出し巻き玉子を揚げたサンドイッチが好評!
割烹Dining&Bar 神蔵【大阪・天満】
カラッ&フワッの食感が◎。テイクアウトの需要を獲得
大阪・JR天満駅にほど近い場所に2005年9月オープンした「割烹Dining&Bar 神蔵」。最大75名での宴会が可能な座敷席や個室、カウンター席などを備え、近隣で働くビジネス層や地元住民を中心に幅広いシーンで利用されてきた。
昨年秋には、消費増税と軽減税率の導入によってテイクアウトニーズが高まると予想し、店の売りが伝わる持ち帰りメニューの開発に着手した。「宴会などでご利用いただいたビジネスマンのお客様が、ご家庭へのお土産として買えるような商品を作りたい、と考えました。その結果、お子様でも食べやすく、かつ冷めてもおいしい商品として、人気メニューの『出し巻き玉子』を使ったサンドイッチを開発することにしました」と語るのは、代表の倉地達雄氏。しかし、出し巻き玉子をそのままパンで挟んだだけではインパクトに欠ける。そこで、カツサンドと同じ発想で、出し巻き玉子に衣を付けて揚げてからサンドすることに。こうして、衣のサクサク感と出し巻きのフワッとした異なる食感が楽しめる「出し巻き揚げサンド」(637円)が完成した。
同じタイミングで、店で仕入れていた和牛のロースを使い、肉々しさを感じられる「和牛カツサンド」(1069円)も開発。「お子様をターゲットにした『出し巻き揚げサンド』に対して、大人向けの商品として『和牛のカツサンド』を打ち出しました」(倉地氏)。オーダーを受けてから作るため、提供時間は約10分。持ち帰りや食べ歩きに好評で、2つのサンドイッチをセットで買ったり、「厚切りポテトフライ」(390円)などとともに購入する人もいるという。「当店にはテラス席があるので、買ってそのままテラス席で食べるお客様もいらっしゃいます。気軽に購入できる価格なので、店の味を知るきっかけになればと期待しています」と倉地氏は語る。
新型コロナの影響で、一時は店内営業を自粛して、持ち帰りメニューを増やすなどテイクアウトの販売に注力していた。その際も、「出し巻き揚げサンド」などを販売していた経緯から、「テイクアウトメニューがある店」というイメージが定着しており、常連を中心に持ち帰りのニーズを獲得。オリジナルのサンドイッチが、さまざまな面で効果を発揮している。
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