飲食店経営者にとって、自社ブランドを展開するだけでなく、勢いのあるFC(フランチャイズ)に加盟するのも経営規模を拡大するための戦略の一つ。とはいえ、マーケットには多種多様なFCブランドが存在し、どのブランドを選べばいいのか悩んでいる経営者も少なくないはず。
そこで、飲食店のFCブランドの中から、編集部がセレクトした注目の業態をシリーズで紹介。今回は、低投資で収益性の高いバー業態「PARFAIT BAR &VIGO」(株式会社CARTON)にフォーカス。ブランドの特徴や加盟メリット、どういう加盟店を求めているか、どういう立地や物件で強みを発揮する業態なのかを紹介する。
目次
・「PARFAIT BAR &VIGO」フランチャイズパッケージ
・ここがすごい!ブランドの強み・競合優位性
・
FC加盟店に求めること
・
今後のブランド展開の展望
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「PARFAIT BAR &VIGO」(株式会社CARTON)
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低投資&高収益!夜パフェが売りのバー業態
株式会社CARTON(代表取締役・櫻井 航 氏)が2022年に開発した、夜パフェが売りのバー業態「PARFAIT BAR &VIGO」。自社のスパニッシュバルを高単価のビストロに業態変更した際、売りの一つとして導入した「夜パフェ」が予想以上に好評だったことから専門店化したという。
①旬を大事に
②真心を込めた手作り
③夜に楽しむ大人のパフェ
をコンセプトに、季節のフルーツを使った“お酒にも合うパフェ”を提供し、20~30代の女性を中心に集客している。出店立地について櫻井氏は、「赤提灯系の酒場が並ぶエリアより、おしゃれなカフェなどがあるエリアのほうが向いている業態です」と語る。軽飲食での出店も可能なので物件の選択肢も幅広いのが特徴だ。
料理は、月替りのパフェ3~5種類とおつまみが基本パッケージに含まれているが、それ以外のメニューについては加盟オーナーの裁量で追加できるのも特徴。たとえば、既存のイタリアンやビストロなどが「PARFAIT BAR &VIGO」に業態変更し、夜パフェを提供しながら、業態変更前の売りのメニューを提供することも可能だ。ドリンクにも基本パッケージ(カクテル、ウイスキー、中国茶、コーヒーなど)があるが、加盟オーナーが自分の仕入れルートでラインナップを決めることもできる。
2025年5月現在、直営2店舗(流山おおたかの森店、柏店)、FC2店舗(蔵前店、下北沢店)の計4店舗を展開し、10~20坪で最高月商650万円、平均月商400万円を売り上げており、新しいスタイルのバー業態として注目を集めている。
ここがすごい!ブランドの強み・競合優位性
①営業利益率が高い
既存店では、平均営業利益率20%以上を確保。セントラルキッチンの活用により仕込みに工数を掛ける必要がないため、人件費が抑えられるほか、彩りや盛り付けにこだわった付加価値の高いスイーツ商材のため、2,000円前後の単価を設定でき、原価率を抑えることもポイントといえる。
②職人(料理人)が不要
パティシエなど専門的な知識・技術を持つ人材がいなくても運営できるのも強み。FC本部のパティシエが商品開発を行い、セントラルキッチンでほとんどの調理工程を行っているので、簡単な調理や盛り付けだけで商品を提供できる。現場責任者をフリーターに任せ、アルバイトだけで回せている店もあるという。
③初期投資が通常の飲食店の半分程度
店内で行う調理は火を使うことがほとんどなく、簡単なものばかりなので、電気やガスの容量も通常の飲食店ほど必要ない。居抜き物件を活用すれば1,000万円以内での開業も可能だ。
④女性を中心に人材採用に強い
おしゃれなパフェが主力商材で、カフェ要素の強い業態であることから、求人に強いのも特徴。既存店舗でも社員・アルバイトともに求人への応募率は高く、SNSでの発信だけでも十分に人材確保が可能な状況が続いている。
FC加盟店に求めること
「“パフェを片手にお酒を飲む”という外食スタイルを新しい常識にすることに共感してくれる人とやっていきたい」と櫻井氏。
加えて、この業態に向いている経営者は、
①飲食は初めてだが、時間やお金に余裕ができた経営者
②人材面で苦労している飲食店経営者や、人材を取りやすい業態を出店したいと考えている経営者
③すでにバーを経営していて、業績が伸び悩んでいる経営者
初期投資などのコストの面でリスクが少なく、「人」「集客」「利益」の面で強みを持つ業態であるため、飲食業未経験の経営者をはじめさまざまな企業の加盟を期待しているという。
今後のブランド展開の展望
今後はオンライン研修などを取り入れながら、加盟店に対するサポート体制をより強化していく予定で、3年間(2027年12月末まで)で100店舗を目指している。2025年に10店舗、2026年に30店舗、2027年に60店舗を目標にしており、直営とFCの出店比率は1:9を想定。すでに北海道から沖縄まで加盟の話が来ていて、エリアにこだわらず各都道府県の主要都市を中心に出店していき、将来的に東南アジアなど海外への出店も選択肢に入れている。
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