目次
・Q1 今後、飲食店でのマスクの着用について、どうする予定ですか。
・Q2 自分たち以外の来店客のマスク着用についてどうお考えですか。
・Q3 飲食店での感染対策について、好ましいものは何ですか。
・Q4 外出時のマスク着用はどうする予定ですか。
・Q5 マスクを着用したい理由を教えてください。
・Q6 飲食店でのマスク着用に関するエピソードを教えてください。
ここ数年の生活習慣として「当たり前」となったマスク着用。2023年3月13日以降はマスクを着用するかどうかは個人の判断に委ねられることになることになった。そこで、ぐるなび会員を対象に「飲食店でのマスク着用」について調査を実施した。
飲食店でのマスク着用については、 13日以降、飲食時以外でも外す傾向が強まりそう。一方で、飲食店の対応については「感染対策はいらない」との回答は1割未満にとどまり、「換気」や「店員の接客時のマスク着用」「席間隔の調整」について、半数以上の人が継続を希望。飲食店には今後も「マスクなしで安心して食事を楽しめる環境」づくりが求められていることがわかった。
では、以下より「マスク着用」に関するアンケート結果を詳しく見ていこう。
■調査期間:2023年3月3日(金)~5日(日)
■調査方法:Webアンケート
■調査対象:全国
■回答者 :20~60代のぐるなび会員1,000名
まず、Q1では飲食店でのマスク着用について、これまでとの行動の違いを調査した。3月13日以降、「飲食をするときだけ外す(会話の際は着ける)」と回答した人は38.1%とこれまでよりも減少。「飲食の始まりから終わりまでは外す」(40%)、「店内ではずっと外したまま」(11.7%)、「入店前からマスクはしない」(7.1%)がそれぞれ5ポイントほど増加した。
また、自分たち以外の来店客のマスク着用に対しての感情(Q2)では、「食事をするとき以外はマスクを着けてほしい」が約3割、「食事がはじまったら、マスクは着けなくても気にならない」が4割弱という結果に。年代別に見ると、年齢が上がるほどマスク着用を望む傾向が高くなるといえそうだ。
次に、3月13日以降の飲食店における好ましい感染対策(Q3)では、「店内の換気」(68.7%)、「店員のマスク着用」(57%)、「席間隔の調整」(50.5%)がトップ3で、それぞれ引き続き対応を求める人が半数以上いることがわかった。
Q4では、3月13日以降、外出時のマスク着用についてどんな意向を持っているかを聞いた。「常に着用していたい」が35%、「必要な時は着用したい」が57.2%、「どのような場所や状況であっても着用したくない」が7.8%。状況に応じて着用を考える人が大半で、常に着用しないという人はまだ少ない現状が浮き彫りになった。
さらに、マスクを着用したい理由(Q5)については、「コロナがまだ完全には終息していないから」(全体51.8%)、「感染対策に有効だと思うから」(同47.5%)が多かった。一方で世代別に見ると、20代は「マスク生活に慣れてしまった」(42.4%)と回答した人が多く、感染予防という観点より、習慣として継続すると考えている人が多いことが伺える結果になった。
最後にQ6では、飲食店でのマスク着用に関するエピソードを集めた。「マスクケースのサイズが小さい」という声や「調理の方が適切に着用していれば気にならない」など、飲食店が対応できる要望もあるので、参考にしてみてはいかがだろうか。
完全に終息したわけではないが、マスク着用について自由度が高くなるなど、コロナ禍以前の生活への回帰が進む一方、マスク着用のニーズや飲食店に求められる感染対策などの声が多いのも事実。飲食店には今後も「マスクなしで安心して食事を楽しめる環境」づくりが求められていることがわかった。
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