“卵料理”に関する調査~8割弱が外食での注文頻度に変化なし、約半数が“値上げは1割程度まで許容範囲”~

ぐるなび会員を対象に、価格の高騰が話題になっている卵にスポットを当て、“卵料理”について調査。卵の価格高騰によって自宅で食べる機会が減少し、外食ではあえて卵料理を選択する人も一定数いることがわかった。

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目次
Q1 あなたは卵料理は好きですか。
Q2 今年、外食で卵料理を注文しましたか。
Q3 今年、外食で卵料理を注文する頻度に変化は?
Q4・Q5 外食で卵料理の注文頻度が増えた・減った理由は?
Q6 卵料理を注文する飲食店の業態は?
Q7 卵料理の値上がりはどれくらい許容できますか。
Q8 卵の価格高騰に関するエピソードはありますか。

 さまざまな食品の値上がりが続く中、身近な食材の一つである「卵」の価格にも影響が出てきている。卵の値上がりは、居酒屋はもちろん、和食、中国料理、イタリア料理、フランス料理などさまざまな飲食店にとっても大きな問題。実際に、一部の飲食店では卵の供給不足から提供を休止したとの発表もあった。そこで、ぐるなび会員を対象に「卵料理」についての意識調査を実施した。

 卵を「好き」「どちらかと言えば好き」と回答した人は9割と支持率は高く、2023年に入ってからの卵料理の注文頻度については、約8割の人が「変わらない」と回答した。一方で、注文頻度が「増えた」と回答した人にその理由を聞くと「自宅で食べる機会が減った」といった回答が上位に上がった。また、飲食店における卵料理の値上げについては、46%の人が「1割までは許容する」と回答した。
 
 では、以下より「卵料理」に関するアンケート結果を詳しく見ていこう。

【調査概要】
■調査期間:2023年5月12日(金)~5月14日(日)
■調査方法:Webアンケート
■調査対象:全国
■回答者 :20~60代のぐるなび会員1,000名

 まず、Q1では卵を使った料理が好きかどうかを聞いた。その結果、「好き」(67.5%)もしくは「どちらかと言えば好き」(22.2%)と回答した人の合計は約9割に。アレルギーで食べられない人(1.8%)を除いて、ほとんどの人が卵料理を好んでいることがわかった。

 また、今年(2023年)になってから外食で卵を使った料理を注文したか(Q2)については、全体の約7割の人が「注文した」と回答。年代・男女別に見ると、20代女性(80.4%)と30代女性(84.2%)は8割以上の人が「注文した」と回答した。

 次に、今年(2023年)に入って、外食で卵を使った料理を注文する頻度の変化(Q3)については、77.9%の人が「変わらない」と回答。また、「増えた」「やや増えた」の合計と、「減った」「やや減った」の合計は、ともに1割程度という結果になった。

 Q4では、外食で卵料理の注文頻度が増えた理由を聞いた。「自宅で卵を食べる機会が減ったから」(44.9%)と「好きなメニューを見つけた」(40.8%)が、ともに4割以上の回答を得て上位になった。

 逆に、注文頻度が減った理由(Q5)については、「卵料理の価格が上がったから」「卵料理の取扱いが減った、ストップした」がともに52%でトップ。

 Q4とQ5の結果から、卵の価格高騰の影響が各家庭の食卓や外食にも影響を及ぼしていることが推測される。

 Q6では、どんな飲食店で卵を使った料理を注文するかを聞いた。最も回答が多かったのは「ファミレス、ファストフード」(46.4%)で、次いで「洋食」(44.9%)が多く、「和食」(39.7%)や「居酒屋」(38.2%)も4割近い回答を得た。

 さらに、外食における卵料理の値上げについて、許容できる範囲を聞いた結果がQ7のグラフ。全体では、「1割まで」が46.4%、「2割まで」が25.6%で、多くの人が1~2割までの値上げであれば許容できると考えていることがわかった。

 また、男女別に見ると「値上がりしたら注文しない」と回答した人の割合は、女性(19.3%)が男性(10.7%)の2倍近くおり、女性の方が卵料理の値上げに対してシビアに考えていることが読み取れる。

 最後に、卵の価格高騰によって影響があったエピソードを聞いた。これらの回答からも、消費者がさまざまな外食シーンで卵の値上げや取り扱いの休止を実感していることがうかがえる。

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※「ぐるなびリサーチ部」などの調査結果はこちら

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