トマトすき焼きと鮨の2本柱で集客に成功

日本料理 大坂ばさら-トマトの酸味と和牛の旨みが調和した「トマトすき焼き」と鮨を看板メニューに掲げる日本料理店。30代後半~70代を集客し、接待が全体の7割を占める。

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日本料理 大坂ばさら

大阪 北区・梅田 日本料理

職人が調理する様子を目の前で見られるカウンター席。外国人からの人気が高い

2013年、大阪・梅田の複合商業ビル「グランフロント大阪」の開業と同時に、南館8階の飲食店フロアにオープン。東京の日本料理店「三田ばさら」の姉妹店として、同店の名物「トマトすき焼き」を看板料理に掲げている。「トマトの酸味と和牛の旨みが調和した、上品な味が特徴です」と店長の田仲利文氏。客の年齢層は30代後半~70代で、接待が全体の7割を占める。

鍋料理は夏場に注文数が落ちるため、2014年夏から鮨の提供も開始。「甘みのある純酒粕酢を使った、上品な鮨が好評で、トマトすき焼きとの2大看板となりました」と田仲氏。

ドリンクでは日本酒の「獺祭」を豊富に取りそろえ、希少な「純米大吟醸磨き・その先へ」などを含む「獺祭 特上3種飲みくらべ」(各60ml 5,950円)がアッパー層に人気で、客単価アップにつながっている。季節ごとにフェアも開催しており、今年の秋はマツタケを使ったメニューを打ち出し、常連を飽きさせないように工夫している。

ぐるなびはオープン時に加盟。予約の7割はぐるなび経由で獲得しており、Web予約の利用も増えているという。

現在、外国人客への対応にも力を入れており、外国語のメニュー表などを用意し、スムーズな接客を目指している。

ここがポイント!

名物の「トマトすき焼き」
オリーブオイルとニンニクで炒めたトマトが入った名物の「トマトすき焼き」(5,400円~)。トマトの酸味が加わった割下と相性のよい、シメのパスタも人気。
増加する外国人客の対策にも注力
中国や台湾からの外国人観光客が増えたことから、対策を開始。Wi-Fiが使えることや中国語と英語のメニューブックがあることを店頭で告知し、集客につなげている。
日本料理 大坂ばさら(閉店)
大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館8F
同店のある「グランフロント大阪」は、大阪・梅田駅の北側にある複合商業ビル。ビジネス層やファミリーのほか、外国人観光客の姿も多い。