客単価アップに直結!ワインが劇的に美味しくなるチーズの選び方
チーズボードは単なる前菜ではありません。それは、ワインリストの価値を最大化する戦略的なメニューです。チーズのタイプ(フレッシュ、ハード、青カビなど)を理解し、その味わいの強さや熟成度をワインと合わせる「マリアージュ」の技術は、お客様の満足度と単価を向上させる鍵となります。こうした知識を身につけることで、より感動的な食体験を届けることができるでしょう。
目次
チーズの製法別分類と特徴
1. フレッシュチーズ (Fresh Cheese)
2. 続式蒸留焼酎(焼酎甲類)セミハードチーズ(Semi-Hard Cheese)
3. ハードチーズ(Hard Cheese)
4. 青カビチーズ(Blue Cheese)/ブルーチーズ
売上アップに繋がる!チーズとワインのマリアージュ戦略
料理人が意識すべき相性の原則
飲食店でのメニュー化と提供のコツ
まとめ
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チーズの製法別分類と特徴
ナチュラルチーズは、製造過程(特に熟成の有無や方法)によって大きく分類されます。この分類を知ることで、見た目だけでなく、そのチーズの風味や食感の傾向を把握できます。
1. フレッシュチーズ(Fresh Cheese)
・特徴:熟成させないチーズで、水分が非常に多く、柔らかい食感です。新鮮なミルクの風味と酸味がそのまま活かされており、クセがなくさっぱりとしています。
・代表例:モッツァレラ、リコッタ、マスカルポーネ、クリームチーズ、フェタ
・飲食店での活用:カプレーゼ、パスタ、ピザのトッピング、デザート(ティラミスなど)
2. セミハードチーズ(Semi-Hard Cheese)
・特徴:チーズを作る過程で比較的強く圧搾されます。水分量が少なく、弾力のある硬めの食感。熟成期間は数週間から数カ月で、穏やかでマイルドな風味を持ち、クセが少ないため食べやすいのが特徴です。
・代表例:ゴーダ(熟成が浅いもの)、マリボー、ラクレット
・飲食店での活用:スライスしてサンドイッチやプレートに、加熱してラクレット料理に
3. ハードチーズ(Hard Cheese)
・特徴:長期間(数ヶ月〜数年)熟成させるため、水分量が最も少なく、硬い食感です。熟成によりアミノ酸が凝縮され、濃厚な旨味(アミノ酸結晶)とコクが生まれます。
・代表例:パルミジャーノ・レッジャーノ、コンテ、チェダー(長期熟成)、ミモレット
・飲食店での活用:薄くスライスして前菜に、削ってパスタやリゾットの仕上げに、料理の旨味と塩味のアクセントとして。
4. 青カビチーズ(Blue Cheese)/ブルーチーズ
・特徴:チーズ内部に青カビ(ペニシリウム・ロックフォルティなど)を植え付けて熟成させたチーズです。青カビ独特の刺激的な風味と、強い塩味が特徴で、非常に濃厚な味わいを持ちます。
・代表例:ロックフォール、ゴルゴンゾーラ、スティルトン
・飲食店での活用:サラダやパスタのソースの隠し味、デザートとしての単体提供、はちみつやナッツと合わせて
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売上アップに繋がる!チーズとワインのマリアージュ戦略
チーズのタイプによって、相性の良いワインの傾向が決まります。これを知ることで、お客様への的確なレコメンドが可能になります。
| チーズの種類 | 味わいの傾向 | ワインとの相性(相乗効果) | 組み合わせるワインの例 |
|---|---|---|---|
| フレッシュチーズ | さっぱり、クリーミー、 酸味 |
チーズのクリーミーさに、 泡の爽快感が好バランス。 白ワインのミネラル感 とも調和。 |
スパークリングワイン、 軽快な辛口白ワイン (ソーヴィニヨン・ ブランなど) |
| セミハード・ハードチーズ | マイルド、旨味、コク、 塩味 |
チーズの脂肪分と タンニン(赤ワインの 渋味)が調和し、 口内をスッキリさせる。 熟成したチーズの旨味と ワインのコクがマッチ。 |
ミディアムボディの 赤ワイン、コクのある白ワイン (熟成したシャルドネなど) |
| 青カビチーズ | 刺激的、強塩味、 濃厚 |
チーズの塩味と風味の強さを、 ワインの甘味と複雑さが包み込み、 絶妙なコントラストを生む。 |
甘口ワイン (ソーテルヌ、 ポートワインなど)、 フルーティなロゼ |
料理人が意識すべき相性の原則
・産地を合わせる:地元のチーズとワインは相性が良いケースが多い(例: フランス・ボルドー地方の赤ワインとボルドー産のセミハードチーズ)。
・熟成度を合わせる:若い(フレッシュな)チーズには若いワイン、熟成の進んだチーズには熟成したコクのあるワインを合わせる。
・風味の強さを合わせる:濃厚で強い風味のチーズには、フルボディでパワフルなワインを合わせる。
飲食店でのメニュー化と提供のコツ
・チーズボードの構成::単一のタイプだけでなく、フレッシュ、セミハード、青カビなど、異なるタイプのチーズを盛り合わせることで、多様なワインとの相性をカバーし、お客様に発見を提供する。
・ハチミツやジャム: 青カビチーズにはハチミツを添えるなど、チーズの塩味とワインの相性をさらに高めるためのコンディメント(添え物)を工夫する。
・温度:チーズは冷やしすぎると風味が閉じてしまうため、提供前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておくことが重要です。
まとめ
この知識を活用し、自店のメニューに合ったチーズを戦略的に導入することで、客単価とお客様の満足度を同時に高めることが可能になります。チーズとワインを軸にした提案力を磨くことで、他店との差別化にもつながるはずです。
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