“花の館”を店全体で表現し、記念日利用の人気が定着

レストラン 花の館 パラディ北野‐外国人貿易商の居宅を改装したレストラン。エントランスに広がる美しい庭と絵画などを配し、優雅な雰囲気が好まれ、30~60代の女性を中心に人気が定着している。

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レストラン 花の館 パラディ北野

兵庫 神戸・北野 フランス料理

窓から庭の緑と花が楽しめる1階のテーブル席。2階にはテラス付きの個室を備える

1991年8月、神戸・北野にオープンした、外国人貿易商の居宅を改装したレストラン。女性オーナーがもともと花が好きで、自らもフランスでフラワーアレンジを習得し、店にそのセンスを反映している。エントランスに広がる美しい庭、絵画やアンティークのインテリアを配した優雅な雰囲気が好まれ、30~60代の女性を中心に人気が定着している。ぐるなびの店舗ページや「プレミアムレストラン」でも情緒ある雰囲気をアピールし、記念日での利用はほぼ毎日、結納・顔合わせを月平均7~8組獲得する。

ディナーは4,100円から提供し、厳選した食材を使う「カトレアコース」(8,640円)が一番人気。「和の技法を洋風にアレンジして提供し、日本人に馴染みやすいフレンチを意識しています」と語るのは、総料理長の平野勝己氏。記念日では、ふんだんに花をあしらった「フラワーケーキ」をデザートで提供。「花の館」の名にふさわしい演出も好評だ。店内のフラワーアレンジメントや、庭の手入れもオーナーをはじめ平野氏が行っており、「花は大切な商品であり、演出の重要なアイテムです」と語る。庭で育てた花やハーブは店内に飾ったり、料理にも役立て、女性客に好評だ。今後は平日の集客にも注力し、ビジネスでの会食の獲得を狙う。

ここがポイント!

“花の館”を至るところで表現
館内に飾る花は平野シェフの作品。季節の花やハーブは、料理やデザートにも添え、「花の館」のコンセプトを表現。提供時には来店客から歓声があがることも。
店を思い出してもらうためにDMを送付
「お客様カルテ」をトイレに設置し、顧客情報を取得。3~4カ月に1度、約1,000件のDMを送付。店を思い出してもらうとともに、お得なコースを案内して再来店を促す。
エリアの特徴
神戸・北野坂周辺は、明治から大正頃に欧米人が居留した屋敷(異人館)が多数残る神戸有数の観光名所。洋風な服飾店や雑貨店も並び、賑わいを見せる。
レストラン 花の館 パラディ北野
兵庫県神戸市中央区北野町2-16-8
http://r.gnavi.co.jp/k397300/