「手仕込みアジフライ定食」にこだわりを注ぎ込み大ヒット!トーキョーアジフライ@市ヶ谷

「トーキョーアジフライ」は、市ヶ谷駅から徒歩3分の靖国神社近くに2022年オープンした、行列のできる人気店。定番メニュー「アジフライ」の、素材の厳選やこだわりがすごいと評価になっています。

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「手仕込みアジフライ定食」

トーキョーアジフライ(東京・市ヶ谷)

2022年オープンするや否やたちまち話題となった、人気のアジフライ定食ランチがあるといいます。今回は、"生きがいはおいしいランチとスイーツ"というフードライターの小田中雅子さんが、東京・市ヶ谷にある「トーキョーアジフライ」の「手仕込みアジフライ定食」を紹介。アジフライにスポットをあてた発想のポイントや、定食メニューとしての工夫を深掘りします。

小田中 雅子
フードライター。新聞社系メディアのグルメ記事でライターとしてのキャリアをスタート。以後、ぐるなび媒体「dressing」など主に飲食関連のWebサイトで記事を書いている。ランチやスイーツ、パンなどのグルメ情報が得意。特にランチはその日の幸福度を決めると信じ、店選びに1時間以上かけるほど、おいしいランチ探しに余念がない。

自信あり! アジフライ定食に特化した専門店
メニューはおなじみでも、8種の薬味で食べ方は自由自在
ビビッと来た「アジフライの聖地」との出合い
東京のアジフライブームに貢献
夜営業始動。そびえ立つエビフライに目が釘付け! 夜限定「ミックスフライ」

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自信あり! アジフライ定食に特化した専門店

市ヶ谷駅から靖国神社方向へ歩いてくると、この看板が目に入ってくる

昨今、アジフライのおいしい店がブームとなり、ランチメニューに取り入れている店も多いのではないでしょうか。そんな人気メニュー、アジフライの懐の深さを実感できる店が「トーキョーアジフライ」です。

「トーキョーアジフライ」は、オープン当初はランチのみの営業(現在は夜も営業)、メニューはアジフライ定食のみというアジフライに特化した店。こだわりのおいしさはたちまち評判となり、TVや雑誌など各種メディアなどでも紹介され、朝オープンの11時から13時すぎまで満席が続き、平日でも5、6回転はする繁盛店です。

  • 階段を下りた地下1階
  • 席数はカウンター席とテーブル席をあわせて24席

場所は市ヶ谷駅のほど近い、オフィスビルが多く立ち並ぶエリア。当初は平日のランチとして近隣のオフィスワーカーが利用するイメージだったそう。けれど、実際、店をオープンしてみると、徒歩圏に靖国神社や武道館といった有名スポットがあり、イベントや観光で訪れた人がわざわざ立ち寄るケースが多数。土曜日の昼も行列が絶えません。

メニューはおなじみでも、8種の薬味で食べ方は自由自在

「手仕込みアジフライ定食」(1,800円)。ご飯、みそ汁、卵黄しょうゆ漬け、漬物、わさびおろしがセットされている

ご紹介するメニューはもちろん「手仕込みアジフライ定食」。ふっくらとしたフライはフィレタイプで4切れとボリューム満点。フライに添えられているのは中骨を揚げたもの。こんがりとした香ばしい色が食欲をそそります。

  • 手開きではなく、フィレタイプ。一つ一つ丁寧に骨抜きされている
  • オーダーが入ってから衣をつけ、カラリと揚げていく

アジは「アジの水揚げ量日本一」を誇る長崎県松浦漁港のもの。冷凍せず”生”で産地から直送された、刺身でも食べられる新鮮なアジを店で一匹ずつ捌き、骨を抜くなどの下処理を行っている点が最大のポイントだそう。その後、軽く塩をして一晩寝かせたものを使用。“手仕込み”とメニューに付くのも納得の丁寧な仕事が、他にはないおいしさにつながります。

少し薄めのサクッとした衣がしっとりとしたアジを引き立てる

さっそく揚げたて、アッツアツのフライを何もつけずに一口、ガブリ。生から手仕込みされたアジと普段食べているアジとでは、ここまでうま味も食感も違うなんて。サクサクとした軽快な食感の衣と、ふんわりしっとりしたアジの身のコントラストがたまりません。この衣が秀逸。とんかつのようなツンと立った粗目のパン粉ではなく、細目の繊細なパン粉を使用。さらに給油率も低いため、カラリと揚がって食べ心地も軽く、4切れのフライもペロリと食べられます。

タルタルソースは卵、タマネギ、マヨネーズのシンプルな味わい
各テーブルのボックスに納められた調味料

品の良いアジのうま味が感じられ、このままでも十分おいしいのですが、「トーキョーアジフライ」のお楽しみはここから始まります!

用意されている薬味は8種。定食に添えられている自家製タルタルソースとわさびおろし。卓上のボックスにはしょうゆ、甘めの九州しょうゆ、ウスターソース、さらさらとした宮古島の「雪塩」、パルメザンチーズ。そしてこれらの調味料に月替わりの自家製の薬味が付きます。訪れた日は、2月に旬を迎えるアオサを使った「自家製青海苔と山葵の佃煮」。旬の食材を使い季節感を出しています。

「薬味でいろんな食べ方を楽しんでほしくて、フィレにして4切れ用意しています。素材にこだわったアジフライを、お客様の好みにあった味付けで100点満点のおいしさにしてもらえればうれしいですね」と「トーキョーアジフライ」店長の宮木聡司さんは語ります。

卵黄しょうゆ漬け+パルメザンチーズ。コツはパルメザンチーズを多めにふること。この一杯が食べたくて、ご飯をお代わりしてしまう

しょうゆ派、ソース派、タルタル派。アジフライの食べ方の好みはいろいろ。けれど、「トーキョーアジフライ」に訪れたらなら、店が提案する卵黄しょうゆ漬け+パルメザンチーズです。濃厚な卵黄とチーズの塩味のあるコクがあわさり、「こんなアジフライは初めて!」という体験が楽しめます。おいしさに楽しさをプラスする旺盛なサービス精神。人気が出るのもうなずけます。

ビビッと来た「アジフライの聖地」との出合い

「トーキョーアジフライ」の店長であり、運営会社「株式会社カタンナッセ」社長でもある宮木聡司さん

「昼だけの営業で成り立つようなビジネスモデルを作りたかったんです」と宮木さんは語ります。この言葉には、コロナ禍での体験が込められています。福岡で飲食店を経営していた時、元々昼の定食や昼飲みを主体にしていたこともあり、それほど大きな痛手を受けずにコロナ禍を乗り切ったといいます。

ランチだけでも十分集客ができる東京ならば、自分のアイデアを試すのにふさわしい。そこで、オープンしたのが「トーキョーアジフライ」です。

ご飯はお米マイスターがアジフライに合わせて選んだ米を羽釜で炊き、みそ汁はアジの骨からだしをとるというこだわりぶり

コンセプトとしたのが「商材は一つにする」ということ。「商材を絞るメリットは仕入れのロスが少なく、オペレーションが楽という点です」(宮木さん)。そうしたコンセプトに合う食材を探す中で出合ったのが、松浦漁港のアジでした。「アジフライの聖地」として町おこしを行っている松浦を訪れ、アジフライを食べた宮木さんは「これだ!」と思ったのだそう。

「アジフライは料理としてはとてもシンプル。だけど、一口食べれば、いつも食べているアジフライと明らかに違うおいしさが松浦のアジにはあったんです」。この感動をぜひ東京の人にも伝えたい。店舗経営に乗り出す前は、和食の料理人としてキャリアを長く積んできた宮木さん。魚を見る目は確かです。

こうして、ランチのみの営業、メニューはアジフライ定食のみというユニークな店舗が誕生しました。

東京のアジフライブームに貢献

アジフライを盛り付けた皿は店名のロゴ入り。SNSにアップされれば、しっかり店名の宣伝になる

アジフライの名店や人気店がひしめく東京で、いちやくその名を高めた「トーキョーアジフライ」。その理由を宮木さんは「キャッチ―である」ことだと考えます。

店名をカタカナにし、フライが乗る皿に店名のロゴをプリント。「トーキョーアジフライ」には、老舗や和食の名店などに敷居を高く感じる若い人もふらりと入りやすい雰囲気があります。実際、近隣の大学に通う女子学生なども多く訪れ、写真を撮って、SNSにアップしていくのだそう。

現在、店を訪れる人々の年齢は大学生から年配の人までと幅広く、男女の比率もほぼ半々。価格は1,800円と決して手頃とは言えませんが、ちょっと今日はおいしいものが食べたい、楽しい食事がしたいというときに候補に挙がる店。そんなところにも「トーキョーアジフライ」の人気の秘密があるのでしょう。

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夜営業始動。そびえ立つエビフライに目が釘付け! 夜限定「ミックスフライ」

夜メニューをプラスしたメニュー表

2024年1月から新しい試みとして、夜の営業を始めました。

夜限定メニューとして登場したのが「ミックスフライ定食」。細かな工夫が行き届いたアジフライ定食を作った同店ならではのこだわりがいっぱい詰まった定食です。

夜限定メニュー「手仕込みミックスフライ」(単品1,800円、定食2,300円)。アジフライにエビフライとカキかホタテいずれかのフライがセット。ビジュアルで歓声が上がること間違いなし

「どうぞ」と現れたミックスフライに思わず目が釘付け! 皿の真ん中にあるタルタルの入ったグラスにピンと立つのはエビフライ。その姿に思わず笑みがこぼれます。カキは味が濃いと評判の兵庫県産相生のもの。いずれも衣はアジフライと同じ細目の軽くて薄い衣。サクッとした衣の下にプッリプリの身がぎっしりで食べ応え抜群で、素材の味がダイレクトに感じられます。

「トーキョーアジフライ」を含めて3店舗を運営している宮木さん。なかなか店を任せる人材がいないという飲食店共通の悩みを抱えながら、新たな店舗展開も目指しているのだそう。常に現状にとどまらず、次なる一手を考える「トーキョーアジフライ」の今後に注目です。

ランチ限定の「胡麻鯵」(500円)。福岡の名物料理「ごまさば」のアジバージョン。ごま油香るタレが染みたプリプリのアジの身がたまらない。鮮度の良いノンフローズンのアジを仕入れている同店ならではのおいしさ
夜限定の「鯵ユッケ」(700円)。宮木さんが以前、料理人をしていた店のメニューにあった海鮮ユッケをアジでアレンジ。コチュジャンのピリ辛タレがアジの甘さを引き立てる。。ビールのつまみにも、ご飯のお供にもぴったり
トーキョーアジフライ(東京・市ヶ谷)
東京都千代田区九段南3-8-10 ACN九段南ビルB1F
https://r.gnavi.co.jp/9urvzk2v0000/map/
地下鉄、JR市ヶ谷駅より徒歩3分。靖国神社の向かい、武道館からも徒歩10分の場所にある。席数はカウンター席も含めて24席。平日・週末問わず、おいしいアジフライを求めてわざわざ訪れる人が絶えない。

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