料理同様、ドリンクまで、「迷って選ぶ楽しみ」を提供。紅茶とハーブティーが28種!
ビストロ サン ル スー[東京・西荻窪]
フランスでの経験をもとに特徴のある店づくりで人気
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ハーブティーの中には、智恵美氏がブレンドしたオリジナルもある -
紅茶は「ダージリン」など定番から「マロンショコラ」「シトロン」など印象的な香りのものも多い
東京・西荻窪エリアで、まもなく25周年を迎えるフランス料理店。オーナーシェフの金子淑光氏は、妻の智恵美氏とともに1991年に渡仏し、帰国後に念願の独立開業を果たした。ランチ、ディナーともプリフィックスにしたのは「フランスで経験した“迷いながら選ぶ楽しさ”を再現したかったから」と金子シェフ。デザート後に、コーヒーだけでなく複数の紅茶とハーブティーをサーブするのも、「フランスで、紅茶とハーブティーをワゴンで運んで来店客に選ばせる、2つ星の高級店に出合ったことがきっかけ」と智恵美氏は話す。その楽しさに魅せられ、「日本でお店を出したら、絶対に取り入れたかった」と振り返る。金子シェフも「遊び心で気軽に始めたのですが、喜んでくださる常連客が増え、後に引けなくなりました」と微笑む。
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モロッコ風生のミントティー 600円 中国茶の一種にミントの生葉を合わせ、好みによって甘くして飲む。フランスで購入した、モロッコ製のおしゃれなグラスで提供 -
人気のハーブティーの1つ「Tropicana」。ハイビスカス入りで香りが高く、鮮やかな色が特徴
今では紅茶とハーブティーをそれぞれ14種類常備。12月にはクリスマスにふさわしい味わいの茶葉を追加することもある。ハーブティーはフランスで購入するほか、智恵美氏が複数のハーブをブレンドし、オリジナルの味と効能を作り出しているのもこだわりポイントだ。「常連のお客様ほど、紅茶かハーブティーをオーダーされます。それを見て、コーヒーからお茶に変えるお客様も多くいらっしゃいますね」(金子シェフ)。店の顔の1つとして定着したフランス仕込みのティータイムを、今後も大切に守っていく。
東京都杉並区西荻南3-17-4 2F
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