歴史的町家を活かして、婚礼や接待の利用を伸ばす

金澤町家料亭 壽屋-築160年の町家。大正10年から精進料理店を始め、先代からは料亭として加賀料理も提供。また、結婚式「茶婚式」も打ち出し、婚礼を通じて地元とのつながりを深めている

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金澤町家料亭 壽屋

石川 金沢・尾張町 料亭

豪商の名残を留める間口の広い町家。江戸期から現在までの建築技術が融合している

築160年の町家。大正10年から精進料理店を始め、先代からは料亭として加賀料理も提供している。さらに近年は、歴史ある町家を活用したイベントも積極的に仕かけ、「イベントを通じて料亭というものをもっと身近に感じてもらい、客層を広げたい」と、第四代店主の山縣秀行氏。また、減少傾向にある法事での利用に代わる集客の1つとして、結婚式「茶婚式」も打ち出した。「茶婚式は、『三三九度』の代わりに抹茶を回し飲みする金沢独自の挙式として定着しています。当店は単に食事をする場ではなく、金沢文化を発信する拠点としての役割を担っていかねばなりません」と、山縣氏は展望を語る。

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