ボーダレス化が進んでいくなかで飲食業の本質がより問われる
天ぷらの新店に注目。コンビニも要チェック
――2016年のトレンドを占ううえで他に気になる店はありますか?
ジャンルを1つ挙げるなら、新しい天ぷら業態が元気ですね。従来のようにフライヤーを使った流れ作業と違い、職人がカウンターで揚げて提供してくれるスタイル。株式会社トリドールが出店した「揚げたて天ぷら定食 まきの」も人気で、いつ行っても行列ができています。また株式会社かばはうすも、月に立ち飲みの天ぷらの新店「山陰もったいないプロジェクト立天◯(たちてんまる)」を東京・新橋にオープンさせています。こちらは市場で値段が付かないような規格外の魚を直送し、低価格で提供する店。前述したように、どちらもリーズナブルな価格帯で手仕込みのものを提供するという点は共通しています。
もう1つ、イタリア・ローマで親しまれている「ピンサ」も話題になりそう。大豆粉、米粉、小麦粉をブレンドした生地にイタリアから直輸入した具材をトッピングしたもので、ピザより低カロリーで軽い口当たりが楽しめます。月には東京の表参道に日本初の専門店「PINSA DE ROMA」がオープンして、一気に注目度が高まりました。
PICK UP TOPIC ピンサ
ネクストブレイクの予感!新感覚のピザが日本上陸
2016年のブレイク候補の1つが「ピンサ」。これは、イタリアの古代ローマ時代から伝わるピザの原型ともいえる料理で、たんぱく質含有量の高い小麦粉を使って焼き上げる、ヘルシーで“フワサク”な食感が特徴。年秋、東京・表参道に専門店「PINSA DE ROMA」も日本上陸を果たしており、新たなブームを起こすかもしれない。
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