和洋折衷のコースを売りに記念日利用の女性客を獲得

電氣食堂-築80年以上の京町家を改装した建物を使い、イタリアン、フレンチと和食を織り交ぜたコース料理を提供。30~50代女性を中心に、記念日などの需要をつかんでいる。

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電氣食堂

京都 烏丸 イタリア料理

調理の様子を間近に見られるライブ感が人気のカウンター席。2階にはテーブル席も

京都市内の中心地・四条烏丸近くの袋小路に、2015年7月オープン。築80年以上の京町家を改装した趣ある建物の1階にオープンキッチンのカウンター席、2階にテーブル席を設置。昼夜ともコース料理1種のみを打ち出し、30~50代女性を中心に、記念日などの需要をつかんでいる。

イタリアン、フレンチと和食を織り交ぜたコースは、ディナーが10品4,212円、ランチが9品3,024円。「鱧の梅肉餡がけ」「小鮎のコンフィ オイスターリゾット」など、旬の食材を用いた創作料理を、毎月内容を変更して提供している。ただ1品目の前菜は、野菜や魚を瞬間的に冷燻した「煙」をあえて定番化。ガラス製の器に京野菜やサーモンなどの季節の食材を入れ、冷燻して煙を閉じ込めたもので、客席で蓋を開けたときに煙が立ち昇る仕かけが好評。「写真や動画を撮ってSNSにアップする方も多く、店の周知や印象付けにつながっています」と、スタッフの小倉芳彦氏は語る。

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