さまざまなニーズに応える「おでん」は近年のトレンドメニュー
あつあつの「おでん」は冬に食べたくなるメニューの一つですが、以前より夏場のニーズも上がってきています。また、食事ニーズだけでなく居酒屋ではお酒のお供としても人気で、テイクアウトメニューにも適しているため、さまざまな需要に応えられ、一つのトレンドメニューと言っても過言ではありません。特に最近はだしや具材、盛り付けを含めた提供方法にこだわったオリジナリティーの高いおでんが人気を集めています。そこで、人気店の個性的なおでんを5つご紹介します。
目次
(1)
貝だしおでん7種盛り
地鶏と軍鶏と貝だしおでんのお店 花ちょうちん(大阪・天満)
(2)
あん肝ソテー大根 バルサミコソース
創作おでんバル 碧洋HEKIYO(滋賀・大津)
(3)
ガーリックトーストのおでん
ちょいおでん 新宿本店(東京・新宿)
(4)
鶏だし濁りおでん
酉どうあん 春吉店 (福岡・春吉)
(5)
あごだし「博多おでん」
博多おでんと自然薯 よかよか堂(東京・新宿)
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(1)貝だしおでん7種盛り(1,380円)
地鶏と軍鶏と貝だしおでんのお店 花ちょうちん(大阪・天満)
大阪・天満にある「地鶏と軍鶏と貝だしおでんのお店 花ちょうちん」で提供しているのが、滋味深く盛り付けも美しい「貝出汁おでん7種盛り」(1,380円)。しじみ、昆布をメインに塩にもこだわって作っただしがベースで、提供直前にしじみの一番だしを追加してうま味をアップさせています。
具材は、おぼろ昆布と木の芽をのせた「しみしみ大根」や味が濃厚な「蘭王たまご」のほか、立てた「こんにゃく」の間に肉みそを挟んだり、「焼き豆腐」にあおさを添えるなど、味のアクセントや見た目の美しさも特徴です。
店名に冠していることもあり、おでんは来店の目的になるメニューで、男女問わず人気が高く、しじみのだしにやみつきになっておかわりする人も多いとのこと。だしと食材へのこだわりが際立つ一品です。
大阪府大阪市北区天神橋4-4-10
https://r.gnavi.co.jp/22u6eznt0000/
(2)あん肝ソテー大根 バルサミコソース(517円)
創作おでんバル 碧洋HEKIYO(滋賀・大津)
”食べたことのない新しいおでんワールド”をうたっているのが、滋賀・大津のJR石山駅前にある「創作おでんバル 碧洋HEKIYO」。ここで人気おでんの一つが「あん肝ソテー大根 バルサミコソース」(517円)。創作おでんとしてさまざまな店で提供されている「フォアグラ大根」から着想し、フォアグラより安価なあん肝を使っているのが特徴です。
あん肝はバターでソテーし、煮汁やバルサミコ酢、しょうゆなどで作ったソースで仕上げた一品。濃厚なあん肝とバルサミコ酢の酸味がマッチし、ワインによく合う味わい。見た目は洋風ですが、だしは和風で昆布やカツオ、うるめ、さばをブレンドしてとったもので、和洋の要素をバランスよく組み合わせているのもポイントです。
これ以外にも、「まるごとトマト炙りチーズ乗せ」(418円)や「モッツァレラ巾着」(308円)、「玉こん炙りチーズ」(418円)など、ほかにはないおでんが人気を集めています。
滋賀県大津市粟津町2-55 森の雫1F
https://r.gnavi.co.jp/ez59gsfk0000/
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近年トレンドとなっている「おでん」はだしや具材などでさまざまなアレンジが可能。洋風やエスニック風からデザート系まで、アレンジのヒントをご紹介します。
(3)ガーリックトーストのおでん
ちょいおでん 新宿本店(東京・新宿)
東京・新宿にある「ちょいおでん 新宿本店」で話題になっているのが、「ガーリックトースト」(210円)。だしは、高級魚として知られる鱧(ハモ)からとり、しょっつる(魚を塩漬けにし溶けるまで寝かせてうま味成分を取り出した秋田県の魚醤)、いしる(内臓や頭、骨を塩漬けにして発酵させた石川県の魚醤)と室戸産の塩のみで味をつけることで、あっさりしているのにコクがあり、澄んだ味わいに仕上げています。
このだしがガーリックトーストにたっぷり染みこんでいて、口の中に広がるニンニクの香りとオニオングラタンスープのクルトンのようななめらかな舌ざわりがやみつきになります。
他にも、香りと歯ざわりが楽しい「カイワレピーマン」(190円)や、だしが油のコクとジャガイモの甘みをさらに引きたてる「コロッケ」(210円)などの変わり種が人気です。加えて、「辛子」や「粒黒こしょう」「柚子こしょう」「ゴマ」「ブルーチーズ」「ジェノベーゼ」など13種類の調味料(一部有料)で味変が可能なのも特徴です。2025年2月には神奈川に「ちょいおでん 相模原店」(神奈川県相模原市中央区陽光台2丁目3−2 ソレアード陽光台 1F)をオープンするなど、全国に100店舗展開を視野に入れ、フランチャイズに注力している業態です。
東京都新宿区西新宿7-3-1 三光パークビル1F
https://r.gnavi.co.jp/k4815ra10000/
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(4)鶏だし濁りおでん
酉どうあん 春吉店 (福岡・春吉)
福岡・春吉の「酉どうあん 春吉店」(2019年6月オープン)の看板は、耳慣れない「鶏だし濁りおでん」。久留米市の「酉どうあん」1号店を出店する際に、水炊き用の鶏ガラスープでおでんを試作したところ、予想以上のおいしさだったことから、メインの料理に据えたそうです。
スープは一見すると味が濃そうに見えますが、あっさりして上品。かつ、さまざまな具材のうま味を吸って、味に奥行きがあるのが特徴。「大根」(写真右 264円)や「極太ごぼう天」(同左286円)の人気が高く、オリジナルの「山椒もろみ味噌」(同右手前)で味変できるのもポイントです。
福岡県福岡市中央区春吉3-22-25
https://r.gnavi.co.jp/sbxzu4pw0000/
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鶏ガラベースの“濁りおでん”を開発!定番料理×オリジナリティーを追求
(5)あごだし「博多おでん」
博多おでんと自然薯 よかよか堂(東京・新宿)
東京・新宿御苑駅近くにある「博多おでんと自然薯 よかよか堂」(2021年9月オープン)では、福岡名物のあごだしを使ったおでんをオリジナルの「博多おでん」として打ち出しています。一品ずつ味付けや薬味を変えて、有田焼の器で一皿ずつ提供しているのが特徴です。
じっくり味をしみ込ませてとろろこんぶを添えた「大根とろろこんぶ」(写真左418円)のような定番をはじめ、ホルモンとごぼうのだしがきいた「博多和牛もつ鍋」(同手前748円)や、生のりをといたあごだしに、揚げたイカ真丈を乗せた「イカ真丈と生海苔」(同右528円)、夏季限定の冷たいおでん「ピュアホワイトと枝豆とモッツァレラチーズ」(638円)など、変わり種も数多くそろえています。
「よかよか堂」では、スペインやイタリア、フランスを中心に毎月50種類のオレンジワインを仕入れており、“おでんとオレンジワイン”という新しい組み合わせを提案したり、おでんのだし汁を徳島県の地酒・阿波太閤で割った「おでん出汁割」(780円)も提供するなど、さまざまなおでんの楽しみ方を提案しています。
東京都新宿区新宿1-18-16 花園1F
https://r.gnavi.co.jp/kek4e32z0000/
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【まとめ】人気を集める「個性派おでん」のキーワードは4つ!
店によってこだわりのポイントはさまざまですが、オリジナリティーのあるおでんメニューのキーワードは、
①店のコンセプトを体現するだし(出汁)
②意外性のある食材の組み合わせ
③味変を楽しめる調味料やトッピング
④盛り付けや器を含めたビジュアルの美しさ
といえそうです。おでんは大衆的な料理の一つですが、高級食材を使ったり、調理の工夫によって付加価値を感じられるメニューにすることで単価アップも狙えるかもしれません。
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