オリーブ牛の希少部位でアッパー層の獲得に成功

香川・高松にある「鉄板焼ふじいさん」は、“カジュアルに鉄板焼き”がコンセプト。香川県産のオリーブ牛の希少部位をそろえるとともに、地元の生産者から直接仕入れる旬の野菜などを来店客の目の前で焼き上げる。

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鉄板焼 ふじいさん

香川 高松・瓦町 鉄板焼き

 香川・高松の琴電琴平線瓦町駅から徒歩4分のビルに、2019年3月にオープンした「鉄板焼ふじいさん」。“カジュアルに鉄板焼き”をコンセプトに、香川県産のオリーブ牛や地元の生産者から直接仕入れる旬の野菜を、代表の藤井鉄也氏が来店客の目の前で焼き上げる。アッパー層を中心に客層は幅広く、接待や記念日利用などを獲得している。

カウンターは一人客やカップルが多く、鉄板で焼き上げる様子を目の前で楽しめる

 売りのオリーブ牛は、「お客様からのリクエストもあり、オープン当初はなかったシャトーブリアンなどの部位もそろえています」と藤井氏。結果、客単価は想定より上がり、現在は約7,000円で定着。メインの肉以外にも、「野菜焼の5種盛り」(1,980円)や「生のウニと季節野菜のオムレツ」(1,760円)は注文率が高い。観光客や接待利用のビジネス層はコース利用が多く、オムレツやオリーブ牛のステーキ、ハンバーグなどが楽しめる「ふじいさんのリッチ鉄板焼きコース」(6,600円)が好評だ。ドリンクはワインのほか、ウイスキー、ジンの品ぞろえに力を入れている。

 コロナ禍においては予約制のテイクアウト弁当を販売。これをInstagramに投稿したところ、認知度がアップし、「情報発信の大切さを実感しました」と藤井氏。今後はぐるなびも活用しながら、新設した個室をアピールしていく。

ここがポイント!

香川県産オリーブ牛の鉄板焼きが売り
香川産の黒毛和牛・オリーブ牛が人気で、ステーキやハンバーグで提供するほか、イチボやラムシン、シャトーブリアンなど希少な部位もそろえる。
豊富な品ぞろえのドリンクも好評
ドリンクは日本酒や焼酎、ワインなど豊富にそろえる。最近はウイスキーやジンにも力を入れており、来店客の好みを聞いて料理とのペアリングを提案している。
エリアの特徴
JR高松駅から琴電琴平線で2駅の瓦町駅周辺は、商業施設や飲食店が集まる四国屈指の繁華街。地元住民からビジネス層まで、昼夜通して人の往来が多い。
鉄板焼 ふじいさん
香川県高松市瓦町1-4-13
https://r.gnavi.co.jp/9mc2nc8w0000/
代表 藤井 鉄也 氏
旅行業界から飲食業界へ転身。居酒屋や高級鉄板焼き店などで経験を積んだ後、独立した。