2024/06/07 特集

注目の新店・新業態 2024年4月オープン「酒場 ひまり堂 恵比寿店」が初月850万円の好スタート!

月商1,500万円の「酒場 つむぎ堂」(新宿)など首都圏で6店舗を運営する株式会社LINK STYLEが、2024年4月、恵比寿に出店した新業態が「酒場 ひまり堂 恵比寿店」だ。普段使いしやすい価格設定と万人のツボを押さえたメニューが受け、初月で月商850万円と好調な船出を切っている。

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これまで培った繁盛店のノウハウを凝縮したカジュアルな居酒屋

東京・新宿の繁盛店「酒場 つむぎ堂」などを運営する株式会社LINK STYLEの新業態が、2024年4月、恵比寿にオープン。「三大名物料理」の打ち出しやライブ感重視のキッチンなど、LINK STYLEがこれまでの店舗展開で培った繁盛店ノウハウを詰め込んだ業態だ。ポテサラ、おでんなど幅広い世代に受ける手堅いメニュー構成で、“普段使いできるカジュアルな居酒屋”として地元住民からファミリー、ビジネス層まであらゆる世代が訪れている。

【店舗紹介】
酒場 ひまり堂 恵比寿店
東京都渋谷区恵比寿西1-3-10 ファイブアネックスB1F
03-5422-3907
17:00~23:30(土・日曜日・祝日は16:00~)
23坪/65席(カウンター12席、テーブル30席、個室15人1室、テラス8席)
定休日 :無休
開業日 :2024年4月11日(木)
https://r.gnavi.co.jp/jww196sz0000/

目次
全世代をターゲットに、どのエリアにも展開できる業態を目指して出店
三大名物を打ち出しつつ、幅広いニーズに応えられるメニュー構成
オリジナルのビアカクテルやフルーツサワーをラインナップ

全世代をターゲットに、どのエリアにも展開できる業態を目指して出店

キッチンに面したL字カウンターとテーブル席があり、個室(写真右奥)も備える

LINK STYLEが創業したのが2017年。埼玉と千葉の出店を経て、2022年に東京・西新宿に「酒場つむぎ堂」、2023年同エリアに「めしや ヒロキ倶楽部」を出店し、どちらも月商1,000万円を超える繁盛店に成長させた。その成功を生かし、6店舗目の出店に選んだエリアは恵比寿。「ある程度、乗降客数の多い駅、かつ社員の通勤しやすさを考えて山手線内の西側で探していたのですが、タイミングよく恵比寿駅近くの物件が見つかったのでオープンに至りました」と、営業本部長の村野氏は振り返る。

コンセプトは「普段使いで気軽に楽しめる居酒屋」。西新宿の2店舗とは戦略を変え、あえてターゲットを絞らず、すべての年齢層に受ける店づくりを目指した。「ドリンクは1杯500円程度、料理もほぼ1,000円未満とリーズナブルに設定。今後の店舗展開を考えて、他のどのエリアに出店しても通用するような汎用性の高い業態を意識しました」と村野氏。

その結果、狙い通りに地元住民やファミリー、ビジネス層まで全世代、幅広い客を獲得した。「サク飲みも多く、客単価は平均3,800円。おしゃれな個店で気軽に飲みたいという20代後半~30代前半までのお客様を中心に支持をいただいています」(村野氏)。

三大名物を打ち出しつつ、幅広いニーズに応えられるようなメニュー構成

定番メニューに一工夫した三大名物を用意。写真左から「ひまり堂のポテサラ」(550円)、「おでん」(275円~)、「和牛のユッケ」(1,078円)

「酒場つむぎ堂」「めしや ヒロキ倶楽部」では、それぞれの“三大名物”が絶大な人気を誇っていることから、「ひまり堂」でも三大名物を用意。「大根 とろろ昆布」(275円)や「だし巻き玉子 鬼おろし」(308円)といった定番+アルファのトッピングにこだわった「おでん」、国産和牛を低温調理し自家製ダレと濃厚な卵黄で食べる「和牛のユッケ」(1,078円)、おでんのジャガイモと玉子で作り、トッピング(いぶりがっこ/しばづけ)も選べる「ひまり堂のポテサラ」(550円)を打ち出している。

一方で、「普段使いで気軽に楽しめる居酒屋」として幅広い層をターゲットにリピーターを作りたいという思いから、懐の深いメニュー構成を心掛けた。

フードメニューは全65品で、内訳は「とりあえず。」(冷菜系)23品、「揚げもん。」6品、「おでん。」15品、「肉刺し。」5品、「逸品。」(煮物系など)7品、「〆。」6品、「甘。」3品となっている

さまざまな客層を想定し、大葉と明太子の色彩がカラフルでSNS映えする「特大 明太子のレアフライ」(880円)や、口どけの良さを追求した酒肴「いちじくバター(バゲット付き)」(528円)、年配者が安心してオーダーできる「本鮪 とろたく」(968円)など、幅広いジャンルのメニューを用意。毎日注文数と売上をスタッフと共有して、定期的にメニューの見直しをしている。

【株式会社LINK STYLE代表・馬淵和也氏インタビュー】
月商1,500万円「酒場 つむぎ堂」を生んだ馬淵和也氏の“成功者に学ぶ力”

オリジナルのビアカクテルやフルーツサワーをラインナップ

生ビールをぶどうジュースで割った「ぶどうビール」(写真右528円)と、フレッシュなみかん果汁を贅沢に絞った「つぶつぶみかんサワー」(同左528円)は女性を中心に人気のドリンク

ドリンクも、アルコールからソフトドリンクまで幅広いニーズに応える60種をラインナップ。特に地方から取り寄せた果汁や、店で漬け込んだ手作りの果実酒を使ったサワーに力を入れている。「生ビールはあまり注文が入らないので、ぶどうジュースやレモンティーなどで割るオリジナルのビアカクテルを打ち出したところ、女性のお客様から好評をいただいています」と村野氏は語る。

現在、フードとドリンクの売上比率は7:3で、1人あたりのドリンク注文は2~3杯。初月の売上は850万円と好調な船出を切ったが、村野氏が気にしているのは数字ではなく顧客満足度だという。「初月は学校の始業式のタイミングも重なり、大学生アルバイトスタッフの接客教育が不十分でした。飲食業は短距離走ではないので、これからも接客に注力して総合的に良い店にしていきたいと思います」(村野氏)。

今後は「ひまり堂」を軌道に乗せて他エリアに展開するべく、一部のメニューのプライベートブランド化や、魚などのメニューの簡略化も検討している。「お客様は“他にはないものが食べたい”という理由で来店されるので、店ならではの譲れないこだわりと、店舗展開をどのように両立させて良い店を作っていくのかが今後の課題」(村野氏)と考えている。

株式会社LINK STYLE 飲食事業部 営業本部長 村野寛騎氏
大学時代のアルバイトから飲食業へ。銀座の割烹店で修業を積み、23歳で入社した飲食チェーンで料理長やマネージャーを経験。27歳でLINK STYLEに入社し、「酒場つむぎ堂」「めしやヒロキ倶楽部」「酒場ひまり堂」のメニュー開発やオペレーションの構築を手掛ける。

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