トレンドレポート「麺類メニュー」編
ぐるなびでは、飲食店アンケートやデータサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを基に、トレンド予想やメニューの分析を行っています。
今回は、「麺類メニュー」についての特集です。2024年の同特集では、「◯◯焼き」といった炒め系麺類メニューに注目が集まっていました(2024年の記事はこちら)。今年はどんな麺類メニューが人気となるのか、データから詳しく見ていきましょう。
出典元:ぐるなびマーケティングソリューション
目次
・アレンジ自在なパスタ系麺類メニューが人気
・ラーメン、そば、うどん…“和の麺メニュー”がトレンド
・食べ応えある「スープパスタ」に注目
・“だし”に強い日本食文化 × パスタの進化に注目◎
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アレンジ自在な“パスタ系”麺類のメニューが人気
まずは直近12ヶ月における飲食店の取扱指数(※)から、定番人気の麺メニューをランキング形式で紹介します。
※取扱指数:指定キーワードについて、特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値。特定時点で1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標
取扱ランキング
和洋中、各料理ジャンルの王道とも言える麺類メニューがバランス良くランクインしています。特にさまざまな味付けで顔を変えるパスタをアレンジしたメニューの人気が顕著なランキングとなりました。
ラーメン、そば、うどん…“和の麺メニュー”がトレンド
ここからは、現在のトレンドにはどんな傾向があるのかを見ていきます。この1年で取扱指数が上がった麺類メニューを、増加率ランキングで紹介します。
増加率ランキング
直近1年で注目を集めた麺類メニューも、偏りなく和洋中すべての料理ジャンルからそれぞれランクイン。特に和の麺メニューであるうどん、そば、ラーメンの支持が高いようです。昨年の炒め麺ブームも一段落し、「スープ+麺」という麺メニューの人気が主流となっており、野菜や肉のだしをうまく活かしたメニューが注目を集めています。
食べ応えある「スープパスタ」に注目
「スープパスタ」とは、スープの中にパスタを入れた、スープの旨味とパスタの食感を同時に楽しめるメニューのこと。
クリーム系やトマト系のスープなどが一般的で、最近ではラーメンのように深い器に熱々のスープを張り、その中にパスタを沈めて提供するスタイルが注目を集めています。
食べ応えのあるボリューム感や見た目のインパクトから男性人気も高く、SNSでも話題となっています。専門店のオープンや、石焼スタイルのものが登場したりと今話題のメニューです。
“だし”に強い日本食文化 × パスタの進化に注目◎
ご飯系メニューと似た傾向で、麺そのものに工夫するよりも麺の主張は強すぎず、だしやスープによって味わいの可能性が広げられる麺類メニューが国内では人気のようです。
スープパスタはこの日本人の嗜好にもピッタリで、スープのアレンジ次第で新たなパスタ系メニューの発見・人気につながることが予想されます。
“だし”を代表として素材の旨味を引き出すのが得意な日本の食文化。パスタ料理の新たな顔を引き出すスープパスタは、今年の注目メニューです。
ぐるなびが持つビッグデータを基に最新の食トレンドを分析。2024年にトレンドとなったメニューを振り返りつつ、2025年に注目が集まりそうなメニューをピックアップ。
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