「日本一のバーテンダー」直伝
テーブルを彩るノンアルコールカクテル
ノンアルコールモヒート
材料
ライム 1/4カットを2つ
ミント 適量(5〜10枚)
パウダーシュガー 2tsp(ティースプーン)
ソーダ 適量
ポイント
キューバ発祥のラムベースのカクテル・モヒートのノンアルコールバージョン。ミントを入れ、ライムを搾り入れて砂糖を加えたら、全体がなじむように軽くつぶし、クラッシュアイスを入れてソーダを注いで完成。底に少し溜まったミントやライムをバースプーンなどですくい上げる。「ライムとミントを使ったさっぱりしたカクテルなので、油の多い料理との相性が良いと思います。また、砂糖の量を調整して甘さを抑えることも可能です」。
スムージー風マンゴーのカクテル
材料
マンゴーピューレ 60g
オンレンジジュース 30ml
ヨーグルト・ドリンク 60ml
ポイント
目にも鮮やかな黄色が印象的なデザート風カクテル。「冷凍のマンゴーピューレを使い、材料をすべてミキサーに入れてブレンドします。仕上げでミントの葉をあしらってアクセントに」。また、ヨーグルト・ドリンクを加えることで、ほどよい酸味となり、飲みごたえもある。
お酒が弱い人も、飲めない人も、飲み会がより楽しくなるノンアルコールカクテル
この特集でノンアルコールカクテルを作っていただいた高橋直美氏によると、勤務するバー「リード」でも近年、ノンアルコールの需要が増えているそうだ。「車を運転するのでお酒を飲めない」という理由のほか、お酒は苦手だがバーの雰囲気や、"飲んでいる気分"を楽しみたいという人も多いという。
「ノンアルコールカクテルは様々なシチュエーションで楽しむことができます。今回の5つのカクテルはどの業態の飲食店にも参考になるよう、また、材料はどれも手に入りやすく、誰でも使えそうな材料で考えました。
私のこだわりは素材の味を引き出すこと。これはノンアルコールに限った話ではなく、自然の味をそのまま出すことが大切です。シロップを使えば簡単にフレーバーは出せますが、日ごろ身近にある素材をミックスし、手間ひまかけることでおいしさがアップするのです。また、フレッシュな素材を入れるのもポイント。より香りが引き立ちます。
カクテルの内容によってカクテルグラスを使い分けるなど、見た目にもこだわりたいですね。美しさに比例して味もグレードアップするのではないでしょうか」。