非日常の優雅な空間で記念日や接待の予約を獲得

宇都宮の住宅街にある日本料理店「かが田」。邸宅を改築した一軒家ダイニングで、京料理をベースにした会席料理を提供する。和と洋が融合した個室を用意し、家族のお祝いやビジネス層の接待などを獲得している。

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かが田

栃木 宇都宮 日本料理

 JR宇都宮駅から北西に車で約20分離れた閑静な住宅街に、2008年オープン。邸宅を改築した一軒家ダイニングで、京都の和食店で長年修業した店主・加賀田修一氏が京料理をベースにした会席料理を提供する。料理は基本、前日までに予約が必要なコースのみで、ランチは3,300円~2種、ディナーは8, 800円~3 種。「栃木の食材や地元業者とのつながりを大切にしたい」(加賀田氏)と、栃木のブランド牛「とちぎ和牛」や、中央卸売市場から仕入れる魚などを使用し、季節の旬や利用客の要望も踏まえた内容で喜ばれている。

広々とした玄関。生前、宇都宮で料理店を営んでいた有美氏の祖母の自宅を改築

 店内はカウンター席のほか、2~14名に対応する3つの個室を用意。家族のお祝いやビジネス層の接待などで来店する常連が多い。主な客層は50~60代のアッパー層だが、「結納や出産のお祝いなどをきっかけに20~30代のお客様も増えており、三世代でご利用いただくこともあります」と加賀田氏。ランチは女性同士の集まりなどで好評だ。

 ぐるなびでは、ページトップに動画を掲載し、店内の雰囲気をアピール。また、「ぐるなびウエディング結納・顔合わせ」も活用して、ハレの日の予約を獲得している。「今後は、肉を加工した手土産商品の開発なども考えていきたい」(加賀田氏)と意欲的だ。

ここがポイント!

記念日利用にぴったりな非日常の優雅な空間
アンティークの家具や調度品をそろえ、和と洋が融合した非日常な空間。庭に面した和室(写真)、最大14名対応の洋室などの個室があり、ハレの日利用を獲得している。
地元の旬食材を使った会席料理が好評
京都で修業した店主が作る会席が好評で、ビジネス層の接待にも重宝されている。「とちぎ和牛」のしゃぶしゃぶやすき焼きは特に人気が高く、再来店につながっている。
エリアの特徴
JR宇都宮駅北西に位置する戸祭エリアは住宅街で、公共施設も多い。店舗の近くを走る国道119号、通称「日光街道」沿いには飲食店が点在する。
かが田
栃木県宇都宮市上戸祭町63-1
https://r.gnavi.co.jp/9xxhydbr0000/
オーナー 店長 加賀田 修一 氏(右)、女将 加賀田 有美 氏(左)
高校卒業後、京都で修業を積んだ加賀田氏。結婚を機に宇都宮に移り、夫婦で店を運営。