目次
・2022年の外食の頻度・外食費ともに3割が「増えた」と回答
・2023年の外食意向は回復傾向を維持。大人数での外食の抵抗感は希薄に
2022年はコロナの影響が徐々に弱まり、経済活動や消費行動などに回復の兆しが見えた。では、2023年の外食動向はどのようになるのか。ぐるなびでは「2022年の外食の振り返りと2023年の展望」をテーマに、ぐるなび会員を対象にアンケートを実施。2022年は外食の頻度・外食費ともに「増えた」の合計が「減った」の合計を上回り、前年比で「家族でのお祝いやちょっと贅沢な外食」「レジャー・旅行時の外食」の割合が上昇。そして、2023年の外食頻度は「増やしたい」が「減らしたい」を20ポイント以上上回り、利用が増えそうな店として「安くておいしい」「お得感がある」が多くの支持を集めた。2023年は、2022年同等以上の外食需要が見込まれると同時に、コストパフォーマンスが重視されそうだ。
それでは、以下より2022年の外食利用を振り返り、2023年の外食シーンがどのようになっていくのか、アンケート結果から詳しく見ていこう。
調査時期 2022年12月6日(火)~8日(木)
※アンケート結果は、「ぐるなびPRO for 飲食店(管理画面)」にログインした後、下記からダウンロードできます(ぐるなび加盟店のみ)。
アンケート結果レポート「2022年のふりかえりと2023年の希望」
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2022年の外食の頻度・外食費ともに3割が「増えた」と回答
まず図1では、2022年の外食頻度と1カ月あたりの外食費を2021年、2020年と比較した。外食頻度は「大幅に増えた」「増えた」の合計が31%で、2021年比で5.1%伸長。1カ月あたりの外食費も「大幅に増えた」「増えた」の合計が32.8%と、2021年比で7.8%伸びた。また、2022年の外食頻度、外食費ともに「増えた」の合計が「減った」の合計を上回っており、コロナ禍から通常モードへと移行しつつあると言えそうだ。
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次に、2022年によくしていた外食について聞いた(図2)。「家族のふだんでの外食」(47.4%)が最も高く、続いて「ひとりの外食」(36.8%)、「同性の友人との食事・飲み会」(25.9%)となった。また、「家族でのお祝いやちょっとぜいたくな外食」(21.7%)と「レジャー・旅行などに出かけた時の外食」(18.3%)は、2021年に比べ5ポイント以上上昇しており、外食を楽しむ人が増えたようだ。
2023年の外食意向は回復傾向を維持。大人数での外食の抵抗感は希薄に
図3では、2023年の外食意向についてまとめた。外食頻度を「大幅に増やしたい」「増やしたい」の合計は30%で、「減らしたい」「大幅に減らしたい」の合計7.1%を大きく上回った。また、「今年(2022年)と同じ程度」が62.9%と大きく伸びているため、2023年の外食頻度は回復傾向に向かう一方で、頻度の増加の勢いは弱まると見込まれる。
1カ月あたりの外食費は、「大幅に増やしたい」「増やしたい」の合計が17.5%、「減らしたい」「大幅に減らしたい」の合計は16.2%に。また、「今年(2022年)と同じ程度」が66.3%となり、外食費は2022年とほぼ横ばいになりそうだ。
2023年に減らしたい外食・増やしたい外食について聞いたのが図4。増やしたい外食は「2~4人での外食」(33.6%)、「家族でのふだんの外食」(28.1%)の割合が高い。一方で、減らしたい外食は「接待・つきあい」(13.6%)、「大人数の外食(5人以上)」(11.2%)、「職場の宴会(忘新年会、歓送迎会など)」(10.8%)と続くが、「大人数の外食」「職場の宴会」は「2022年 減らしたい外食」の結果と比べると5%以上減っており、複数人での外食への抵抗感がだんだん薄れていることが読み取れる。
図5では、2023年に利用が増えそうな店について聞いた。「安くておいしい」(39.7%)を筆頭に、「お得感がある」(30.3%)と続いており、物価高が続く中でいかにコストパフォーマンスを出していくかがカギになるかもしれない。また、「2022年利用が増えそうな店」の結果と比べると、「店内が混雑していない」(24.4%)が-6%、「席・テーブルにゆとりがある」(22.8%)が-8%、「コロナ対策が徹底されている」(19%)が-9%と減少。コロナ対策への意識が徐々に薄れてきていることが考えられる。
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「2022年のふりかえりと2023年の希望」をまとめたこの調査では、上記のほか「2023年に行く機会がありそう(増えそう)なお店の業態」や「物価上昇が続いた場合でも、これまで通り(かそれ以上)外食費をかけてもよい外食シーン」なども掲載。ぜひ、下記からダウンロードして、参考にしていただきたい。
アンケート結果レポート「2022年のふりかえりと2023年の希望」
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