知客茶家
神奈川 箱根湯本 日本料理
昭和13年に温泉宿として開業。後に豆腐と山芋料理を中心にした料理店へ姿を変え、40余年。昭和初期の佇まいを残した外観や店内は趣があり、訪れる人たちの旅情をかきたてている。
こだわりは、創業当初より提供する豆腐料理。商標登録もしている名物「早雲豆腐」は、単品はもちろん、お膳や点心、コースにも組み込み、ランチを中心に集客の大きなきっかけになっている。女将の木邉緑氏は、「箱根においしいお豆腐があることを広めたいと、考案した料理です。今では店の顔として、たくさんのお客様に愛されています」と語る。日本有数の温泉街という土地柄、集客の約9割は観光客で、20~50代の女性グループを中心に、最近では外国人の利用も多いという。