日本酒と煮込み料理で、北九州の人気店に成長!

温酒場 酔小-50銘柄をそろえる日本酒は、メニューブックで「冷」「燗」「レア酒」「地域の地酒」などと分類し、注文を促進。料理では「牛すじ肉豆腐」を名物として打ち出して、様々な層を集客する。

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温酒場 酔小

福岡 小倉 居酒屋

吊り下がる日本酒の空瓶がインパクト満点。ひと目で専門店とわかるようアピールしている

戦略的販促で周知と集客に成功。宴会予約につながる飲み比べも

モノレールの平和通駅からほど近いビルの2階に、2015年8月オープン。日本酒と、名物の煮込み料理「牛すじ肉豆腐」が看板で、35~45歳の男性をメインターゲットに集客。ランチタイムや15~18時の時間帯には、それぞれ異なる看板メニューを開発し、様々な年齢層を集客している。

一升瓶が天井から吊り下がる店内は、店の強みである日本酒をアピールするとともに、写真映えも意識したもの。代表の矢野裕之氏は「日本酒と煮込み料理の業態は、酒販店の営業時代からあたためていたアイデアです。食のトレンドを取り入れつつ、普遍的に愛される煮込み料理を提供することで、永続的な繁盛店になれると考えました」と語る。日本酒は、ワイン専門の店を含め3つの酒販店に15年勤務した経験を活かし、種類の多さと、知る人ぞ知る銘柄なども含めた充実度で勝負する。そのラインナップは常時50銘柄。メニューブックの中で「冷」「燗」「レア酒」「地域の地酒」などと、わかりやすくカテゴライズしたり、店内の壁を大胆に使ってタイプの違いをマトリックスで明示したりと、初心者でも選びやすい工夫を盛り込み、オーダーを促している。また、6種を飲み比べできる「名物!六段飲み!」(2,138円)、枡を組み上げたタワーに、13種の日本酒が入ったグラスを入れた「日本酒タワー」(4,298円)なども提供。「飲み比べメニューは宴会の場が盛り上がり、幹事さんの株もあがるので、企業の宴会の獲得にもつながっています」と好評だ。

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