京町家の風情と創作料理で観光客と地元客を獲得

BANSAN 京色‐京の風情が漂う居酒屋。カウンターには色とりどりの野菜を並べ、目でも楽しめるよう工夫するとともに、会話のきっかけとしても活用。スタッフとの会話を楽しむ常連も多いという。

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BANSAN 京色

京都 河原町 居酒屋

食材が並ぶカウンター席。調理が目の前で見られるライブ感も人気

石畳の細い路地の奥にある、京の風情が漂う居酒屋。池のある坪庭、2階の座敷席など、京町家ならではの空間が売りのひとつだ。カウンターには色とりどりの野菜を並べ、目でも楽しめるよう工夫するとともに、会話のきっかけとしても活用する。「カウンターでスタッフとの会話を楽しむ常連さんが多く、お一人様やカップル、家族など、幅広く利用していただいています」と、料理長の西岡一男氏。週1~2回来店する人も少なくないという。

料理の売りは、丹波産の京野菜と亀岡産の七谷地鶏。京野菜は丹波の朝市で朝採れ野菜を仕入れ、鶏は朝引きを店内でさばき、その日のうちにお造りや炭火焼きなどで提供する。野菜はさらに全国に目配りして、富山や北海道などからも旬の食材を仕入れ、「本日のおすすめ」としてアピール。また、出汁の旨味と素材の味が活きる、京都らしい料理をメインにしながら、トマトをまるごと炊き込んだ「トマト土鍋ご飯」や「生麩のミートグラタン」などの創作料理も豊富で、2012年3月の開店以来、観光客と地元客の双方を集客する。

ぐるなびでも、京らしさを意識しながら、多種類の宴会コースやヘルシーな女子会コースを打ち出し、観光客とともに地元企業の宴会を獲得している。

ここがポイント!

朝引きの七谷地鶏を養鶏場から直送
120日以上、放し飼いされた京都・亀岡産の七谷地鶏を養鶏場から直送。その濃い味わいと噛み応えが好評で、ガラでとった自家製スープの鍋もリピートを促進。
豊かな彩りの丹波の新鮮野菜
丹波の朝市に出向き、旬の野菜を仕入れてカウンターでお披露目。「目で楽しめ、会話も弾み、新鮮でおいしい」と一石三鳥で、常連客を獲得している。
エリアの特徴
京都有数の繁華街である河原町エリアは、様々な商業施設や飲食店が建ち並ぶにぎやかな一帯。オフィス街にも近く、観光客やビジネス層が多く行き交う。
BANSAN 京色
京都府京都市中京区柳馬場四条上ル 瀬戸屋町473-1
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