※スマイラー107号(2024年12月)より転載
「居酒屋甲子園」で受けた衝撃と感動
2012年にオープンした「ろばた翔」は月商241万円からスタートし、お客様に喜ばれる店づくりを追求することで、最高月商1,800万円を超えるまでに成長した繁盛店。内装や業態を一切変えずに、客単価は3,000円台から7,000円台にまで向上させてきた。
そんな「ろばた翔」の料理長を務めるのは、長井 菜摘(なつみ)さん。20代で初めて見た居酒屋甲子園で「こんなにも仕事に真剣に向き合う大人がいるのか」と衝撃と感動を受けたのが、飲食業界にのめり込んだきっかけだという。その後、愛媛から上京し縁あって「ろばた翔」で働き始めたが、「仕事もできない、謙虚さもない。そんなポンコツな私を『ならぬものは、ならぬ』と厳しく育ててくださいました」と当時を振り返る。「ろばた翔」では、個人的なわがままや礼儀に反する言動をしたとき、父や母、兄弟のように厳しく指導するそうだ。
さらに長井さんはこう続ける。「ここでは陰口がないんです。思うことがあれば、相手に直接伝える文化が根付いているからなんですよね。私は料理長という役職がついていますが、年齢や肩書に関わらず、ダメなことはだめだときちんと指摘してくれる環境にとても感謝しています」。
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受け継ぐ想い、変わらない根っこ
「私、このお店が大切なんです。お客様を大切にすることはもちろん、働く仲間や家族を大切にすること、人が生きる上で大事なことを教えてくれた場所ですから」。
昔の長井さんは、やんちゃで何事も諦めがちだったという。「学校を辞め、仕事も逃げるように上京したところもあります。振り返れば、私は縁を断ち切る生き方をしていたなと思うんです。翔さん(株式会社國屋 代表取締役)に『これからは縁を紡ぐ人生を送っていきなさい』と言っていただいた言葉が、今の私の大切な指針になっています」。
その言葉を胸に努力を重ねてきた長井さん。そんな彼女を応援する人が大勢いる。高校の恩師は、長井さんが仕事で頑張っているという噂を聞きつけ、愛媛から「ろばた翔」に食事に来てくれたこともあったそうだ。
取材中に「従業員の家族を大切にする」というテーマに話が及んだときには、周囲への感謝の気持ちを何より大切にしていること、家族や仲間の悩みや喜びをまるで自分のことのように感じ取れる温かさを持っていることが、ひしひしと伝わってきた。
今後の抱負について伺うと、「これから会社が成長するほど、働く仲間も増えていくと思います。その時に、翔さんと結さん(専務)のお二人が大切にされてきた考えや価値観が薄まることがあってはいけないなと思うんです。時代に合わせて変化しながら、でも私たちの根っこの部分はこれからも大切に守っていきたいですね」と語ってくれた。
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11 宝ビルB1F
TEL:03-6302-0827
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