業種の異なる企業が飲食業に参入
業種の異なる大手企業が飲食業に参入するのはなぜなのか?既存の飲食店にとって脅威となるのでしょうか?今回は投資コンサルティング会社のクレア・ライフ・パートナーズ取締役・荒谷友樹氏が経営する「BAR FIVE Arrows」を通じて、異業種が飲食業に参入する理由を探ります。
クレア・ライフ・パートナーズとは?
運営会社のクレア・ライフ・パートナーズは、生命保険・不動産投資・投資信託・海外投資など世の中にある金融商品を、企業経営者や投資家たちに紹介して資産運用のお手伝いをする会社です。クレア・ライフ・パートナーズが特にお薦めする投資商品として、ウィスキー投資やアンティークコイン投資、現代アート投資があります。
コロナ禍で変化したお客様の距離感を取り戻す
コロナ禍でお客様との商談がオンライン中心となり、対面で商談する機会が減ったためにビミョーな距離感ができてしまったと感じたクレア・ライフ・パートナーズは、2022年8月11日新宿駅西口から徒歩3分の距離に「BAR FIVE Arrows」を開業、飲食業に参入しました。
「友人を誘ってオフィスで商談していただくより、BARで話をしたほうが楽しく、資産運用を身近に感じていただけるでしょう。そこでクレア・ライフ・パートナーズを知っていただき、資産運用に興味を持っていただこうと考えました」(荒谷氏)。外資系企業を中心に資産形成に関心が高い年収800〜1,000万円のビジネスマンに、生命保険、損保、不動産、国内・海外の株だけでなく100以上の投資商品を紹介するため、つまりカタチのない商品を紹介するためのショールームというわけです。
そこで、ここは商談のために使われる会員制のBARなのかと尋ねたところ、さにあらず。「いいえ、どなたでもご利用いただけます。雰囲気の良いBARとして、近くのホテルの宿泊客や一般のお客様にもご利用頂いております」(荒谷氏)。なんと運営会社のクレア・ライフ・パートナーズのお客様より一般のお客様の利用のほうが圧倒的に多いのでした。
飲食店のダイバーシティ
人生100年時代に備えて、これからの日本において資産形成がますます重要になってくるでしょう。クレア・ライフ・パートナーズは時代の変化、世の中のニーズを捉えて飲食店経営に乗り出しました。とはいえ投資に対するリターンを考えると、飲食店経営は結構リスクが高いのでは?「BAR FIVE Arrows」はお客様の満足度を上げる武器を5つの矢(five arrows)で表現し、お店のコンセプトにしたのでした。
「店内を単に食事、お酒を楽しむだけでなく、アートを鑑賞し、購入できる場とすればリアルにアートに触れる空間となります。さらに学生を対象に採用説明会を実施したり、いろんな企業の人事担当者が交流会を催すなど、イベントやパーティ会場としてもご利用いただいています。店舗を有効活用してより多くの人に利用していただく多目的スペースとする、「BAR FIVE Arrows」ではこれを飲食店のダイバーシティ(多様性)と呼んでいます」と荒谷氏。
異業種が飲食業に参入するのは、一見、突飛なようですが必ず本業とどこかでつながっています。しかも本業との相乗効果だけでなく、いわゆるビジネスの視点でこれまでの飲食店に無かった付加価値をお客様に提供しているように感じます。異業種からの新規参入がこのまま増え続けると、既存の飲食店にとっては大きな脅威となりそうです。
取材協力:「BAR FIVE Arrows」
東京都新宿区西新宿1-13-1 今佐ビル6F
https://r.gnavi.co.jp/7u6gw5jt0000/
ウェブサイト
https://five-arrows.bar/
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