延ばしていきます。手のひらでさらに皮をのばし、たっぷりの餡を包み込み、美しいひだを寄せていく。その間わずか20秒ほど!先端まで、均一の厚さで薄く包む技術は圧巻です。
また、餡について「小籠包なのに、和食のように素材そのものの味わいを感じる」と感想を伝えると、「社長をはじめ、エー・ピーカンパニー(現:株式会社エー・ピーホールディングス)出身の和食系の店で修業経験をもった社員が多いことも理由かもしれません」とのこと。例えば小籠包「ホタテ」では貝のだしを、「椎茸筍」は干しシイタケの戻し汁をスープに加えたり、「トリュフ」は餡にトリュフを練り込んだりと、食材から出る香りや味を活かす調理法を重視しているそうです。
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社長の天野さんは、エー・ピーカンパニー時代に新たな挑戦のため北京に出向。そこで出合った屋台の餃子に惚れこみ、ご主人と家族ぐるみで親交を深め、作り方を教わったことが、マニアプロデュース設立のきっかけになったそうです。
平安期以降に生まれたといわれる「和魂漢才」という言葉があります。日本の精神を土台に中国の学問や技術を取り入れるという意味ですが、中国伝統の技法をリスペクトしながら、和食のスピリットも感じさせてくれるこの小籠包は、その言葉を体現する存在。食べるたびに、唯一無二の小籠包だと感じます。
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