銀座ソニーパーク「1/2」のプレート「カツカツ交差点」は、自由で欲張りな新・洋食体験!

銀座のランドマーク的な存在だったソニービルが建て替えられ、2025年1月26日にグランドオープンを迎えたGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)。その地下3階に店を構えるのが、洋食カジュアルダイニング「1/2(Nibun no Ichi)」です。メニューは、その名の通り“通常の1/2サイズ”で提供されるプレート。あえてハーフサイズを主役にした狙いとは?

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「カツカツ交差点」

「カツカツ交差点」(1,650円)は、「四種の味噌のスパイスカレー」+「低温調理のレアなカツサンド」

「あれもこれも食べたいのに、昔ほど量が食べられない」……そう嘆く食いしん坊さんにこそ知ってほしいお店があります。一皿に1/4サイズのお料理を2種類盛り合わせた、”1/2サイズ”の本格洋食プレートを提供する「1/2 (Nibun no Ichi)」(以降、「1/2」)です。

今回は、週末の酒場巡りが趣味のフードライター・桑原 恵美子さんが、銀座「1/2」の洋食プレート「カツカツ交差点」を紹介。なぜ1/2サイズなのか、そしてなぜこれほどのクオリティーをリーズナブルな価格で提供するのか。その舞台裏に迫ります。

桑原 恵美子
フードライター。十数年間にわたり、新聞社系の媒体で大手チェーン飲食店や新オープンの商業施設の飲食店、食品メーカーを中心に取材。ぐるなび媒体「dressing」でも100軒以上の飲食店を取材。「ラクなのに美味しい 驚異の弱火調理法」(三空出版)など料理レシピ本の構成にも携わる。
訪れた飲食店を紹介している個人ブログ:
https://ameblo.jp/amaguri0111/theme-10066247104.html

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1/2 (Nibun no Ichi) (東京・銀座)

【店舗Data】
1/2(Nibun no Ichi)
業態: 洋食カジュアルダイニング
席数: 44席(テーブル18席、ハイテーブル18席、個室8席)
客単価:2,500円前後
客層:20~60代、男女比4:6、1人利用、カップル、グループ
住  所:東京都中央区銀座5-3-1 Ginza Sony Park B3F
アクセス:東京メトロ銀座駅B9出口直結
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:00)※15:30~17:30はデザートとドリンクのみの提供
定休日 :Ginza Sony Parkの休園日、年末年始ほか不定期
https://www.instagram.com/nibunnoichi.ginzasonypark/

目次
1/2サイズだから、いろいろ試せる!気軽に食べられる!
トンカツの2大メニューが一皿で交わる「カツカツ交差点」
公園のように自由に楽しみ、発見や体験が生まれる場所に

1/2サイズだから、いろいろ試せる!気軽に食べられる!

「1/2」があるのは、東京メトロ銀座駅のB9出口の目の前、Ginza Sony Parkの地下3階です。日頃よく通るルートなのに、控えめな看板なので私は前を通っても長いこと気が付きませんでした。

  • 東京メトロ銀座駅B9出口を進むと、地下3階の店に続く階段がある
  • 店内入り口。中央にオープンキッチン、向かって左にハイテーブル席、右に大型のスクリーンが設置されたローテーブル席がある
ローテーブル席から見たキッチン
向かい合わせのハイテーブル席。窓には旧ソニービルのネオンロゴが飾られており、撮影の映えスポットとしても人気

「1/2」のコンセプトは、店名そのまま。1皿に通常の約1/4サイズの料理が2品、合わせて1/2のボリュームになっています。私は最初、「1/2サイズのお料理が2品で1人前になっているんだ」「2品食べられてラッキー!」と誤解して喜んでいましたが、スタッフに聞くと、「一皿に2品で1/2サイズ」というではありませんか。

グランドメニュー(全て1,650円)は一皿に1/4サイズの洋食が2種類。写真は「定番アップライジング(ハヤシライス+エビフライ)」。季節ごとに約10種類を展開している(写真提供:Ginza Sony Park)

まさに私のように、いろいろ食べたいのに量は食べられない人のためのお店!と、胸が高鳴りました。一皿が1/2サイズということは、2皿頼んで4種類を楽しむこともできますし、一皿にアラカルトメニューを追加して自分だけのコースを組み立てることもできます。サイズを小さくすることで、こんなに食べ方の自由度が広がるとは。

サイズだけではありません。10種類前後あるワンプレートメニューはすべて、誰もがよく知る洋食の定番を、新たな視点で再構築したユニークなものばかり。食べ慣れた安心感と、初めて食べるワクワク感がほどよいバランスで調和しているのです。

トンカツの2大メニューが一皿で交わる「カツカツ交差点」

中でも一番人気で、かつ私の一推しが、「スパイス味噌カレー」と「レアカツサンド」がそれぞれ1/4量ずつ食べられる「カツカツ交差点」です。

「カツカツ交差点」(1,650円)。4種の味噌と10種類以上のスパイスを合わせたスパイスカレーと、低温でじっくり火入れしたトンカツをはさんだぜいたくなカツサンドを各1/4サイズで盛り合わせる
  • パンフレットスタイルのメニューブックでは、見開きで1メニューを紹介(写真提供:Ginza Sony Park)
  • 料理をオーダーすると、メニューと同じレイアウトのランチョンマットがテーブルに置かれ、メニューブックと同サイズ・同配置の料理が運ばれてくるという楽しい仕掛け
メニューブック(写真右)には調理法や使用食材が克明に記されている。一方、ランチョンマット(同左)にはその料理の歴史やトリビアが書かれており、背景にある物語も楽しむことができる
「四種の味噌のスパイスカレー」。サクサク衣の一口カツと本格派スパイスカレーの組み合わせ

「四種の味噌のスパイスカレー」は、ミニサイズのトンカツをトッピングしたカツカレー。カツサンド用の豚肉の、端の厚みが少ない部分を使用しています。衣のサクサク感が際立った、スナック感覚の楽しい食感です。

カレーは4種類の味噌と10種類以上のスパイスを使用し、野菜を半日以上かけてじっくりと炒めた、パンチのある本格派。辛さの奥に味噌が醸し出すコクがあり、一口ごとに異なるスパイスを感じられ、とてもドラマチックな奥行きがあります。

「低温調理のレアなカツサンド」は、何段階にも繊細に火入れ温度を調整して、ジューシーでなめらかな食感に仕上げている

一方の「低温調理のレアなカツサンド」は、豚肉を低温調理した後、低温のオーブンでごく短時間焼き、一度冷ましてから揚げて常温に戻し、最後に高めの温度で揚げているそうです。こんなに何段階にも分けて火入れをしているからこそのやわらかさ、しっとり感、香ばしさなんですね。

どちらを先に食べようか、いつも悩むのですが、最近ハマっているのは、カツサンドにスパイス味噌カレーをほんのひとくち分付ける食べ方。これがまた、やみつきになるおいしさなのです。さらに感動的なのは、これだけ手が込んでいる一皿のお値段が一律1,650円であることです。

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公園のように自由に楽しみ、発見や体験が生まれる場所に

なぜGinza Sony Parkにこんなユニークなお店があるのか、そもそもこの立地でこの内容のお料理を、なぜこの価格で提供できるのか……。疑問がたくさんあったのですが、お話を聞いて初めてその理由がわかりました。

「『本当にちょうどいいサイズでうれしい』と喜んでくださるお客様が多いです」と語る副店長の松橋さん

一般的な飲食店との大きな違いは、ここがテナントではなく、“ソニーが直接手がける食の体験施設”であること。つまり「都会の中の公園」をコンセプトとしたGinza Sony Parkの中で、「食のアクティビティー」を具現化しているのが「1/2」なのです。

1/2スタイルにした背景には、ソニーの精神が流れています。1966年、創業者の一人である盛田 昭夫さんは、街に開かれた施設の象徴として10坪のパブリックスペース「銀座の庭」を作り、建て替え中の2018年にも、すぐにビルを建てず「銀座の公園」として開放しました。公園は、自由にそれぞれの過ごし方を楽しむ場所。「1/2」も、誰もが思いのままに楽しめる食体験の場でありたいと考えたのだそうです。

  • 肉厚で甘みのあるリトルジェムレタス(小さなロメインレタスの一種)をオーブンで焼き、セルフィユなどの香草で風味をつけた「シーザーサラダ」(800円)は、カツカツ交差点の前菜にぴったり
  • 8種類のアラカルトメニュー。「オニオングラタンのフレンチトースト」(800円)、「舞茸のフムス」(800円)、「かぼちゃと栗のスープ」(400円)など、お値段も味も魅力的(写真提供:Ginza Sony Park)

信じられないほどリーズナブルなお値段は「公園のように誰もが気軽に立ち寄れる場所でありたい」から。通し営業なのは、公園のようにいつでも自由に入れるようにしたいから。私は「一人分のサイズでいろんなお料理が食べられる」と単純に喜んでいたのに、その背景にこんなに深い思想があったとは……!

ソニー企業株式会社飲食事業室の吉田 航(わたる)さんは、このお店を通して叶えたいもうひとつの夢を語ってくれました。それは、1/2文化を、もっと多くのお店に広げること

「銀座には魅力的な飲食店がたくさんありますが、1軒でお腹がいっぱいになるとそこで完結してしまいがちです。でも1/2スタイルなら、食後に別の店へ足を運ぶ余裕が生まれます。そうすれば銀座を訪れる人の食の世界が広がり、街全体にリズムや自由に過ごせる余白が生まれるのではないでしょうか。この店が、そうした“1/2文化”の始まりになればと考えています」(吉田さん)。

幅広い世代に大人気の「クリームソーダ」(各800円)は「クラッシック」(写真左)、「ハーブ」(同中央)、「スパイス」(同右)の3種類を用意。アルコールはナチュールワイン(グラス1,200円~)を中心に幅広くそろえている(写真提供:Ginza Sony Park)

知れば知るほど、ファンになってしまう「1/2」ですが、私には一つだけ、小さな不満があります。それは、1,650円という奇跡的なお値段が、メニューの目立たない端にたった1カ所、小さくしか書かれていないこと。もう少しだけ目立つように表示していただければ、勇気を出して入る人が増え、価格だけではないこのお店の素晴らしさがもっと多くの人に広まると思うのです。

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