そばと「京鴨すき鍋」に日本酒を合わせ評判に!

そばと「京鴨すき鍋」を看板料理として打ち出す「青 -ao-」。「京鴨すき鍋」には、京都産のブランド鴨と京野菜を合わせて通年提供し、人気に。食材や日本酒の特徴を伝えつつ、居心地のよい空間を作り上げている。

URLコピー

青 -ao-

埼玉 さいたま・大宮 居酒屋

 大宮駅東口の繁華街に、2017年3月にオープンしたそば居酒屋。2014年に洋食業態でスタートしたが、「エリア特性に合っていないと感じ、東京・新橋の本店と同じ業態にリニューアルしました」とオーナーの鈴木祐史氏は振り返る。

オーナーの鈴木氏が設計・デザインした空間。おしゃれなソファベンチも好評

 看板は、各種そばと「京鴨すき鍋」(1人前2,203円)。そばとそばつゆは、40年以上、そば店を営む鈴木氏の父から伝授された逸品。このそばつゆをベースに「京鴨すき鍋」を開発。メインの具材は京都産のブランド鴨「京鴨」で、脂身に甘みがあり、上品な味わいが特徴だ。この二大看板に、厳選した各地の日本酒を合わせて提供。店長の伊藤慎二氏は、「料理をさらにおいしく感じてもらうことが大切。そのために、お客様に食材や日本酒の特徴を伝えてコミュニケーションを図り、居心地のよい空間づくりを心がけています」と語る。

 主な客層は、30~40代のビジネス層。個室を使った接待も増加中だ。SNSなどで「そばがおいしい」という口コミが広がり、地元住民の来店も増えており、カウンターでそばと日本酒を楽しむ1人客も多いという。

 ぐるなびでは、2018年10月から法人デリバリーを開始し、企業向けの弁当を販売。毎月約150食を売り上げるなど、好評を博している。

ここがポイント!

そばと「京鴨すき鍋」の二大看板で集客
北海道産のそば粉を使用したそばと、京鴨と京野菜を合わせた「京鴨すき鍋」(写真)が看板料理。どちらもコースに通年入れ、予約を獲得。集客の要となっている。
酒器を選んでもらい、こだわりを伝える
日本酒の品ぞろえに注力し、来店客に好みの酒器を選んでもらう流れに。コミュニケーションのきっかけになっており、店のこだわりを伝えて、ファンを増やす。
エリアの特徴
大宮駅は新幹線・在来線・私鉄など十数本が乗り入れる巨大ターミナル。東口には商店街や繁華街などがあり、多くの人々で賑わう。
青 -ao-
埼玉県さいたま市大宮区仲町2-39 1F
https://r.gnavi.co.jp/3s0kb85h0000/
店長 伊藤 慎二 氏
和食店や結婚式場で料理、接客、マネジメントの経験を積み、2019年1月より現職。