2024/11/01 コラボ企画

世界初。ラーメン店を"火星"で開業…!「人類みな麺類」創業者・松村 貴大 氏は業界の革命児

ミッション「ラーメンの⼒で世界をかえる」を掲げ、大阪を拠点にユニークなラーメンブランドを展開する企業、UNCHI株式会社の代表取締役・松村 貴大 社長が、ラーメン業界に革命をもたらしています。彼の最新の挑戦には、ラーメンを宇宙に送るという驚くべきプロジェクトが…!その背景に迫るべく実施されたインタビューリポートです。

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※スマイラー104号(2024年9月)より転載

宇宙からラーメンが返ってくるタイミングに、大イベントを決行

リポーター
ーー私は今、大阪市淀川区にある「人類は麺類」の本店に来ています。こちらの店舗を運営するUNCHI株式会社は、コロナ禍以降、年間20~30店舗を新規開店するなど、急速な店舗拡大を続けています。しかし、それだけではありません。松村社長はなんと、ラーメンを宇宙に飛ばすという前例のない試みを実現しました。

2023年11月10日、ラーメンを乗せたスペースX・ファルコン9の打ち上げに成功
ロケットに搭載したもの。ラーメンの具材、隕石ラーメン鉢を作るための土、大阪で開催されるビッグイベントに呼ばれたとき用に準備した看板

ナレーション
ーー2023年11月10日、スペースXのファルコン9に乗せられたラーメンが宇宙へと打ち上げられました。ラーメンを宇宙に送り、再び地球に持ち帰るという世界初の試み。これは、松村社長の大胆なビジョンと発想力を象徴するものであり、ラーメンを通じて世界に驚きと感動を届けるという使命感から生まれました。

UNCHI社長 松村貴大のラーメンチャンネル

松村社長
ーー海外に行った時のことです。ネパールで醤油ラーメンを注文したらきつねうどんが出てきたんです。アメリカでも醤油ラーメンを頼んだら、ナポリタンみたいのが出てきました。そんなイヤな思いが何度かあって、このままやったら、大金持ちのドバイの王族とか中国人が、いちばん最初に火星でラーメン店やってしまうやろ、と。その時に、ラーメンではないものが出てきて、自分がやり直すのはいややと思ったんです。ちゃんとしたラーメンを火星人に食べてほしいと思ったのがきっかけです。だったら最初に自分が火星でラーメン店を出そうと。

ナレーション
ーー松村社長が手掛ける店舗は、全てが異なるデザインとコンセプトを持ち、地域や顧客に応じたラーメンの味を提供しています。ファミリー層が多い場所では、子どもが楽しめるような工夫が施されているなど、全店舗の70%は異なるブランドとして展開されています。

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リポーター
ーー松村社長、なぜここまでユニークな発想でラーメン業界に挑んでいるのでしょうか?

週末の「人類みな麺類」行列の様子

松村社長
ーー24歳の時、最初にラーメン店を出す前に、大阪で有名なラーメン店で一年修業させてもらったんですが、そこの店主が面白い人で、ラーメンの作り方よりか世の中のこととか、概念的なこと、男とは、愛とは、そんなことばかり教わったんです。あんまり、ラーメンの味のこととか教わってないんです。それで、ラーメンのこと知らなくてもラーメン出せるんや、って一発目に知ったんで、あまり心配にならないんです。

リポーター 
ーー個人的な印象ですが、「人類は麺類」はおいしいラーメンを提供する、というラーメン店の概念とは違ったところに在るように感じたんです。

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松村社長 
ーーそうですね。なんか、飲食店の概念を変えたというか、本来飲食店ってこういうことなんじゃない?って感じがします。自己主張をラーメンにしたらこうなった、己の生きざまを料理に一枚のお皿、一杯の丼で表現する、みたいな。

「らーめん原点SPACE」

それでボクは、UNCHI株式会社のミッションとして「ラーメンの力で世界を変える」って言ってます。火星にラーメン店を出す、って言いながら毎日考えていることは、ラーメン店を火星に出したときに、「ああ、あの人やったら火星にラーメン店をだすわな」と思われることを前提に行動しています。

火星にラーメン店を出して、世界が変わるにはどういう行動をしたらいいのかを考えるのがブランディングであり、どういう仕事をするかを決めていますね。だから2年前、ウクライナに行って、戦争やってるなかでラーメンを配りました。地球の海面が上昇してパラオという島が沈んでいると聞いたので、じゃあ今年はパラオでラーメン店を出してちょっとでもパラオの人々が変わってくれたら、と製麺機、ラーメン鉢をプレゼントしたんです。

そういう感じで少しずつ行動していけば、世界を変えれんこともないやろ、って感じでゆるくやっています。

リポーター
ーー松村社長のユニークな経営スタイルと、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢は、多くの飲食店経営者にも影響を与えていくではないでしょうか。彼のラーメンへの情熱とビジョンが、今後どのように広がっていくのか、非常に楽しみですね。以上、現場からお伝えしました。

キャスター
ーー松村社長のラーメンにかける情熱と驚くべきビジョンは、飲食業界に新しい視点を提供してくれています。彼の次なる挑戦がどのようなものになるのか、目が離せません。

「人類みな麺類」全国400店舗同時オープン・47都道府県に挑戦

松村社長
ーー「人類みな麺類」47都道府県400店舗同時オープンというイベントを、宇宙からラーメンが返ってくる2024年9月30日あたりのタイミングに合わせて展開中です。コラボみたいな感じです、ランチをしていないお店にお昼だけ「人類みな麺類」という暖簾(のれん)を掲げてもらい、ラーメン店をやってもらう2カ月間限定のイベントですね。2024年10月時点で参加店舗が262店舗(※一部店舗は年内に開始)に達しました。

ナレーション 
ーー松村貴大―異色の経営者 松村貴大氏は、2012年にUNCHI株式会社を創業し、「人類は麺類」を旗艦ブランドとして、急速に成長を遂げました。彼の経営手法は一風変わっており、ラーメン店の一般的な経営スタイルから大きく逸脱しています。その根底にあるのはラーメンに対する深い情熱です。

松村氏のラーメンへの情熱は、幼少期に遡ります。彼は10歳のとき、両親に連れられて訪れたラーメン店での経験が、現在経営スタイルに大きく影響を与えています。「あの時食べたラーメンがくそまずくて、自分がおいしいラーメンを作って(敵を)やっつけてやる!」とワンピースやドラゴンボールの影響でラーメン店をやろうと決めたのでした。

取材協力:UNCHI株式会社
大阪市淀川区西中島1-13-21 永田ビル301
https://www.unchi-co.com/
https://x.com/jinrui_mina_men
店舗情報

■飲食業界誌「スマイラー」

“飲食店の笑顔を届ける”をコンセプトに、人物取材を通して飲食店運営の魅力を発信。全国の繁盛店の紹介から、最新の販促情報、旬な食材情報まで、様々な情報を届けている。毎月15,000部発行。飲食店の開業支援を行う「テンポスバスターズ」にて配布中!

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