2024/09/10 特集

“経験ゼロ出店”を助けた「テンポスぐるなび」での厨房機器選び

2024年5月、芝大門にオープンしたチャイナモーニング専門店「豆早点」。オーナーの山田 裕貴 氏は脱サラして自分の店を開業するにあたり、「テンポスぐるなび江戸川店」で厨房機器を購入した。初めての独立・開業でどんな厨房機器を、どのように選んだのか。山田氏に開業までの道のりを聞いた。

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IT業界から飲食業へ。準備を進めるも厨房機器は後回しに・・・

東京・芝大門に2024年5月オープンした「豆早点(とうそうてん)」。中国の屋台で朝食メニューとして提供されている、「油条(ヨウティヤオ)」と呼ばれる揚げパンやお粥を売りにした業態だ。

モーニングメニューの「中国豆乳とサクふわ揚げパン・中国煮卵」(680円)は、揚げパン「油条」を豆乳に浸して食べる中国の朝食の定番に、中国煮卵をプラス。中国豆乳は自家製
  • 「ネギ油混ぜそば」(900円)は約2分茹でた中華麺を、製氷機の氷で冷やし、醤油とネギ油を絡めて冷やした丼に盛り、目玉焼き、茹でエビ、ネギ油に使ったネギをトッピングして白胡麻をふる。暑い季節向けのメニュー
  • 「サクふわ揚げパン」の上に餅を乗せ、砂糖とすった黒ゴマをまぶした「スイート揚げもちパン」(550円)は、中国のスイーツ。サクサクともちもちが合わさった食感、甘さと香ばしさのバランスが絶妙
豆早点(とうそうてん)
東京都港区芝大門1-1-21 成和大門ビル
https://x.com/tousouten
https://r.gnavi.co.jp/6mcjmbe20000/
都営地下鉄大門駅とJR・東京モノレール浜松町駅からも徒歩圏のオフィス街に立地。早い時間から中国でポピュラーな揚げパンなどの朝食を提供しており、中国人のほか近隣ホテルの宿泊客の利用も多い。

オーナーの山田 裕貴 氏は、これまでIT関連の仕事に携わってきた人物で、飲食業の経験や知識はゼロ。なぜ異業種から中国粥の店を始めようと思ったのか。「大連出身の妻の里帰り出産に同行した際、現地の朝食にハマったのがきっかけ。ヘルシーですし、日本人の好みにも合うので、日本で出店したら面白いのではないかと考えました」と山田氏は振り返る。

本格的に出店の準備を開始したのは2023年11月から。地下鉄大門駅から徒歩4分の物件を確保し、内装工事などに着手。慌ただしく開業準備を進める中で後回しになってしまったのが厨房機器の購入だった。

もとは蕎麦店だった店舗を改装。16坪の明るい店内にはカウンター席と大テーブル席があり、総席数は26席。厨房は写真右奥にある

目次
「テンポスぐるなび江戸川店」来店後に受けた驚きのサポート
厨房機器をまとめて購入&POSレジ比較コーナーも活用!
無事にオープン!購入した厨房機器の使い勝手は?

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「テンポスぐるなび江戸川店」来店後に受けた驚きのサポート

厨房機器選びについて山田氏は、「初めてということもあり失敗したくないので、オンラインではなく実物を見てから買いたいと考えていました。また、時間的な余裕もなかったので、1店舗でまとめていろいろな機器を購入できる店を探していました」と語る。そこで、厨房機器を扱っている都内の店舗2軒を下見がてら訪問。自店に必要な厨房機器にはどんな種類やサイズのものがあるかなどをチェックしたものの、初出店の不安感もあり、購入には慎重になっていた。

そんな中、厨房機器販売の大手・テンポスの新店舗「テンポスぐるなび江戸川店」が葛西にオープンすると知り、2024年4月のオープン直後に行ってみることに。「購入したい厨房機器のリストと店舗の平面図を持っていきました。店長さんに店の業態コンセプトや提供したいメニューを説明すると、親身になって相談に乗ってくれて、その場で大型機器を含めた見積書も作ってくれました」と山田氏は振り返る。

最初の訪問では購入まで決め切れなかった山田氏。すると後日、店長が、メジャーを持って内装工事中の店舗を訪問。厨房内を採寸し、スペースに納まる機器を選んでくれたという。「もしサイズが合わなければ買い直しになるので助かりました。何よりわざわざ足を運んでくれたことに驚きました」と山田氏は話す。

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厨房機器をまとめて購入&POSレジ比較コーナーも活用!

「店長さんはぐるなびでの営業経験がある方で、飲食業界に精通していて、豊富な知識をもとにアドバイスをいただけました。メールなどの問い合わせにも迅速に対応してくださったので、信頼して厨房機器の選定をおまかせできると感じました」(山田氏)と購入を決定。同じ月に再来店し、ガスフライヤー、ガステーブル、ゆで麺機、作業台、ゆで麺機、食器洗浄機、シンク、冷蔵庫・冷凍庫コールドテーブル、製氷機など、設置すべき場所やスペースが決まっている大型調理機器を一括購入を決めた。

  • テンポスぐるなび江戸川店で購入した大型の厨房機器を効率的に設置。写真右から、使用頻度が高いガスフライヤー、ガステーブル、作業台、6口タイプのゆで麺機を配置した
  • 食器洗浄機は厨房を入ってすぐの右側、フライヤーの手前に一層のシンクを配置。食器洗浄機は限られたスタッフでの効率的なオペレーションに威力を発揮している
  • 高さを抑えた冷凍庫と冷蔵庫の天板が作業台として使える冷蔵庫・冷凍庫コールドテーブル。「テンポスぐるなび江戸川店」の店長が厨房を採寸してくれたため、このスペースにぴったり納まる機種を選べた
  • 冷たいドリンクも用意しているため、製氷機(写真中央)を購入。冷たい麺メニューを作る際、茹で上げた後、急速に冷やす際にも使用している

次いで5月初旬にも来店し、炊飯器やスープジャー、寸同鍋や雪平鍋、スケールやレードル類などを購入。「1店舗でほぼそろえられました。すべて新品にもかかわらず、中古と大差ない金額でしたね」(山田氏)。

  • 11時以降は、ジータン(鶏湯)麺などの麺類もメニュー化しており人気が高い。鶏ガラなどをじっくり煮出して仕込むジータンに欠かせない寸胴鍋とその下の鋳物のコンロも、「テンポスぐるなび江戸川店」で購入
  • スープ類を、70~90度の範囲で設定した適温に保つスープジャーは2台購入。「とろとろ豆腐スープ」などに使用しており、オーダーを受けてすぐに、熱々のスープを提供できる

また、POSレジについても、江戸川店にある飲食店向けPOSレジ体験フロアで比較検討。その結果、POSレジアプリをインストールすれば使えるタブレットPOSレジを導入することにした。「さまざまなPOSレジを体験でき、とても参考になりました」(山田氏)。

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無事にオープン!購入した厨房機器の使い勝手は?

こうして無事にオープン日を迎えることができた山田氏。購入した厨房機器での調理や洗浄など、イメージ通りに業務をこなすことができている。

  • フライヤーでの調理。「サクふわ揚げパン」は、前日に仕込んだ種を麺棒で横長に伸ばし、縦に細かく切り2枚ずつ重ね、それぞれを伸ばしつつフライヤーに投入。回転させながら揚げ、膨らみ具合と色を見て引き上げる。この間1分少々
  • 6口タイプのゆで麺機は、省スペースで1人分ずつ麺を茹でられる。タイマーをセットして自分で上げているが、誰でも茹で加減が均一になるオートリフトにも興味があるという

平日は7時30分~14時の営業で、モーニングタイム(11時まで)は、故郷の朝食を求めて来店する中国人客が8割を占めており、認知度が高まるにつれ日本人の来店も増加。また、会計に関しては、オーダー業務や決済が簡素化できる二次元バーコード決済の導入を考えている。

「私のように飲食業の知識や経験が乏しい人にとって、江戸川店のサポートはとてもありがたく、頼りになりました。今後も厨房機器の買い替えなどを検討する際も、テンポスを活用していきたいです」と山田氏は語る。

代表 山田 裕貴 氏(右)、店長 王瀟(おうしょう)氏(左)

山田氏は滋賀県出身で、北海道の大学を卒業後、東京で10年間IT関連の仕事に従事。中国出身の妻・王瀟氏とともに約4年間中国で暮らし、2018年に帰国。IT の仕事を続けつつ中国の朝食文化を広めたいと、2024年5月に「豆早点」をオープンした。

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