2023/11/01 NEWS

国産ジビエをもっと身近に!「全国ジビエフェア2023」がスタート

国産野生鳥獣肉(ジビエ)の魅力を広め、「ジビエを食べる・買う」を推進する「全国ジビエフェア2023」が、11月1日(水)からスタート。2024年2月29日(木)まで開催されます。ジビエを提供、またはこれから提供する店なら誰でも参加可能で、開催期間中も引き続きエントリーを受付。ジビエを身近な商材として盛り上げるため、多くの参加を呼びかけています。

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「全国ジビエフェア2023」

「全国ジビエフェア2023」は、農林水産省の「全国ジビエプロモーション事業」として、株式会社ぐるなびが実施。被害が深刻化している野生鳥獣対策として、また農山村の地域振興策の一環として、国産ジビエの消費拡大を目指しています。10月26日(木)に都内で行われた記者発表会では、11月1日(水)からスタートするフェアの発表と、今後流行りそうな「トレンドジビエ」3品を紹介。ゲストでお笑いユニット「ぼる塾」の3人に、気軽に楽しめるジビエ料理を試食していただきました。

従来、日本のジビエは、高級フレンチか山里の郷土料理というイメージが強く、日常食としてのなじみは決して深くはありませんでした。しかし、近年、大手ハンバーガーチェーンや和食チェーンがジビエ料理を提供するなど、ジビエがさまざまなジャンルに広がるとともに、牛や豚等と比較し高タンパク・低脂肪・高鉄分など栄養面での評価が高まり、注目度が高まっています。

「全国ジビエフェア」は、ジビエを日常生活にプラスすることで「自分のため、誰かのため、社会のために」貢献するという意味合いを込めて「プラスジビエ」をメインコンセプトに設定。国産ジビエの魅力をさらに広く知って、食べてもらい、消費を拡大することが狙いで、そのための情報を多角的に発信しています。

「全国ジビエフェア」参加店募集中

「ジビエを食べたい・買いたい」を盛り上げていくフェアです。
すでに1,000店以上がスタート時点で参加が決定していますが、フェア期間中もエントリーは可能、しかも参加期間も自由に設定できます。2024年2月中旬まで受け付けています。
※サイトへの掲載までには約1週間かかるため、早めの参加手続きをおすすめします。

開催期間:2023 年11 月1 日(水)~2024 年2 月29 日(木)
受付期間:~2024年2月中旬 

参加対象事業者:ジビエ料理を提供する飲食店、惣菜店、宿泊事業者
        ジビエ等商品を販売する小売店、ECサイト
参加条件:ジビエ料理や製品を扱っていること、またはフェア開催中に新たに取り扱うこと
参加特典:①特設サイトへ無料掲載 ②ジビエメニュー開発用に食材サンプルをご提供
     ※食材サンプルには数に限りがございます、あらかじめご了承ください。
特設サイト:https://www.gibier‐fair.jp/
参加申し込み:サイト内の申し込みフォームより

今年流行しそうな「トレンドジビエ」を、ぼる塾の3人が試食

今回のジビエフェアでは、初の試みとして「トレンドジビエ」(今後流行しそうなジビエ料理)が選定されました。
ぐるなびが持つビッグデータや、食に対する感度が高いぐるなび会員へのアンケート調査をもとに予測・選定したメニューです。新たなジビエの食べ方を提案することによって、日常生活にジビエを取り入れやすくし、より一層ジビエを身近な存在にすることを目的としています。

選定されたトレンドジビエは、「温活ジビエ」「韓流ジビエ」「ワンハンドジビエ」の3つ。料理の一例としてそれぞれ一品ずつ紹介されました。

「温活ジビエ」

ポトフ

「温活ジビエ」とは、ポトフやグラタン、鍋など体を温める料理にジビエを使用したメニューで、健康をサポートする温活料理と、ビタミン・ミネラル豊富なジビエが好相性であることが理由です。

温活ジビエの一例として用意された「ポトフ」は、煮込むほどやわらかくなり、深みを増すイノシシ肉を使用。肉を塩漬けすることでうま味が増し、スープの素を使わずとも素材だけでしっかりとした味わいに仕上がります。

「韓流ジビエ」

プルコギ

「韓流ジビエ」はプルコギやビビンバ、韓国風焼肉などの肉にジビエを使用したもの。韓国ドラマブームで広く知られるようになった韓国料理は、肉を多く使うためジビエとの親和性が高く、ブームの継続によってさらなる広がりが期待されることから選定されました。

韓流ジビエの一例として用意された「プルコギ」は、牛肉の替わりに鹿肉を使用。肉をリンゴに漬け込むことで、固くならず、隠し味を付加しています。肉と甘辛いタレとの相性がよく、子どもも大人も楽しめる一品です。

「ワンハンドジビエ」

タコス

タコスやミートサンド、ケバブ、おにぎりなど片手で持って食べられる「ワンハンドジビエ」は、食べ歩きのニーズやアレンジ性の高さ、リモートワークでの利便性、屋台スイーツの流行などを反映して選ばれました。

ワンハンドジビエの一例として用意された「タコス」は、鹿肉にブルーベリージャムを加え、甘酸っぱさを演出したメニュー。ラズベリーやイチゴジャムでも代替可能。ケチャップなどを使わずに鹿肉の味わいを存分に引き出しています。

そしてさらに、この中で「最も食べてみたいトレンドジビエ」には「ワンハンドジビエ」を選出。アウトドア人気の高まり、コロナ禍によって1人分の料理形態が好まれたことなどを背景に、ぐるなび会員へのアンケート調査で最も多い支持を集めたことが紹介されました。

トレンドジビエを試食した「ぼる塾」の3人。左から、きりやはるかさん、あんりさん、田辺智加さん

記者発表会では、これら3つのトレンドジビエを、グルメリポーターとしても活躍するお笑いユニット「ぼる塾」の3人が試食。実食に舌鼓を打った3人は、「これまで遠い存在だったジビエが一気に身近になりました。おしゃれで親しみやすく、時代のニーズにも合っているジビエ料理をもっと楽しみたいです!」と語り、「全国ジビエフェア」と今後のジビエ料理の発展に期待を寄せました。

野生鳥獣被害対策の重要性

  • 農林水産省 農村振興局 鳥獣対策・農村環境課 課長の藤河正英氏
  • ぐるなび大学インストラクター・小崎俊幸

記者発表会に登壇した、農林水産省 農村振興局 鳥獣対策・農村環境課 課長の藤河正英氏は「野生鳥獣対策として、いただかざるを得なかった命を大切に活用させていただくという思いで、多くの人がジビエの利用拡大に取り組んでいます」と、ジビエ振興の意義を語りました。

また、ぐるなび大学インストラクター・小崎俊幸氏は、野生鳥獣被害の深刻さと、ジビエ消費の拡大に触れ、「ジビエは栄養とおいしさを兼ね備えた注目の素材」と紹介しました。

「全国ジビエフェア」

特設サイトでは、「おそとでジビ活」として全国各地のジビエが食べられる飲食店や加工品・皮革製品の取扱店を、「おうちでジビ活」としてジビエ販売のECサイトを、検索できます。
また、複数のテーマでさまざまなジビエの楽しみ方を提案するとともに、各地で開かれるジビエ関連イベントやジビエに関する情報を広く紹介します。
同時にインスタグラムアカウント「全国ジビエフェア(@gibier_fair)」を開設し、ジビエ料理の魅力を発信。毎月投稿テーマを設定して、フェア参加店を中心に紹介していきます。

「全国ジビエフェア」参加店募集中

開催期間:2023 年11 月1 日(水)~2024 年2 月29 日(木)
受付期間:~2024年2月中旬 ※掲載までには約1週間かかるため、早めの参加手続きをおすすめします。
参加対象事業者:ジビエ料理を提供する飲食店、惣菜店、宿泊事業者
        ジビエ等商品を販売する小売店、ECサイト
参加条件:ジビエ料理や製品を扱っていること、またはフェア開催中に新たに取り扱うこと
参加特典:①特設サイトへ無料掲載 ②ジビエメニュー開発用に食材サンプルをご提供
     ※食材サンプルには数に限りがございます、あらかじめご了承ください。
特設サイト:https://www.gibier‐fair.jp/
参加申し込み:サイト内の申し込みフォームより