元祖鉄板鍋 きのした 西梅田
大阪 西梅田 鉄板鍋
幹事と打ち合わせを行ない、宴会を全面的にサポート
「元祖鉄板鍋」を看板メニューに大阪と東京で展開する「きのした」。西梅田店はオープン7年目となる。20~30代の女性を中心に、会社帰りのグループでの利用が多い。「お客様密着主義をコンセプトに、リピートしてもらえる店にしたいと考えています」と語るのは、株式会社キノシタ営業部マネージャーの中村明浩氏。「外食をおいしいものを食べるということだけでなく、レジャーとして捉え、より楽しんでいただきたいと思っています。みんなで楽しめる仕掛けを作り、何度でも足を運んでいただける店作りをしています」と続ける。
それを実践しているのが、幹事をサポートするサービスだ。誕生日や歓迎会などでは、事前に幹事と打ち合わせをし、参加者の心に残る「サプライズプラン」を提案。サプライズデザートの用意や、プレゼントを渡すときの盛り上げなど、スタッフが自ら考えて全員で行なう。また、幹事が初めての客には、要望に合ったコースも提案する。このきめ細やかな対応と、店の楽しさを体験すれば、また利用したくなるという仕掛けだ。
具体的なサービスの内容は、店長の裁量に任せているが、「自分で考えたサービスは、お客様に勧めやすくなり、仕事に積極的に取り組める」と中村氏は言う。あえて接客マニュアルは作らず、スタッフたちは先輩の動きや接客を見て、自ら学び、実践することで店を支えている。
目の前での調理をパフォーマンスとし、期待感を高める
看板メニューの「元祖鉄板鍋」は、キャベツ、タマネギなどの野菜数種と、黒毛和牛、豚バラ、ホルモン、アカセンマイの4種の肉を鍋にタワーのように積み重ね、醤油ベースの秘伝のダシで炊き上げる。野菜や肉は好みによって内容を変更することができ、また、追加メニュー(トッピング)も20種類以上と豊富で、客を飽きさせることはない。店内には、追加メニューの人気ランキングとスタッフのおすすめコメントを表示し、より興味を持ってもらえるよう工夫している。
「鍋はすべてスタッフがテーブルで調理します。そのため、お客様とのトークもひとつのパフォーマンスとして考え、会話を楽しんでいただきながら、鍋ができあがる期待感を高めるように作っていきます」と客とのコミュニケーションに自信を見せる。この看板メニューと接客力で、リピート率は50%を超え、激戦区でありながら繁盛し続けている。「常に客を満足させる」という目標を持ちながら営業する姿勢が、次の来店へとつないでいる。
ぐるなびの店舗ページは、この秋から新店長が更新を担当。更新回数を増やし、より魅力的なクーポンを打ち出すと、PVが一気に上昇した。店舗ページで人気なのは、飲み放題付きの3,900円のコース。新規客には利用しやすい金額設定で、宴会での予約も多いという。
店舗数は増えても、個店としての姿勢を忘れず、地域に愛される店になることにこだわる同店。そこには常に"お客様第一"の目線がある。客との距離を縮めながら楽しい食を提供する。この基本を忠実に行なうことが、人気店の原点と考えている。
ここがポイント!
大阪府大阪市北区堂島2-2-33-B1
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