和やかな交流の場を提供!飲食業界が抱える課題を語り合う
2024年9月12日(木)、楽天グループ株式会社の本社・楽天クリムゾンハウス(東京・二子玉川)にて「外食企業交流会2024」が開催された。5回目となる2024年は、楽天グループとぐるなびの初の共同開催。全国の外食企業の役員や、人事、マーケ、情報システム部門担当者らが参加し、28社56人、そしてゲスト企業8社13人が一堂に会した。
全員が集合した大会議室で、楽天グループ株式会社の永田 紘介 氏が開会の挨拶を述べた。まず「外食企業が抱える課題の意見交換と、参加者同士のリレーション構築が目的」と、本イベントの主旨を説明。そして、ぐるなびが2023年10月に「楽天ぐるなび」へサイト名称を変更したことについてや、楽天グループとぐるなび両社が目指しているパーパスなど、今後の展望を語った。
その後、参加者は専門的な情報交換を促すべく、それぞれ「HR(人材)」「マーケティング・広報」「情報システム」の3つの分科会に分かれた。
「フランクな会話から、有益な情報を持ち帰っていただく」ことも目的の一つ。それぞれの分科会では、まず隣同士で自己紹介を交わすなどして、とても和やかな雰囲気でスタートした。
目次
外食企業交流会2024
A:HR(人材)分科会
B:マーケティング・広報分科会
C:情報システム分科会
参加企業一覧
▼ぐるなび公式アカウント▼
【LINE】ぐるなび通信デジタル
【X】 ぐるなび - 飲食店様のお役立ち情報
よろしければ、ぜひ友達追加/フォローをお願いします!
A:HR(人材)分科会
1.リファーラル・アルムナイ採用の課題について
2.外国人採用の課題について
3.障害者雇用の課題について
HR分科会のテーマは、「リファーラル・アルムナイ採用の課題」「外国人採用の課題」「障害者雇用の課題について」の3つ。
まず、ゲスト企業の情報提供からスタート。不動産・M&A・人材サービスを事業とする株式会社M&A Propertiesが「労働力人口と労働率の見直し」について発表。労働力人口は減少し求人数は増加傾向、リファーラル・アルムナイ採用は年々増えており、ある企業では2018年から18%も増えたことなど、移り変わる採用手法の情報を提供した。
その後は各社が自社の採用について発言。「店長の約半数がリファーラル採用」「アルバイトからの社員化が多数」「退職者にLINEで友だち登録をしてもらい、クーポン配布など退職後も優待を継続」「『つて活』としてリファーラル採用を実施し、大人数の入社につながっている」などの声が上がった。また、紹介者や紹介による入社者に相応の報酬を設定する企業が昨今増えていることが伺えた。ある企業の「入社時、経験によっては高額の報酬を用意 ※金額は非公表」という発言には、その額に驚きの声が上がった。中には「紹介報酬の額を変えて実験してみたが、結果、高額を提示しても紹介数はほぼ変わらなかった」という声もあった。
次に、外国人専門に事業を展開する株式会社グローバルトラストネットワークスが「外国人就労者」についての情報を提供。各社の取り組みについて活発に意見が交わされた。
B:マーケティング・広報分科会
1.広報・PR戦略について
2.メニュー・仕入れ面での課題について
3.デジタルマーケ
マーケティング・広報分科会のテーマは「広報・PR戦略」「メニュー・仕入れ面での課題」「デジタルマーケ」の3つ。
まず、広報・PR戦略については、食に特化した広報PRを手掛ける株式会社オフィス・ヒロセが「認知拡大につながる広報支援」を、メニュー・仕入れ面での課題については、飲食に関わるコンサルティング会社である株式会社M&Coが「ブランド開発における重要なフレームワーク」を発表した。
デジタルマーケの課題としては「SNSの評価指標」が挙げられた。ある企業の「多ブランドを展開する中、運用面が煩雑になりがち。皆さんはSNSをどのように運用しているか」という問いに、「Instagramでメインに投稿しているのは、料理。TikTokを採用につながるツールとして活用していたが、アルバイトを映した動画からストーカー被害が出てしまったのでやめた」「コロナ禍にお客様と接点を持つため、Xにて3年ほど毎日投稿した結果フォロワー数が10万人を超えた」など、各企業の運用事例や成果が語られた。
C:情報システム分科会
1.飲食業界のAI活用について
2.飲食業界のロボティクスの活用について
3.飲食業界のネットワーク構築やセキュリティ対策について
情報システム分科会のテーマは、飲食業界の「AI活用」「ロボティクスの活用」「ネットワーク構築やセキュリティ対策」の3つ。
まず、店舗DX事業を推進する株式会社USENは、「配膳ロボット」について、具体的なデーター資料を基に飲食店に与える効率アップの貢献度を発表。また、近い将来実現する開発中のサービスなどを説明した。「配膳ロボットを使っている企業はありますか?」と尋ねると、「ロボットがないとやっていけない程活用している」「モバイルオーダーと配膳ロボットのデータをつなげば所要時間で効率の分析ができる」など、具体的な例が挙げられた。
続いて、調理ロボットのパイオニアであるTECHMAGIC株式会社が、料理工程の自動化について発表。83%の企業が人手不足を感じているなか、ロボティクスによる調理の効率化について説明した。
AIを活用することで既に自動化が進んでいる部分、まだ検証段階である部分、費用対効果など、各社の現段階について情報が交わされた。
分科会後は、全体の参加者が再び集合し、懇親会を開催。熱い意見交換を交わした同業者と共に軽食を楽しみながら、名刺交換や意見交換の続きが行われた。
最後に、主催であるぐるなび 代表取締役社長の杉原 章郎が、多数の参加に深く感謝の念を伝えるとともに、「一時期は、本当にどうなることやらという状況を過ごし前へ進んできた。是非これからも、さまざまな議論を交わしながら皆様と一緒に成長していきたい」と挨拶をし、盛況の中で交流会は幕を閉じた。
当日の参加企業は、以下(順不同)。
外食企業
- 株式会社オーイズミフーズ
- 株式会社ヴィア・ホールディングス
- GYRO HOLDINGS株式会社
- ワタミ株式会社
- 株式会社第一興商
- チムニー株式会社
- 株式会社ダイナック
- 株式会社SORA GROUP
- 株式会社物語コーポレーション
- 株式会社ドクターフライジャパン
- 株式会社KICHIRI
- 株式会社大庄
- 株式会社串カツ田中ホールディングス
- GOSSO株式会社
- 株式会社Feast Harbor
- 株式会社肉屋の台所
- 株式会社Gダイニング
- 株式会社ハブ
- SFPホールディングス株式会社
- 株式会社エー・ピーホールディングス
- 株式会社ホットランド
- 株式会社DDグループ
- 株式会社ダイヤモンドダイニング
- C-United株式会社
- 株式会社カミナリ屋
- 株式会社ヨシックスホールディングス
- シマダグループ株式会社
- 株式会社ブルームダイニングサービス
ゲスト企業
- 株式会社グローバルトラストネットワークス
- 株式会社M&Aプロパティーズ
- 株式会社オフィス・ヒロセ
- 株式会社M&Co
- TECHMAGIC株式会社
- 株式会社USEN
- 楽天モバイル株式会社
- 株式会社ぐるなびサポートアソシエ
▼「ぐるなびFineOder」の詳細・お問い合わせはこちらから
注文と会計はお客様のスマホで。モバイルオーダーシステム「ぐるなびFineOrder」
▼飲食店の集客や販促は「ぐるなび」におまかせください!
0円から始める集客アップ。ぐるなび掲載・ネット予約【ぐるなび掲載のご案内】