炉端焼き&TEPPAN 燈屋
茨城 土浦駅西口 居酒屋
自家製の粕漬けが好評。お一人様メニューも用意
茨城県内でイタリアンをはじめ、複数の飲食店とケータリング事業を運営するGHK株式会社が2015年、炉端焼をメインに土浦市にオープン。ビジネス層を中心に、20~70代の幅広い世代を獲得している。
炉端焼は、肉、魚、野菜と種類豊富に用意。「リピーターを獲得するためにはさらに売りのメニューが必要と考え、自家製の粕漬けを開発しました。これが非常に好評で、今やファンが多いですね」。そう語るのは、統括マネージャーの川島幸恵氏。自慢の粕漬けは、「銀だら」(1,069円)、「もち豚」(961円)など常時6種を提供しており、季節ごとの期間限定品などもあり、常連を飽きさせない。そのほか、鉄板焼メニューも人気で、「牛ヒレとフォアグラのロッシーニ」(1,933円)など、和食店には珍しい洋食メニューも取り入れる。さらに、旬の魚の刺盛なども好評で、これらは「人気メニューBEST5」として店内に貼り出してアピールし、オーダーにつなげている。
他店との差別化を狙ったメニューで認知度が上がり、リピーターも増えたが、その一方で料理一皿のボリュームがあり、客単価も地域のなかでは高めなため、来店頻度としてはそう高くなかった。そこで、「もっと気軽に利用してもらいたいと、1年ほど前から『キャベツアンチョビ』『クリームチーズの味噌漬け』など、税別390円メニューの提供を開始しました。また、ドリンクもオリジナルのレモンサワーやハイボールの種類を増やし、喜ばれています」と川島氏。
現在、男女比は6:4とやや男性が多いが、より女性を取り込むため、エリアからビジネス層が減る土曜日を「レディースday」に設定。女性限定で飲み放題を税別980円で提供している。「徐々に女性のお客様が増えてきました。ほかにも『活あさりのつかみどり』や福引きなど、週替わりのイベントも用意しています」と川島氏。
また、記念日での利用には、「アニバーサリープレート」を用意。デザートプレートに名前やメッセージを入れるなどのサービスで、誕生日での利用が多いという。
昨年、駅前に市役所が移転してきた影響もあり、ビジネス層の往来がさらに増え、宴会でコースの利用も好調だ。コースはお手軽な2,160円から数種用意し、各コースに2時間飲み放題(2,160円)を付けることが可能。なかでも「燈屋スタンダードコース」(3,240円)や、飲み放題込みの「幹事さん安心宴会コース」(5,000円)の人気が高く、最大50名が収容できる掘りごたつ席での団体予約を多数獲得している。
さらに、しっかりした夕食が食べたいというニーズもあったため、「夜の定食」を用意。粕漬けや西京焼にご飯、味噌汁、小鉢などが付くお得なセットメニューで、カウンターでの一人客の利用も増えている。
接客では、各スタッフがその日のおすすめメニューを1つ担当。来店客とコミュニケーションをとるなかで、注文を促進する。
ぐるなびでは、コースや売りの粕漬けなどを打ち出し、「ビジネス層の宴会を中心に獲得できています。コースのWeb予約も多いですね」と手応えを語る川島氏。今後は、売りの粕漬けの通販展開も視野に入れながら、さらなる集客アップを目指す。
ここがポイント!
茨城県土浦市川口1-1-6