更新日:2023.12.25
店に合った接客マニュアルの作り方と運用術を解説!
接客マニュアルは業務の基準を明確化し、サービスの質を保つのに効果的なツール。まずは、接客時の姿勢・表情・話し方といった基本の立ち居振る舞いを記載し、共通認識の統一を図ることがポイント。
さらに、出迎えから会計・見送りまで、営業のフローに沿って業務内容をまとめることも重要。来店客がドリンクをこぼしてしまった時の対応や、トラブルへの対応、多忙時に優先すべき業務についてもまとめておくと、迷わず接客しやすくなり、業務の効率化や生産性の向上にもつながるはずだ。
※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。
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目次
・接客マニュアルを作る目的・メリットは?
・どういう手順でマニュアルを作ればよい?
・接客マニュアルに盛り込むべき項目は?
・マニュアルを活用する上での注意点は?
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接客マニュアルを作る目的・メリットは?
スタッフ教育の効率化
マニュアルを用意することで、接客のルールや手順についてスタッフに説明する時間を短縮でき、効率的に伝達ができるようになる。新しいアルバイトの指導など、人材教育にかかる時間、労力、費用の軽減を図ることができる。
サービスの質の安定
個人の判断ではなく共通のルールに沿って接客を行うと、スタッフ間での差が生まれにくくなるのもメリットの1つ。質の高いサービスが安定的に提供できるようになれば、利用客の満足度向上にもつながるだろう。
業務の効率化
接客業務をマニュアル化することで、優先順位や対応方法の基準がより明確になり、スタッフが迷わず、無駄なく動けるようになるはず。業務をより効率的にこなせるようになることで、生産性の向上も見込める。
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どういう手順でマニュアルを作ればよい?
(1)接客業務を書き出す
(2)接客業務ごとのルールを整理する
(3)接客業務ごとの評価基準を決める
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接客マニュアルに盛り込むべき項目は?
1.営業前の準備
2.接客の際の心構え
3.接客時の「姿勢」「表情」「話し方」
4.出迎えや席案内の方法
5.オーダーの取り方
6.料理提供の方法
7.バッシングの方法
8.会計・見送りのルール
9.クレーム対応
また、現場が混乱しないよう、どこまでをホールスタッフにまかせ、どこから店長や管理職が対応するかといった役割分担や、どこまでなら相手の要求に応じるかといった線引きを明確に設定するのも重要。現状のマニュアルに載っていないクレームを受けた際には対応事例をスタッフ間で共有し、内容を更新していこう。そのほか、スタッフにマニュアルを読んでもらうだけでなく、各項目を活用して定期的にロールプレーイングをするといったことも効果的だ。
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10.接客時の優先順位
混雑時や繁忙期などは、忙しさゆえにトラブルも起こりやすいもの。そのため、マニュアルにはこれまで挙げた項目について、優先順位を明記しておくとよいだろう。
例えば、
①料理の提供
②オーダーやクレームなど利用客に対する対応
③電話対応
④席へのご案内
⑤お会計
⑥バッシング
⑦ラウンド
というように、業務が重なったときに何を優先すれば一番顧客満足度が下がりにくく、オペレーションに支障がないかを考慮して決めるといいだろう。これらを従業員同士で適宜共有することで、どんな状況下でも次に何をすべきかの判断が早くなり、迷いなく業務に集中できるはずだ。
11.接客時のNG対応
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マニュアルを活用する上での注意点は?
「マニュアルはあくまでベース」であることを共通認識する
飲食店の接客は、現場で刻一刻と変化する状況に合わせてフレキシブルに対応していく必要がある。そのためマニュアルにとらわれすぎると、想定外の事態に対応できない、逆にサービスの質が下がるなど、店に対する評価に悪影響を及ぼす場合も。
特に、接客トークについては店のコンセプトや歴史、こだわり、食材や料理、ドリンクに対する理解など、マニュアルには明記できない知識によって補われる部分がほとんどだ。また、予約客であれば過去の来店履歴から情報を得る、フリー客であればその場の会話で得た情報をサービスに織り交ぜるなど、顧客情報を活用する努力や、スタッフ自身のキャラクター、特技を活かすことでファンづくりにつながることも多い。「マニュアルはあくまでベースにすぎにない」という共通認識をスタッフ間で徹底し、各自が創意工夫をこらしてサービスの質を高める努力ができる環境を整えよう。
すぐに見られるようにしておく
接客マニュアルはスタッフがすぐに確認しやすい場所に設置しよう。スタッフが目を通す回数が増えることで業務内容について学ぶ意欲が向上し、接客に関する共通認識が浸透しやすくなるといったメリットも。
時間がない時でもすぐにチェックできる状態で保管することを心がけたい。スマホやタブレットから確認できる電子マニュアルは手軽に確認しやすく、複数のスタッフが同時に確認できるといった紙にはない利点もあるので検討してみてはいかがだろうか。
定期的に改善する
マニュアルは一度作ったらそれで終わりにせず、月1回や年4回など頻度を決めて定期的に見直し、店の状況に合わせて最新版を用意しよう。クレームやトラブルにどのような接客で対応したかを追記したり、顧客やスタッフからの意見によって見えてきた改善点をもとに修正を加えるなど、随時アップデートを重ねられるのが望ましい。
飲食店における接客は、店を印象付ける重要な要素。接客で好印象を与えることで、リピーター獲得や店の売上の安定にもつながっていく。上記の内容をもとに接客マニュアルを作成し、選ばれる店づくりに役立てよう。
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