一次産業の今後を見据え、地元に貢献する居酒屋に

伊達な仙台炉端 強次朗-仙台の伝統野菜や魚介など、生産者から直接仕入れできるルートを開拓し、現在、使用食材の半数以上が宮城県産。40~60代のビジネス層を中心に観光客や出張客などを集客する。

URLコピー

伊達な仙台炉端 強次朗

宮城 仙台駅西口 居酒屋

店内奥に広がるテーブル席は、最大35名収容可能。ほか、掘りごたつ席の個室もある

宮城の食材に価値をプラスし、生産者支援と売上アップを実現

仙台駅西口から徒歩1分の駅近エリアで、2014年のオープン以来、客足の絶えない人気店「伊達な仙台炉端 強次朗」。代表の佐々木強太氏は、同店を立ち上げる前の約10年間、同じ場所で大手居酒屋チェーンのFC店を営んでいた。転機が訪れたのは、2011年の東日本大震災。自店は1カ月半ほどの休業を余儀なくされ、ようやく再開した時にも客足はまばら。また取引先の業者や生産者からは、商品が作れない、作っても売れないといった声も聞かれた。そうした状況のなか、「仙台で生まれ、仙台で商売をしてきたが、自分は飲食店経営を通して地元に貢献できているだろうか?」と考えた佐々木氏。宮城の食材に徹底的にこだわり、地元のよさを県内外に発信するプラットフォームになりたいと、2012年、同じ西口エリアに「伊達酒場 強太朗」をオープン。その2年後に、2号店となる同店を立ち上げた。

この続きはPRO会員限定記事です。
PRO会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。