焼肉の牛太 本陣 ヨドバシ梅田店
大阪 北区・梅田 焼肉
店の特徴を打ち出し、宴会後の再来店に手応え
2001年、JR大阪駅至近の大型家電量販店8階の飲食店フロアにオープン。集客力が高い商業施設内にあることから、フリー客が大半を占めて、繁盛を続けてきた。しかし、経営の一層の安定とオペレーションの効率化、顧客の拡大を実現するため、2014年2月から、新たな販促に着手。その中心を担う経営元・株式会社ダンシンダイナー営業部販促課マネージャーの中嶋悠仁氏は、「特に5人以上の大口の宴会予約を狙いました」と話し、その意図を「予約を入れることで効率化を図りつつ、大口の宴会によって多くの方に味を気に入ってもらえれば、必ず再来店につながると考えました」と語る。
まず、ぐるなびの店舗ページを一新。全国各地のブランド牛を産地にこだわらずに1頭買いすることで、高級牛肉をリーズナブルに提供できるという店の売りを明確に打ち出した。さらに、コースプランをわかりやすくアピールするため、飲み放題付きの宴会コースを予約クーポン利用で、4,000円、5,000円、6,000円、7,000円に設定して告知。ぐるなびの特集では「大阪駅前エリア」「夜景がきれいなお店」などを利用し、そのほかにも店舗ページを詳細に作り込み、まめにページを更新することでアクセス数を上げた。結果、狙いどおり、大口の宴会予約の獲得にも成功。しかも宴会利用客の約半数が、ランチの常連になったり、プライベートでディナーに訪れたりと、着実にリピートにつながっている。「月間の来客数は平均で約4,000人。ぐるなびの費用対効果は10倍以上で、満足できる結果が出ています」と、中嶋氏も新規顧客の増加に手応えを得ている。
一方、顧客の囲い込みに力を発揮しているのが、Webにもメニューにも載っていない「店長コース」の存在だ。2、3回目の来店客に店長の今井寿幸氏が挨拶に行き、名刺交換をして口頭でコース内容を紹介する。「よりリーズナブルで量も満足してもらえるように、コストパフォーマンスを重視したオリジナルコースです」と今井氏。プレミア感のあるサービスがリピーターの満足度を高め、一度案内を受けた人が次回もオーダーする流れが生まれ、「店長コース」だけで月間150万円を売り上げている。
「今後は“シェフの日”も開催したい」と語る中嶋氏。現在、突き出しのナムルなどの韓国惣菜を、レシピ付きでスタッフが提供する企画を検討中。シェフの顔が見える店づくりで、一層のファン獲得を目指す。
そのほか、一品料理でも“高級牛肉をリーズナブルに”という店の持ち味を強調。なかでも「牛トロ炙り寿司」(3貫、1,361円)はリピーター続出の人気メニューで、これを目当てに来店する客も少なくない。使用している高級和牛は日によって産地が異なるため、その都度、スタッフが産地とブランド名を案内する気配りも忘れない。
また、外国人観光客の利用も伸びている。現状、全客数に対する比率は約10%で、今後のさらなる増加を見込み、外国語のメニュー表と併せて、ぐるなびの外国語版ページも作成中。外国人が好む「ステーキ」のメニューを充実させ、積極的にアピールに努めるなど、競合する焼肉店と差別化して、さらなる集客アップを狙う。
ここがポイント!
産地にこだわらずに高級和牛を仕入れ、リーズナブルに提供するスタイル。それをぐるなびや、店内ポスター(写真)でアピールして集客につなげている。
商業ビルの8階にあるため、大阪駅前の美しい夜景が個室から楽しめる。ぐるなびの特集などを利用し、記念日利用のカップルなどを獲得している。
これを目当てに来店する客がいるほど、人気がある看板メニューが「牛トロ炙り寿司」。そのほか、ドライエイジング製法による熟成肉や「国産ユッケ」も人気
「レディースランチ」(1,404円)、「メンズランチ」(1,620円)を平日限定で提供し、ランチのリピートを促進。人気の「ミックスランチ」(1,296円)とともに集客に貢献。
大阪府大阪市北区大深町1-1 ヨドバシ梅田ビル8F
http://r.gnavi.co.jp/k491200/