韓国料理 Dining
千葉 五井 韓国料理
トレンド感のあるメニューやBBQプランで幅広い層を集客
千葉・JR五井駅西口から徒歩3分の大通り沿いに、2015年11月にオープンした韓国料理店。京葉工業地域を中心にプラント配管工事業などを行う、雅プラント設備株式会社の子会社が運営する。鉄を扱う親会社の強みを生かして、店内のインテリアのテーマを「木と鉄の調和」とし、重厚感のある隠れ家風の店舗を作り上げた。しかし、オープン当初は集客に苦戦したという。「外から店内が見えないため、高級イタリアンレストランや会員制の店だと勘違いされてしまいました。そこでオープンから3カ月後に、韓国料理店であることが分かりやすいよう店頭にのぼりを立て、大きなデジタルサイネージを外壁に設置。周辺にチラシも配布しました」とゼネラルマネージャーの金 銀夏氏は振り返る。それらの効果が徐々に出始めて軌道に乗り、現在では40~50代の女性を中心に、会社員やファミリーの食事利用など幅広い客層を獲得している。「コロナ禍でビジネス層の宴会は減りましたが、個室が多く安心できるということでご家族やカップルでの利用が増えました」(金氏)。
料理の一番人気は「サムギョプサル」(3~4人前4,130円)。全国各地の豚肉を試食し、最もおいしいと感じた鹿児島県産の霧島豚を仕入れて提供している。外側はカリッと、中はもちもちとした食感にこだわった「海鮮チヂミ」(1,320円)も、「今まで食べた中で一番おいしいとお客様に言われることが多いです」(金氏)というほど好評だ。また、チーズタッカルビもいち早くメニューに取り入れたところ、トレンドに敏感な若い層が数多く来店。さらに、期間限定メニューを約3カ月ごとに入れ替えて提供するほか、ブームになった「チーズホットドック」(1本440円)や和食の要素を取り入れた創作韓国料理などをラインナップし、他店と差別化を図っている。「和食やイタリアンなど、さまざまなジャンル出身のキッチンスタッフがそろい、辛さにこだわった『鬼モツ煮』(880円)など、遊び心のあるメニューも日々開発して、常連客にも飽きられないように努めています」と金氏は語る。
ドリンクは定番のビールやサワーのほか、日本酒や焼酎まで充実の品ぞろえ。中でもマッコリのカクテル「マクテル」(770円)はマスカット、モモなど10種類のフレーバーを用意し、女性に受けている。
オープンから2年後には、「遠くまで行かなくても気軽にBBQを楽しんでほしい」という思いからガーデン席を新設し、予約制のBBQコースを開始。「BBQサムギョプサルコース」(4,400円)などを用意し、事前予約すれば魚介の追加も可能にして、集客につなげている。そのほか、宴会客へのお土産プレゼント、チマチョゴリの無料試着、バースデープレート無料提供、毎週月・木曜日はスピードくじイベントを実施してお食事券を贈呈するなど、数多くのサービスでファンを増やしている。「来店客の約7割がリピーター。これからも心が温かくなるような接客とサービスを提供したい」と金氏は笑顔を見せる。
ぐるなびでは「ぐるなび台帳」を活用。店のInstagramは、ぐるなびのネット予約と予約機能を連動。SNSでの情報発信にも注力し、2号店の開店を目指している。
ここがポイント!
千葉県市原市五井中央西1-22-30
https://r.gnavi.co.jp/b9h6g1d10000/