2023/10/18 特別企画

飲食店のためのイベント企画ガイド:お客さんを呼ぶ5つのポイント

飲食店が行うイベントは、認知度や集客、売上などを高め、ファンづくりにつながる取り組み。どんな企画が有効で、どんな手順で進めればいいのか、開催する上での注意点や実際の事例も交えながら成功させるためのポイントを紹介します。

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更新日:2024.2.19

ポイントはコンセプトとターゲットの明確化。事前の情報発信と開催後の分析も忘れずに!

飲食店でのイベント開催は集客や売上アップのための取り組みとして有効な手段の一つ。コストや手間もかかりますが、これまで来店する機会がなかった層を惹きつけ、常連を呼び戻すきっかけになります。また、参加者の再来店を促すことでその後の集客にも効果をもたらしてくれます。ここでは、イベントを実施する上でのメリットや注意点、開催までの手順、集客するためのコツなどを紹介していきます。

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目次
イベントを開催するメリットは?
イベント開催時の注意点は?
どんな手順で進めればいい?
イベントで集客するためのコツは?
具体的にはどんなイベントが集客に有効?

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イベントを開催するメリットは?

店のプロモーションの機会になる

イベントは店を認知してもらえる機会を増やし、店の魅力を伝えられる絶好のチャンス。売りのメニューやこだわりをいかした独自のイベントを開催することで、利用客に店を印象づけ、他店との差別化にもつなげられます。

短期的な売上アップが望める

イベントきっかけで「あの店に行ってみよう」と思ってもらえたり、常連客が友人を連れてくることも多いはず。開催期間中は来店客が増える傾向にあり、短期間での売上アップを図りやすいのがメリットです。

新規客を獲得できる

これまで店を知らなかった新規客や通行人の集客につながるのもメリット。キャンペーン価格やお得なメニューを提供することで来店のハードルが下げ、新たな層の獲得につなげましょう。

常連客の囲い込みができる

定期的にイベントを実施することでマンネリ化を防ぎ、リピート利用を促しやすくなるというメリットも。そのほか、限定メニューや特別な企画を準備することで、足が遠のいていた常連客が再訪するきっかけにもなります。

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イベント開催時の注意点は?

繁忙期と重ならないようにする

イベント実施の際は通常とは異なる業務が発生しやすいので要注意。そのため、歓送迎会・忘年会シーズンなど、特に忙しい時期は避けるのがベターです。閑散期や集客を増やしたいタイミングなどを検討して計画を立てましょう。

イレギュラーなオペレーションへの準備をしておく

イベント開催中は新規客が増えて普段より案内に時間がかかったり、限定メニューに注文が集中するなど、通常とは異なる対応や準備が必要になります。イベントの問い合わせ対応なども含め、開催中にスムーズなオペレーションができるよう備えておきましょう。

特別感を出すため開催頻度を抑える

どんなに好評なイベントもあまり頻繁に実施すると特別感が薄れてしまいます。特に割引イベントは、やりすぎてしまうと割引時にしか来店してもらえなくなる可能性も。開催は店側の負担にもなるため、頻度には注意が必要です。

コストやスケジュールは計画的に

内容や規模によっては、コストや手間がかかってしまいます。告知のための広告費、ノベルティやポップの制作費、人件費などを考慮して費用を捻出しましょう。理想と現実をすり合わせながらコストカットの方法を検討し、スケジュールには余裕を持って準備するのがポイントです。

参加ハードルを下げる

内容がいくら魅力的でも、申し込み手続きが煩雑だったり、参加者が用意するものが多かったりすると集客の足かせとなります。できる限り負担を減らし、気軽に参加できるような条件を設定しましょう。参加費をとる場合は、金額設定にも注意が必要です。

どんな手順で進めればいい?

(1)コンセプトや目的、ターゲットを決める

イベントを成功させるために重要なのが、開催の目的を明確にすることだ。短期間での売上アップ、店の認知度向上、新メニューの宣伝、常連への感謝・還元など、どんな効果を出し、どのような層に向け、何をアピールしたいかをしっかりと考えましょう。また、ターゲット層は年齢や、新規客か、来店歴2~3回のリピーターか、すでにファンの常連客かといったところまで細かく設定することでより効果的な告知や集客ができるはずです。

(2)売上や来客数などの目標を設定

イベントの目的に応じて目標とする来客数や売上、SNSのフォロワー数などを設定しましょう。数値をなるべく具体的にすることで達成に向けた具体的な対策が立てやすく、イベント終了後に効果や達成度を振り返りやすいのもメリット。なお、売上の目標を決める際には、材料費、広告費、装飾や備品にかかる経費、人件費などの計算も忘れずに。

(3)企画・立案する

目的や目標を設定したら、それらを達成できる具体的なイベント内容を考えましょう。売上アップを狙うなら閑散期や集客が弱い時間帯にお得な割引を導入、若年層に対して店の認知を高めたければSNSを活用したキャンペーン、常連への感謝・還元が目的であれば顧客限定の招待制イベント…という具合に、かけられる予算や準備期間を考慮しながら検討するのがおすすめです。

(4)イベントに必要な人員や食材、備品などを手配する

企画や内容が決まったら、人材や食材の手配を進めよう。通常のメニューにない料理を提供するなら食材のコスト計算や仕入れの準備、イベントの規模によっては臨時スタッフを確保する必要がある場合も。周囲の店や酒蔵などとコラボする場合は、日程調整や事前の打ち合わせも発生するので、余裕をもった進行ができるよう心がけましょう。

(5)告知する

イベントの内容や実施日など具体的なことが決まってきたら、宣伝や告知を行いましょう。店内での告知やポップ、SNSなど、ターゲット層に合わせて適切なツールの活用を。写真や文面など準備が整ったら、イベント実施の数週間前をめどに告知を始めるのがよいでしょう。

イベントで集客するためのコツは?

店のコンセプトや客層のニーズに合った内容にする

例えば、高級店でむやみに割引イベントを実施すると、一時的に新規客が増えたとしても、本来のターゲット層とは異なるためリピート利用につながらない可能性も。さらに、店の雰囲気やブランドを損ね、常連客への印象が悪くなってしまう場合もあります。イベントを開催する際は店のコンセプトや客層のニーズに合った内容を実施するのも重要です。

引きになるキャッチコピーをつける

キャッチコピーを付けることで、イベントの趣旨や内容がより伝わりやすくなります。グループ利用や歓送迎会予約を促すイベントなら「次の女子会はこれに決まり!」「幹事さんの満足度100%!」というように、参加者の興味を引き、イメージがふくらむコピーを考えましょう。

しっかりと情報発信を行う

SNSは常連や新規客の双方に広くアプローチできるのが強み。発信する際には「#恵比寿イタリアン」「#子連れディナー」のように、業態や料理のジャンル、ターゲット層などを含めたハッシュタグをつけると効果的です。リピーターや常連客に向けてはメールやハガキなどのDMで連絡をとるのもよいでしょう。通行人や利用客の目に止まるようにチラシ・ポスターを店頭や店内に設置する、会計時など接客の際に声がけを行うなども有効です。

イベントの効果を分析して次につなげる

イベントの開催後は、来客数や売上目標の達成度や結果を分析し効果を振り返りましょう。その際、参加者へのアンケートを実施すると来店のきっかけや改善点を知る上で役に立ちます。回答に特典をつけるなど回答率をアップできる工夫をしつつ、ぜひ準備しておきましょう。

再来店につなげるための仕掛けを組み込む

イベントを通してその後の集客アップにつなげるため、参加者の再来店を促せる仕組みを用意しておきましょう。具体的には、開催時にクーポンを配布する、店のSNSアカウントをフォローしてもらう、アプリや公式LINEの登録を促すといった方法があります。

具体的にはどんなイベントが集客に有効?

お得感があるイベント

「人気メニューが◯◯円オフ」「雨の日はドリンク1杯無料」といったお得感のあるイベントは、注文数や集客アップに役立てられます。事前に周辺の競合店が似たイベントを行っていないか、他店のほうが安くないかなどを確認しておきましょう。

体験型のイベント

料理教室、解体ショー、お酒のワークショップや音楽ライブといった体験型イベントは店の強みや特色のアピールになり、インバウンド集客にも効果的。普段お店に来店しない層を惹きつけられる可能性があるほか、利用客とコミュニケーションをとる機会も増え、その後のリピーター獲得にもつながりやすいです。

SNSと連動させたイベント

SNSと連動させたイベントは、店の認知を高めるなど情報拡散に有効。特定のハッシュタグをつけてSNSに投稿することで割引やサービスを提供する「ハッシュタグイベント」は、投稿者のフォロワーや友人はもちろん、SNSで飲食店を探すまだ見ぬ顧客にまでリーチできる可能性が高いです。一方、店のアカウントのフォロワー数を伸ばしたい場合は「アカウントフォローでドリンクサービス」のようなイベントを活用しましょう。

食材やメニューのフェア

食材やメニューなどを打ち出したイベントは売りのアピールや、新メニューの告知や在庫が余りがちな食材・商品を利用する機会になります。春は桜、夏は夏野菜、秋はカボチャ、冬はホットカクテルのように季節と連動したメニューを提供することで再訪のきっかけをつくり、ファン獲得に役立つかもしれません。

曜日や時間を限定したイベント

立地などの影響から曜日・時間帯によって集客に差が出やすい店は、対策としてハッピーアワーや曜日限定のイベントを活用できます。「午後5時までの来店でドリンク1杯無料」「21時以降は◯◯サービス」のように、集客が弱いタイミングにお得感のある内容を提示し、売上アップを図りましょう。

周囲と連携したイベント

近隣商店街、周辺の飲食店と連動した食べ歩きイベント、街のお祭りに合わせた露店の出店など、周囲と連携したイベントは新たな客層に店を知ってもらえるチャンスを生むでしょう。生産者や酒蔵とのコラボした特別なイベントなども、店の強みのアピールや顧客の満足度アップに有効です。

これまで上げたポイントや注意点、具体的な企画内容などを参考にして、目的・目標に合わせたイベントを開催し、集客や売上の向上に役立てましょう。

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