2024/12/03 NEWS

2024年「今年の一皿®」は「うなぎ」に決定!日本のうなぎの食べ方を世界へ発信する起点の年

毎年、その年の⽇本の世相を反映し象徴する⾷を発表する「今年の一皿®」。2024年は「うなぎ」に決定しました。希少資源であるうなぎを後世に遺すための動きの進歩や、高級食材としての地位を保ちながらも気軽に味わえる機会が増えたこと、またインバウンド観光客からの人気などから、多くの支持を集めました。

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更新日:2025.1.23

2024年「今年の一皿®」 発表!

株式会社ぐるなび(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社長:杉原章郎 以下、ぐるなび)は、2024年12月3日 、今年の日本の世相を反映し象徴する⾷を発表する2024年「今年の⼀⽫®」記者発表会を開催しました。優れた日本の食文化を人々の記憶にとどめ、より豊かな食の未来の進化、発展につなげることを目的としており、今回で11回目を迎えました。

2024年「今年の一皿®」に選ばれたのは「うなぎ」です。

2024年「今年の一皿®」うなぎ

うなぎは2014年の「今年の一皿®」で一度ノミネート歴がありますが、2024年は「完全養殖の実用化に向けた研究開発の進展」「加工技術の変化や提供方法の多様化」「うなぎ専門店や取扱店舗が増加」など、多角度から注目を集めている点が高く評価されました。

また、うなぎはインバウンド観光客からも人気が高まっており、「蒲焼」という日本のうなぎの食べ方を世界へ発信する起点の年になりました。

「今年の一皿®」の選定について
2024年「今年の一皿Ⓡ」は、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の月間3,200万人(2023年12月時点)のユニークユーザーの検索・行動履歴など、ぐるなびのビッグデータから抽出したワードをもとに、2,701万人(2024年10月1日時点)のぐるなび会員を対象としたユーザーアンケート、メディア関係者(※)の審査を経て、下記の条件が満たされていることを確認した上で、「今年の一皿」実行委員会が承認、決定する。
1. その年に流行または話題となった
2.その年の社会の動きと関係が深く、世相を反映している
3.食文化の記録として後世に受け継ぐ価値がある

※一般紙、経済紙、地方紙、通信社、テレビ局、一般誌、専門紙誌 計85社 102媒体 127名

最終候補は「ジャパニーズクラフトジン」「プレミアムラーメン」「アサイーボウル」

2024年最終ノミネートに残ったワードは他に「ジャパニーズクラフトジン」「プレミアムラーメン」「アサイーボウル」の3つで、その中から準大賞に「ジャパニーズクラフトジン」、インバウンド賞に「プレミアムラーメン」が選出されました。

準大賞「ジャパニーズクラフトジン」

準大賞「ジャパニーズクラフトジン」
日本の蒸留所で製造されたクラフトジンの世界的な評価が高まっており、飲食店での取り扱いが増加、新たな酒文化としてブームの広がりをみせました。

ジンは各地域の特色が表現されており、地域活性化への兆しがみられます。また、原料にこだわり、規格外や廃棄予定の食材を使用するなど、サステイナブルな取り組みにもつながっています。

インバウンド賞「プレミアムラーメン」

インバウンド賞「プレミアムラーメン」
高品質低価格で国民食の代表格であるラーメンが、インバウンド人気や円安の追い風を受け、日本においても価値基準が変化しつつあります。

食材、麺、スープなどに付加価値をつけ、他店と差別化を図るラーメン店が増加。事前予約や優先入店の制度を導入するなど、店舗運営の形態に多様化がみられます。

ノミネート「アサイーボウル」

ノミネート「アサイーボウル」
コスパやタイパと、価格や時間の効率を意識する10~20代のデジタルネイティブ世代にとって、健康的な食材を手軽に摂取できるメニューとして人気が高まり、アサイーボウルは第二次ブームを迎えました。

自分好みにカスタマイズでき、彩りが鮮やかで写真映えするスイーツとして、SNSで注目されています。

なお、今後はノミネートに関連する食を扱う飲食店や小売店等でダウンロード可能な「今年の一皿®」オリジナルポスターを作成し、公式ホームページにて配布を予定しています。

「今年の一皿®」
https://gri.gnavi.co.jp/dishoftheyear/
優れた日本の食文化を、人々の記憶にとどめ、より豊かな食の未来の進化、発展につなげるために、その年の世相を反映し象徴する食を「今年の一皿」として毎年発表しています。ぐるなびは「食でつなぐ。人を満たす。」という存在意義(PURPOSE)のもと、「今年の⼀⽫」の発表を通して、⽇本の優れた⾷⽂化を国内外へ発信するとともに、そのさらなる発展へ貢献できることを願っています。

話題のメニュー「今年の一皿®」を食べよう!
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記者発表会とトークセッション

主催社代表挨拶:株式会社ぐるなび 取締役会長・創業者「今年の一皿®」実行委員会委員長 滝 久雄
12月3日(火)に行われた記者発表会において、主催社代表挨拶として冒頭に登壇した滝 久雄は「『今年の一皿®』の発表を通して、日本の優れた⾷文化を国内外へ発信するとともに、そのさらなる発展へ貢献できることを願い、今後も継続していきたい」と述べました。
来賓挨拶:農林水産省 大臣官房新事業・食品産業部長 小林 大樹 氏
「今年の一皿®」を後援する農林水産省を代表して登壇した小林 大樹 氏は、「2024年訪日外客数が過去最高を記録し、その8割は『日本食を食べること』が楽しみであると言われています。『今年の一皿®』は世相を表す取り組みであり、日本食への関心が高く敏感な外国人観光客にとっても、興味深い情報です」と、日本食文化のさらなる世界的普及が図られることへの期待を述べました。
フォトセッションの様子。左から滝、近畿大学水産研究所特任教授 田中 秀樹 氏、うなぎ大好きドットコム代表 高城 久 氏、株式会社うなぎ家 代表取締役社長 松井 智子 氏、美術家 野老(ところ) 朝雄 氏

また発表会では、うなぎ愛好家として、うなぎ店の応援サイト「うなぎ大好きドットコム」の代表を務める高城 久 氏に登壇いただき、滝より記念品の「野老勾玉三巴紋瑠璃七段階⽫有⽥焼2024(ところまがたま みつどもえもん るり ななだんかいざら ありたやきにせんにじゅうよん)」が贈呈され、その後近畿大学水産研究所特任教授 田中 秀樹 氏と、うなぎ大好きドットコム代表 高城 久 氏、株式会社うなぎ家 代表取締役社長 松井 智子 氏にも登壇いただき、フォトセッションが行われました。

トークセッションの様子

発表後に行われた「うなぎ」に関するトークセッションに、高城氏、田中氏、松井氏が登壇。それぞれの視点から、うなぎについて語られました。

高城氏は、「うなぎは縄文時代から⾷べられており、日本人にとってなじみ深い伝統的な⾷べ物。そんなうなぎが⽥中さん・松井さんなどの尽力もあり、新たなフェーズに進むことができた」と語りました。また⽥中氏は、「うなぎの完全養殖を実現するために長い年月がかかった。うなぎの⾷文化を絶やさないための努力を後世のためにも続けていきたい」と説明しました。そして松井氏は、「うなぎ職人の高齢化や人材不足が問題になっており、主婦層をターゲットにした育成プログラムを実施している。うなぎの⾷文化を守るためにも尽力したい」と、継承への思いを語り合いました。

2024年を象徴する食は「うなぎ」!ぐるなび「今年の⼀⽫®」記者発表会レポート(ぐるなび公式note)

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